建設業の採用代行(RPO)13社を比較|料金・任せられる範囲・選び方【2026年10月更新】

2026-10-07
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2026-10-07

建設業に対応する採用代行(RPO)13社を2026年10月7日時点の各社の公式サイトで確認して比較しました。月額を公表しているのは10社で、下限は月7万円〜30万円です。3タイプの違い・料金・面接代行の可否・職種と規模別の選び方を解説します。(2026年10月更新)

建設業の採用代行(RPO)では、何を任せられるのか?

建設業の採用代行(RPO)では、求人票の作成・スカウトの送信・応募者への返信・面接の日程調整・選考データの分析といった実務を任せられます。公表されている月額の下限は、13社で月7万円から月30万円まで幅があります。

採用代行(RPO)とは、採用活動の一部または全部を外部の専門会社が代わりに動かすサービスです。建設会社では採用担当が総務や現場の仕事を兼ねていて、応募への返信やスカウトに手が回らないケースが少なくありません。実務を外に出すと、社内の人は面接と合否の判断に集中できます。

任せられる業務は会社によって違います。次の表は、13社の公式サイトに登場した主な業務を整理したものです。

業務 内容 任せるときに決めておくこと
求人票・媒体の運用 求人票を作って直し、求人媒体や求人検索エンジンに掲載して運用する。 休日・残業の実績・任せる現場の種類など、求人票に載せる事実を社内で用意する。
スカウト 候補者を探し、文面を作って送り、返信に対応する。 送ってよい条件の範囲と、文面の最終確認を誰がするか。
応募者対応・日程調整 応募への返信と、面接の日程を決めるやり取りを行う。 返信までの目安時間と、現場の都合で日程を動かせる範囲。
書類選考・面接 書類を確認する。会社によっては一次面接まで担当する。 見送りの基準と、面接を社内に残すか外に出すか。
採用戦略・要件づくり 採用計画やペルソナ、選考の流れを設計する。 現場と人事で、探す人物像を揃えておく。
分析と改善 返信率や通過率などを見て、媒体や文面を直す。 見る指標と、報告の頻度。

採用代行と人材紹介は、お金のかかり方と動き方が違います。人材紹介は入社が決まったときに、一般に入社する人の年収の30〜35%程度が目安とされる手数料を支払います。採用代行は月額が中心で、候補者を探して声をかける活動そのものを代わりに動かします。

どちらが合うかは採用したい人数と時期で変わります。1〜2名をすぐに採用したいなら人材紹介、継続的に採用活動を動かしたいなら採用代行という分け方が基本です。

建設業で採用代行が使われるのはなぜか?

建設業で採用代行が使われるのは、経験者に対して求人が多く採用コストも上がっているためです。建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は5.71倍で、職業計の1.06倍を大きく上回ります(厚生労働省・2026年8月・常用・パートを含む)。

この5.71倍は施工管理と設計職を含む「建築・土木・測量技術者」という区分の数字です。施工管理だけの倍率は公表されていません。

採用コストの面でも負担は増えています。ネオキャリア(みんなの採用部)調べでは、2025年に施工管理職を10名以上中途採用した建設業の採用責任者・担当者102名のうち57.9%が前年より採用コストが増えたと答えました(2026年3月実施)。

人手不足が経営に響く例も出ています。帝国データバンクの調査では、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の人手不足倒産441件のうち建設業が112件(25.4%)で業種別の最多でした。

こうした状況で採用の実務を外に出し、社内の人が面接と判断に使える時間をつくる方法が採用代行です。建設業の採用そのものの進め方は、建設業の採用方法と施工管理の採用方法で整理しています。採用単価が気になる場合は、建設業の採用単価もあわせてご覧ください。

建設業に対応する採用代行には、どんなタイプがあるか?

建設業に対応する採用代行は、建設業特化・建設業向けのプランを持つ会社・業界を問わない総合型の3タイプに分かれます。今回確認した13社の内訳は、建設業特化が5社です。建設業向けプランを持つ会社が3社、総合型が5社(HeaRを含む)です。

3タイプは建設業の職種への対応の深さと、任せられる範囲の広さが違います。比べるときは「建設業のことが分かるか」と「採用の実務をどこまで任せられるか」を分けて見ると整理しやすくなります。

区分 特徴 向いている会社 確認すること
建設業特化 公式サイトが建設業の職種を例示している。月額が低めの定額制と、採用戦略から支援するものがある。 職種が建設業に限られ、建設業の言葉が通じる相手に任せたい会社。 スカウトと面接代行が範囲に入るか。実績の数字が建設業だけのものか。
建設業向けプラン 業界を問わない会社が、建設業向けのページやプランを用意している。施工管理など職種を絞ったものもある。 職種を絞って、採用代行の体制を持つ会社に任せたい会社。 建設業向けの料金が公表されているか。建設業の支援実績の数字があるか。
総合型 業界を問わず採用を支援する。建設業向けの記載は会社によって差がある。 施工管理以外の職種も同時に採用したい会社や、採用の設計から見直したい会社。 建設業の職種を採用した経験の有無。担当者の体制。

「特化」かどうかと、料金の高さは別の話です。建設業特化の会社にも月額7万円〜のものと30万円〜のものがあり、総合型にも月額10万円〜のものがあります。区分はあくまで公式サイトの表記にもとづく目安です。

建設業に対応する採用代行13社の比較表

13社のうち、月額の金額を公式サイトで公表しているのは10社です。下限は月7万円から月30万円まで幅があります。区分の並びはHeaRを先頭に、建設業特化・建設業向けプラン・総合型の順です。

会社・サービス 区分 月額 初期費用 契約期間 面接代行 主な範囲
HeaR|AI-RPO 総合型 30万円〜(スカウト運用) 0円 6ヶ月〜が基本 範囲を個別に設計 媒体・スカウト・日程調整・分析
ゴリラ採用 建設業特化 7万円(税別) 10万円(税別) 最低契約期間なし 記載なし 求人原稿・媒体運用・応募者対応・面接調整
Talenco 建設業特化 30万円〜(税別) なし 初回6ヶ月、以降1ヶ月ごとの自動更新 一次面接などを代行 スカウト・面接設定・採用戦略の設計
ケンセツサイヨウブ 建設業特化 10万円 0円 3ヶ月〜 行っていない(面談の同席は行う) 採用事務・戦略立案・スカウト・内定交渉
Miyaワークス 建設業特化 記載なし(要問い合わせ) 記載なし 記載なし 一次面接を担当 採用計画・サイトと動画の制作・面接代行
ninaite 建設業特化 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 採用サイト・自動掲載・応募者管理・採用代行
ユウミ 建設業向けプラン 採用代行 30〜60万円(税別) 記載なし 記載なし オンラインの一次面接 媒体折衝・求人票・スカウト・面接
人事ライト 建設・不動産・設備業界プラン 建設業向けプラン 20万円〜(税別) 5万円 1ヶ月単位でプラン変更可 一次面接まで(最終面接を除く) 最終面接を除く採用業務全般
プロ人事 施工管理特化型 建設業向けプラン 記載なし(要問い合わせ) 記載なし 記載なし 記載なし 人材紹介会社への対応・スカウト・リファラル支援
TEAM-X 総合型 20万円〜 記載なし 3ヶ月〜 面接同席まで 求人票・スカウト・応募者対応・分析
まるごと人事 総合型 ライト 30万円(税別) 10万円(税別) 最短1ヶ月から 記載なし 募集文・スカウト・書類選考・日程調整
ネオキャリア 採用代行(RPO) 総合型 月額定額制(20万円からテスト導入可) 記載なし 記載なし 面接代行を含む 採用計画・媒体・スカウト・書類選考・面接代行
トルトルくん 総合型 10万円〜 記載なし 記載なし 記載なし 採用計画・求人原稿・媒体運用・選考サポート

金額は各社の公式サイトの表記のままです。「記載なし」は、公式サイトに記載がないことを示しています。ここでの「記載なし」は、サービスが無いという意味ではありません。

13社を集計すると、次のことが分かりました。

  • 月額の公表:月額を公表しているのは13社中10社です。記載がないのはMiyaワークス・ninaite・プロ人事の3社です
  • 月額の下限:公表されている月額の下限は、7万円(ゴリラ採用)・10万円(ケンセツサイヨウブ・トルトルくん)・20万円(人事ライト・TEAM-X・ネオキャリアのテスト導入)・30万円(HeaR・Talenco・ユウミの採用代行・まるごと人事ライト)に分かれます
  • 面接代行(一次面接):公式サイトで範囲に含めているのは、Talenco・Miyaワークス・ユウミ・人事ライト・ネオキャリアの5社です。HeaRは範囲を個別に設計します。ケンセツサイヨウブは面接代行を行っていません
  • 他社の比較記事との違い:今回、他社の比較記事に載っている料金と公式サイトの料金が食い違っている例が複数ありました。そのためこの記事の数字は、すべて公式サイトの表記から書いています

建設業に対応する採用代行13社の特徴

13社の特徴を、HeaR・建設業特化5社・建設業向けプラン3社・総合型4社の順に紹介します。実績の数字は公式サイトの表記のままに、建設業だけの数字か全業界の数字かを添えました。

1. HeaR|AI-RPO

HeaRのAI-RPOは、採用代行とスカウト運用をAIと専属チームの組み合わせで提供するサービスです。建設業に特化した会社ではありません。ただ、施工管理や建築・土木の技術職を採用する会社も支援してきました。

候補者の絞り込み・文面の下書き・日程調整・書類の確認にAIを使い、人は要件づくりと候補者との対話に時間を使う設計です。累計250社以上の採用支援実績は、全業界の数字です。

  • 料金:月額30万円〜(スカウト運用)・初期費用0円・契約期間は6ヶ月〜が基本です。媒体費は別途かかります
  • 任せられる範囲:媒体選定・掲載準備とセットアップ・求人票の作成と修正・スカウト対象のリストアップ・スカウト文面の作成と修正・スカウト送付・分析と改善・日程調整を任せられます。隔週の定例ミーティング付きで、書類審査・エージェント対応・面接代行は範囲を個別に設計します。採用戦略や採用コンセプトの設計は、採用コンサルティングで提供しています
  • 向いている会社:施工管理の経験者採用や複数の職種を同時に採用したい会社と、採用の進め方の設計から任せたい会社に向いています。職種が建設業の職人に限られて低い月額で任せたい会社は、建設業特化の定額制を先に比べてください

公式サイト: AI-RPO / 採用の設計から相談する場合: 採用コンサルティング

2. ゴリラ採用(建設業特化)

ゴリラ採用は株式会社サンカクが運営する、建設会社向けの定額制の採用代行です。公式サイトは型枠工・鉄筋工・電気工事士・現場監督・施工管理・設備工などを対象職種に挙げています。

実績は公式の表記で「導入企業200社」「採用工数を80%削減」です。

  • 料金:初期費用10万円(税別)・月額7万円(税別)です。成果報酬はなく、最低契約期間もありません。有料掲載の媒体費は別途かかります
  • 任せられる範囲:求人原稿の作成・求人媒体の運用(Indeed・engage・求人ボックス・スタンバイなど無料枠が中心)・応募者対応・面接調整を任せられます。面接代行とスカウトは公式サイトに記載がありません
  • 向いている会社:職種が現場の職人や施工管理で、無料枠の媒体を中心に応募者対応まで低い月額で任せたい会社に向いています

公式サイト: ゴリラ採用

3. Talenco(建設業特化)

Talencoは株式会社Talencoが運営する、建設・建築業界向けの採用コンサルティングと採用代行です。採用コンサルティングと採用代行の2本立てで、入社後の新入社員面談まで範囲に含みます。

公式サイトは施工管理・現場作業員・設計・営業職・事務職・積算・CADオペレーター・重機オペレーターなど、幅広い職種の採用経験を挙げています。代表メッセージには建設・建築業界で200社以上を支援したと書かれています。

  • 料金:月額30万円〜(税別)で、初期費用はかかりません。契約は初回6ヶ月で、以降は1ヶ月ごとの自動更新です
  • 任せられる範囲:採用代行はスカウト(文面作成と配信)・面接設定(日程調整とリマインド)・一次面接などの代行・新入社員面談です。採用コンサルティングは、採用戦略と計画・ペルソナ設計・母集団形成の設計・選考と面接の設計・定例ミーティングを含みます
  • 向いている会社:採用の設計から面接の代行までを、建設業の職種を例示する会社に任せたい会社に向いています

公式サイト: Talenco

4. ケンセツサイヨウブ(建設業特化)

ケンセツサイヨウブは株式会社サイヨウブが運営する「人事部長」の役割を月額固定で担う建設業向けのサービスです。問い合わせフォームの選択肢には、建築・土木・設備・プラントの施工管理や意匠・構造・設備設計などが並びます。CADオペレーター・営業・職人・事務管理も選べます。

公式の表記は「採用成功率9割超(全国、全職種合算統計)」と「2024年の総応募数は2万人以上」です。採用成功率は全職種を合わせた数字です。

  • 料金:月額10万円で、契約は3ヶ月〜です。以降は1ヶ月ごとの更新です。初期費用と追加の成果報酬は0円です
  • 任せられる範囲:採用事務の代行・採用戦略の立案と改善・求人内容とスカウトの最適化・応募者対応から面談調整まで・オンライン面談の同席・内定通知と内定承諾の交渉です。面接代行は行っていません(公式FAQ)
  • 向いている会社:面接は自社で行い、採用の戦略づくりから内定の交渉までを月額固定で相談したい会社に向いています

公式サイト: ケンセツサイヨウブ

5. Miyaワークス(建設業特化)

Miyaワークスは建設機械のレンタルと販売を本業とする株式会社Miyaワークスが運営する採用代行です。採用サイトや社員インタビュー動画の制作まで、一括で任せられます。対象の職種は公式サイトに記載がありません。

確認したページには実績の数字の記載がありませんでした。

  • 料金:公式サイトに記載がありません。要問い合わせです
  • 任せられる範囲:採用活動と労働条件の見直し・採用計画の設計・採用サイトと動画の制作・求人媒体の選定・求人原稿の作成・応募者対応を任せられます。面接代行は一次面接を担当し、二次面接には付き添います。合否の連絡と入社後のフォローも範囲に含みます
  • 向いている会社:採用サイトや動画づくりも含めて、採用の見せ方から一括で任せたい会社に向いています。料金は問い合わせて確認してください

公式サイト: Miyaワークス

6. ninaite(建設業特化)

ninaiteはBRANU社が運営する、建設中小企業向けのサービスです。採用管理システムと採用コンサルティングを組み合わせた形で、採用代行だけを切り出したサービスとは形が異なります。求人数や職種数は無制限で、職種を限定する記載はありません。

公式の表記は「15年以上にわたって、5,000社を超える建設中小企業のマーケティングを支援」です。これは採用支援の導入社数ではなく、マーケティング支援の数字です。

  • 料金:公式サイトに記載がありません。依頼の範囲によって異なります
  • 任せられる範囲:採用コンサルティング・採用サイトの作成・求人検索エンジン(Indeed・Googleしごと検索など)への自動掲載・応募者情報の一元管理・専門チームによる採用活動の代行です
  • 向いている会社:求人の自動掲載と応募者の一元管理を、採用サイトとあわせて整えたい建設中小企業に向いています。料金は依頼の範囲で変わるため、問い合わせが必要です

公式サイト: ninaite

7. ユウミ(建設業向けプラン)

ユウミは株式会社ユウミが運営する採用支援で、建設業向けのページを用意しています。公式サイトは建築士や、建築・土木・電気・管工事などの施工管理技術者の支援経験を挙げています。現場作業員・大工・塗装工・鳶職人・解体工・建設営業も対象です。

公式の匿名事例(2024年11月時点)には福島県の建設会社の施工管理採用で「1級2級有資格者30名以上応募獲得、13名採用成功」とあります。地方の中小建設会社の事例を、具体的な数字で公開しています。

  • 料金:税別で、採用アドバイザーが月額5〜30万円です。採用コンサルと採用代行は、いずれも月額30〜60万円です。初期費用と契約期間は、確認したページに記載がありません
  • 任せられる範囲:媒体との折衝と媒体提案・求人票の作成・写真撮影・求人掲載・スカウト代行・応募の確認と初期対応・面接日程の調整・オンラインの一次面接・現地見学と面談の対応・採用決定の通知です
  • 向いている会社:求人票の写真撮影から一次面接まで、地方の建設会社の採用を具体的な範囲で任せたい会社に向いています

公式サイト: ユウミ

8. 人事ライト 建設・不動産・設備業界プラン(建設業向けプラン)

人事ライトの建設・不動産・設備業界プランは、株式会社アールナインが提供しています。対象職種は建築・土木系・施工管理・設計などです。社員のプロジェクトマネージャーが、約1,500名の登録人材からチームを組む形で進めます。

公式の表記は「支援企業数800社以上2026年5月時点、継続率96.1%」です。全業界の数字です。

  • 料金:月額20万円〜(税別)・初期費用5万円です。1ヶ月単位でプランを変更できます
  • 任せられる範囲:最終面接を除く採用業務全般です。スカウト送信・求人と媒体の運用・エージェント対応・応募者対応と日程調整・カジュアル面談・一次面接・選考フローと面接の設計・内定者フォローを含み、一部だけの依頼もできます
  • 向いている会社:最終面接だけを社内に残して、採用の実務を幅広く任せたい会社に向いています

公式サイト: 人事ライト 建設・不動産・設備業界プラン

9. プロ人事 施工管理特化型の採用代行(建設業向けプラン)

プロ人事の施工管理特化型は株式会社プロ人事が提供する施工管理に絞った採用代行です。宅地建物取引士や積算関連などの有資格者が在籍しています。採用戦略の立案から人材紹介会社への対応まで、一貫して任せられます。

公式サイトにはスーパーゼネコン・サブコン・マリコンをはじめ、数多くの採用支援実績があると書かれています。数字の記載はありません。

  • 料金:公式サイトに金額の記載がありません。要問い合わせです
  • 任せられる範囲:人材紹介会社へのアプローチ・ダイレクトリクルーティングの運用とスカウト配信・リファラル採用の導入支援・採用ブランディングの設計支援・架電対応です
  • 向いている会社:採用する職種が施工管理に絞られ、人材紹介会社とのやり取りも含めて任せたい会社に向いています。料金は問い合わせて確認してください

公式サイト: プロ人事 施工管理特化型

10. TEAM-X(総合型)

TEAM-XはTEAM-X株式会社が提供する採用代行です。会社としては建設業の人材紹介が主力で、人材紹介と採用代行の両方を持ちます。採用代行は全業界に対応していて、対象職種の記載はありません。別サービスの人材紹介は、施工管理(建築・土木・電気工事・管工事・電気通信工事)と職人が対象です。

採用代行だけの実績の数字は、記載がありません。

  • 料金:月額20万円〜で、契約は3ヶ月〜です。初期費用と成果報酬は、公式サイトに記載がありません
  • 任せられる範囲:求人票の作成と媒体運用・スカウトの送信と返信対応・応募者対応と日程調整・採用進捗の管理と分析・面接同席です。合否の判断は依頼する会社が行い、一部だけの依頼もできます
  • 向いている会社:合否の判断と面接は社内で行い、スカウトから日程調整までを任せたい会社に向いています

公式サイト: TEAM-X

11. まるごと人事(総合型)

まるごと人事はマルゴト株式会社が提供する採用代行です。メンバーの75%以上が社員で、最短5営業日でチームを組みます。対象の職種に限定はありません。

公式の表記は「採用支援実績650社以上」「契約継続率95%以上」です。全業界の数字で、建設業だけの数字は公式サイトに記載がありません。

  • 料金:まるごと人事ライトが月額30万円(税別)・初期費用10万円(税別)です。まるごと人事は見積もりで、成功報酬は0円・契約は最短1ヶ月からです
  • 任せられる範囲:募集文とスカウト文の作成・募集媒体の選定・スカウト送信・書類選考・日程調整・数値の分析と改善などです
  • 向いている会社:建設業に限らず複数の職種を、短い契約期間から試して採用したい会社に向いています

公式サイト: まるごと人事

12. ネオキャリア 採用代行(RPO)(総合型)

ネオキャリア社の採用代行(RPO)は、自社の採用専門コールセンターを持ち土日祝・夜間や大量採用にも対応します。対象の職種の記載はありません。施工管理の採用担当者への調査も公表しています。

公式の表記は「ネオキャリアグループの採用支援実績は年間15,000社以上」(2024年3月〜2025年2月)です。グループ全体の数字です。

  • 料金:月額定額制で成果報酬はありません。「月額20万円からテスト導入可能」で、応募者対応の参考例は月額38.5万円〜(期間3ヶ月・応募件数300件を想定)です。基本は個別見積もりです
  • 任せられる範囲:採用計画の立案・ペルソナ設計・媒体の選定と運用・スカウトの作成と配信・応募者管理・日程調整・書類選考・面接代行・分析とレポートです
  • 向いている会社:テスト導入から始めて、面接代行を含む幅広い範囲と夜間・休日の対応を任せたい会社に向いています

公式サイト: ネオキャリア 採用代行(RPO)

13. トルトルくん(総合型)

トルトルくんはStockSun株式会社が提供する採用代行です。担当はフリーランスで、無料の求人媒体の運用も組み合わせます。公式サイトは建築業を含む幅広い職種に対応し、士業を除くほぼ全ての業種に対応できると書いています。

公式の表記は「月間支援社数650社超」「継続率96%」です。全業界の数字です。

  • 料金:月額10万円〜で、成果報酬はありません。公式サイトに「平均してトータル月額15万円程」の記載があります。初期費用と契約期間は、記載がありません
  • 任せられる範囲:採用計画とターゲットの設計・手法の選定・求人原稿の作成と改善・求人媒体の運用・選考のサポート・分析と改善です
  • 向いている会社:無料の求人媒体を中心に、月額10万円台で採用計画から運用までを相談したい会社に向いています

公式サイト: トルトルくん

建設業の採用代行の費用相場はいくらか?

建設業の採用代行の費用は、今回確認した13社の公表料金で月額7万円〜60万円の幅があります。BOXIL Magazineの342人調査(建設業に限らない調査)では月10〜20万円が最多で、月40万円以上の回答も合計52.3%でした。

料金に差があるのは任せる範囲と量が違うからです。たとえば月額7万円のゴリラ採用は、無料枠の媒体が中心です。求人原稿の作成から面接調整までを任せる形になります。月額30万円〜のHeaRやTalencoは、スカウトの運用や面接の設計にも踏み込みます。

BOXIL Magazineの調査(2025年11〜12月)では、初期費用は5〜10万円未満が最多(17.7%)でした。年間の稼働期間は3か月が最多(20.7%)で、6か月以内が74.1%です。

月額だけで比べると、実際に払う総額を読み違えます。次の3つを足して、総額で比べてください。

  • 初期費用:ゴリラ採用は10万円(税別)で、人事ライトは5万円です。HeaRとTalencoとケンセツサイヨウブは0円または不要です
  • 契約期間:最低契約期間がなく最短1ヶ月から使える会社もあれば、初回6ヶ月の会社もあります。月額の安い会社でも期間が長ければ総額は大きくなります
  • 媒体費:有料の求人媒体に掲載する費用は、月額とは別にかかる場合があります。HeaRとゴリラ採用は、公式サイトで媒体費が別途であることを書いています。他の会社は問い合わせて確認してください

人材紹介との比較では年収600万円なら、手数料が一般に180万〜210万円ほどになります。採用したい人数が多いほど、月額で動かす採用代行のほうが総額を抑えやすい場合があります。人数が1〜2名で時期が決まっているなら、人材紹介のほうが安く済むこともあります。

費用の内訳と相場は採用代行の費用相場で詳しく解説しています。見積もりを受け取ったときの確認は、見積もりの読み方チェックリストが使えます。

失敗しないためには、何を確認して選べばよいか?

採用代行を選ぶときに確認するのは、実績の数字の対象・面接代行とスカウトの範囲・料金に含まれないものと契約期間・担当者の体制・公式サイトでの裏づけの5つです。13社の確認で、公式の表記には書き方の差がありました。

1. 実績の数字は、建設業のものか

「◯社支援」という実績の数字が建設業だけの数字なのか、全業界の数字なのかを確認します。今回確認した13社のうち、Talencoは建設・建築業界で200社以上を支援したと書いています。ninaiteは建設中小企業のマーケティングで5,000社超です。どちらも建設業に絞った数字です。ただしninaiteの数字は、採用ではなくマーケティング支援のものです。

一方でまるごと人事の650社以上と人事ライトの800社以上は、全業界の数字です。トルトルくんの月間650社超とHeaRの累計250社以上も、全業界の数字です。数字の大きさだけで比べず「建設業の施工管理を採用した経験」を面談で直接尋ねましょう。

2. 任せられる範囲に、面接代行とスカウトは入るか

月額が低い会社には範囲が絞られているものがあります。ゴリラ採用は面接代行とスカウトが公式サイトに記載されていません。ケンセツサイヨウブは、面接代行を行っていません。

自社が負担したくない業務が、範囲に入っているかを確認してください。面接代行を公式に範囲に含めているのは、Talenco・Miyaワークス・ユウミ・人事ライト・ネオキャリアの5社です。HeaRは範囲を個別に設計します。

3. 料金に含まれないものと、契約期間は何か

月額に含まれない初期費用・媒体費・成果報酬の有無を確認します。契約期間も会社によって最短1ヶ月から初回6ヶ月までと差があります。

施工管理のように採用に時間がかかる職種では、期間が短すぎると成果が出る前に契約が終わることがあります。反対に期間が長い契約は、合わないと分かったあとの動きにくさにつながります。自社の採用の見通しと照らして決めましょう。

4. 担当者の体制はどうなっているか

誰が担当して、何人のチームで動くのかを確認します。体制の説明は会社ごとに違います。公式サイトの説明では、まるごと人事はメンバーの75%以上が社員です。人事ライトは社員のプロジェクトマネージャーがチームを組み、トルトルくんはフリーランスが担当します。

体制の違いに、良し悪しはありません。担当者が変わったときの引き継ぎや連絡の窓口を、契約の前に聞いておくと安心です。

5. 比較記事ではなく、公式サイトで確かめる

他社の比較記事に載っている料金と、公式サイトの料金が食い違っている例が今回の確認で複数ありました。この記事も確認した日付の時点の情報です。

気になる会社が2〜3社に絞れたら、公式サイトの料金ページと問い合わせて受け取る見積書で最終の確認をしてください。選ぶときの観点は資料にもまとめています。

【無料資料】採用代行(RPO)サービス選定を失敗しないための5つのポイント

自社の職種と規模には、どのタイプが合うか?

職人を中心に採用する30名以下の会社には、月額7万円〜10万円台の建設業特化型が合う場合があります。施工管理の経験者や複数の職種を同時に採用するなら、スカウトと面接の範囲が広い会社を比べるとよいでしょう。

次の表は会社の状況ごとに、合うタイプとその理由を整理したものです。

自社の状況 合うタイプ 理由
職人を中心に採用する、30名以下の会社 低額の定額制の建設業特化型 月額7万円〜10万円の定額で、求人原稿や応募者対応、面接調整を任せられる会社がある。採用する職種が職人や現場監督に限られるなら、費用を抑えて始められる
施工管理の経験者を採用したい会社 施工管理に絞った建設業向けプランか、スカウトの運用に強い会社 経験者は、自分から応募するより声をかけられて動くことが多いとされる。スカウトの運用や、人材紹介会社への対応を範囲に含む会社を選ぶ
複数の職種を同時に採用する、100名以上の会社 総合型か、範囲の広い建設業向けプラン 職種ごとに求人票とスカウトを分けて運用するため、体制の大きい会社のほうが回しやすい。面接代行を含めて任せる場合は、月額も大きくなる
採用の進め方から見直したい会社 採用戦略と要件づくりを任せられる会社 人を増やしても、探す人物像が現場と人事で揃っていなければ、成果が出にくい。要件づくりと選考の設計から一緒に進める会社を選ぶ

小さな会社でも採用代行を使えないわけではありません。職人中心の小さな会社には、月額が低い建設業特化の定額制のほうが自社に合うことがあります。HeaRは月額30万円〜で、スカウトの運用が中心です。月額を抑えたい会社には、価格の面で合わない場合があります。

一方で施工管理の経験者を採用したい会社や複数の職種を同時に採用する会社は、スカウトや面接の範囲が広い会社を比べるとよいでしょう。HeaRのAI-RPOは、この範囲で相談を受けています。

採用の進め方から見直したい会社には、採用戦略の設計から任せられるHeaRの採用コンサルティングもあります。HeaRはガスの保安点検と住宅設備工事を行う従業員約300名の会社に、採用コンセプトの策定と採用サイトの制作を提供しました。あわせて、面接官がコンセプトを自分の言葉で話せるようにする取り組みも進めました。人材紹介会社からの紹介数は、約3割増えました。

採用コンサルティングの会社の選び方と料金は、採用コンサルティング会社の比較と採用コンサルティングの費用で整理しています。

任せる前に、社内で決めておくことは何か?

採用代行に任せる前に社内で決めておくのは、任せる範囲・社内に残す判断・窓口・応募者への返信の基準の4つです。ここが決まっていると、契約後に「ここまでやってもらえると思っていた」というずれが減ります。

任せる範囲を決める

求人票の作成から応募者対応までを任せるのか、スカウトの運用だけを任せるのかを決めます。範囲が広いほど月額が上がるため、手が回っていない業務から順に外に出す考え方が現実的です。一部だけの依頼ができる会社もあります。

社内に残す判断を決める

採用の合否と候補者への条件提示は、社内に残す判断です。面接代行を使う場合も、最終の合否は自社で決めます。採用代行の会社はあくまで実務を代わりに動かす立場です。

窓口と、返信の基準を決める

採用代行の会社とやり取りする窓口を、1人に決めます。現場の責任者の意見が必要な場面で返事が遅れると、その分だけ応募者への連絡も遅れます。

応募者への返信は「どの条件なら面接に進めるか」「どの条件は見送るか」を、あらかじめ書き出しておきます。基準が決まっていれば、採用代行の担当者が迷わず動けます。

採用人数は保証されない

採用代行は採用人数を保証するものではありません。採用代行が代わりに動かすのは、スカウトや応募者対応といった活動です。採用できるかどうかは、求人の条件や市場の状況にも左右されます。

契約の前に、成果をどの指標で見るのかを決めておきましょう。返信率・面接に進んだ人数・内定を出した人数など活動の途中経過を共有してもらう取り決めが、続けやすい形です。

AIを使った採用代行は、建設業の採用で何が変わるか?

AIを使った採用代行では、スカウト候補者の絞り込み・文面の下書き・日程調整・書類の確認の4工程が速くなります。月30件の面接日程の調整は、メールの往復で7〜8時間だったものが1時間前後になる試算です(HeaRのAI-RPOの運用設計上)。

AIを使う目的は人が判断する時間を増やすことです。候補者との面談や現場の責任者との打ち合わせに、時間を回せるようになります。工程ごとの変化は次の表のとおりです。

工程 人だけで進める場合 AIを使う場合 人が確認すること
スカウト候補者の絞り込み 媒体で検索し、1人ずつ経歴を読んで工種や資格を確認する。 工種や資格などの要件に合う経歴を、AIが先に並べる。 並んだ候補者が、任せる現場に合っているか。
スカウト文面の下書き 候補者ごとに、一から文面を書く。 経歴に合わせた下書きを、AIがつくる。 送る理由と任せる現場が、事実どおりに書けているか。
面接日程の調整 メールで候補日を何度もやり取りして決める。 候補日の提示と確定を、自動で進める。 調整がうまくいかなかったときの対応。
書類の確認 担当者が応募書類を全件読む。 要件との一致度を、AIが整理する。 見送る理由が妥当か、最終の判断。

この日程調整の試算は、公開している採用リードタイムの平均と目標日数と同じ前提で計算しています。

施工管理の採用では日程調整の速さが辞退を防ぐことにつながります。現場終わりの夜や土曜に面接を入れる場合は、候補日の調整が増えます。AIで返信を早められる効果が大きくなる場面です。

ただし、どの経歴を「自社に合う」と判断するかはAIではなく人が決めます。要件とAIへの指示を最初に人が決め、出力は人が確認する前提で使いましょう。HeaRのAI-RPOは、この分け方で運用しています。

建設業の採用代行のよくある質問

Q. 建設業の採用代行の相場はいくらですか?

A. 今回確認した13社のうち、月額を公表している10社の下限は月7万円〜30万円でした。ユウミの採用代行は月額30〜60万円(税別)です。BOXIL Magazineの342人調査(建設業に限らない調査)では月10〜20万円の回答が最多で、月40万円以上は合計52.3%でした。

Q. 建設業特化の採用代行と総合型では、どちらがよいですか?

A. 職種や規模によって変わります。職人を中心に採用する小さな会社には、月額が低い建設業特化の定額制が合う場合があります。施工管理の経験者や複数の職種を同時に採用するなら、スカウトと面接の範囲が広い会社も候補になります。

Q. 採用代行と人材紹介は何が違いますか?

A. 採用代行は、スカウトや応募者対応といった採用活動そのものを月額で代わりに動かすサービスです。人材紹介は入社が決まったときに、一般に年収の30〜35%程度が目安とされる手数料を支払います。採用したい人数が多く継続的に動かしたい場合は、採用代行が合いやすくなります。

Q. 施工管理の採用でも採用代行は使えますか?

A. 使えます。施工管理や現場監督を対象職種に挙げている会社は、13社の中に複数あります。施工管理は経験者に声をかけて採用する場面が多いため、スカウトの運用と人材紹介会社への対応が範囲に入るかを確認してください。

Q. 面接まで任せられますか?

A. 会社によって異なります。Talenco・Miyaワークス・ユウミ・人事ライト・ネオキャリアは、公式サイトで一次面接などを範囲に含めています。ケンセツサイヨウブは面接代行を行っておらず、HeaRは範囲を個別に設計します。最終の合否は社内で判断する形が一般的です。

Q. 小さな建設会社でも使えますか?

A. 使えます。月額7万円(税別)のゴリラ採用や月額10万円のケンセツサイヨウブなど、低い月額で始められる会社があります。ただし、月額が低い会社には任せられる範囲が絞られているものがあります。自社が任せたい業務が範囲に入るかを確認してください。

Q. 契約期間はどのくらいですか?

A. 会社によって、最短1ヶ月から初回6ヶ月までと幅があります。ゴリラ採用は最低契約期間がなく、まるごと人事は最短1ヶ月からです。ケンセツサイヨウブとTEAM-Xは3ヶ月〜で、HeaRとTalencoは6ヶ月が基本です。公式サイトに記載がない会社は、問い合わせて確認してください。

Q. 採用代行に任せれば、採用人数は保証されますか?

A. 保証されません。採用代行はスカウトや応募者対応といった採用活動を代わりに動かすサービスです。採用人数は求人の条件や市場の状況にも左右されます。契約の前に、返信率や面接に進んだ人数など途中経過で何を共有してもらうかを決めておきましょう。

まとめ

建設業に対応する採用代行は、建設業特化・建設業向けプラン・総合型の3タイプに分かれます。13社の月額の下限は公表している10社で月7万円〜30万円と幅があり、面接代行の範囲や契約期間も会社ごとに違います。

選ぶときは実績の数字が建設業のものかを確認してください。面接代行とスカウトが範囲に入るか、料金に含まれない費用と契約期間は何かも見ておきます。職人中心の小さな会社には、低額の建設業特化型が合う場合があります。施工管理の経験者や複数の職種を同時に採用したい会社は、範囲の広い会社を比べるとよいでしょう。

HeaRは累計250社以上の採用を支援してきました(全業界の数字)。AIを使ったスカウトの運用や日程調整を任せたい場合は、AI-RPOのサービス紹介をご覧ください。採用の進め方の設計から相談したい場合は、採用コンサルティングのサービス紹介をご覧ください。

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監修者

大上 諒

代表取締役CEO

HeaR株式会社 代表取締役CEO。累計250社以上の採用支援に従事し、AI-RPOなど次世代の採用ソリューションを開発・提供。「青春の大人を増やす」をミッションに掲げる。

編集者

HeaR編集部

編集部

HeaR株式会社 編集部。累計250社以上の採用支援で得た知見を発信。

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