
採用ピッチ資料の事例を業界別に160社まとめました。まず見るべき定番10選、各資料の見どころ解説と実物スライドの埋め込み、作り方のポイントとFAQまで。2026年8月時点で全社のリンクを確認済みです。
なお、掲載している160社のリンクはすべて2026年8月25日に開いて確認済みです。
最初に、業界を問わずまず目を通しておきたい10社をまとめます。選定基準は「更新頻度の高さ」「構成の完成度」「候補者への伝わりやすさ」の3点です。
採用ピッチ資料という文化そのものを広めた火付け役が、労務・人事管理SaaSを展開するSmartHRです。同社は資料公開の効果を自社ブログで発信しており、公開後に応募数が5.3倍、閲覧数が40万回を超え、候補者との面談時間がより有意義になったと報告しています(参照: SmartHR社ブログ)。
更新頻度も高く、2〜3ヶ月に1度のペースで内容を見直し、採用ターゲットに合わせた細かなチューニングや訴求ポイントのA/Bテストを重ねてきました。2026年7月時点の最新版でも、プロダクトの事業規模と組織づくりの両方を数字で見せる構成は健在で、エンジニア採用の文脈でまず読むべき1本という位置付けは変わっていません。
この資料から学べるのは、1度作って終わりにせず、効果を測定しながら定期的に更新し続ける運用体制そのものが採用力になるという点です。
ライブ配信×ゲームという独自領域で急成長したミラティブは、採用ピッチ資料公開の流れそのものを加速させた立役者としても知られています。「採用候補者様への手紙」という求職者に寄り添ったネーミングが公開当初から大きな話題を呼び、以降の各社の資料にも影響を与えました。
資料は同社が大切にする「エモさ」という独自の価値観を軸に、ミッション・数字・カルチャーの3層で丁寧に構成されています。2026年5月更新版は全76枚とボリュームがありますが、Letter形式の読みやすい文体で最後まで飽きさせない構成美が際立ちます。
この資料から学べるのは、資料のタイトルやネーミング一つで候補者体験と話題性の両方を作れるということです。中身の情報設計だけでなく「呼び方」も採用ピッチ資料の重要な設計要素になります。
バックオフィスSaaSの最大手であるマネーフォワードは、「AI Vision 2026」を掲げ、会計・人事から金融まで広がる複数プロダクトの戦略とAI活用の方向性を1本の資料に統合しています。
事業領域が広がるほど資料は総花的になりがちですが、同社はプロダクト戦略とAI投資の方向性という2つの軸に絞り込むことで、事業規模の大きさをむしろ理解しやすい情報として提示しています。
この資料から学べるのは、事業ポートフォリオが広がった企業ほど、資料の軸を絞り込む編集判断が採用ピッチ資料の完成度を左右するという点です。
バクラクをはじめとする複数プロダクトを急速に展開し、三井物産との協業も進めるLayerXは、AI×SaaSという事業ロジックをCompany Deck1本で俯瞰できるように設計しています。
急成長企業ほど事業展開のスピードに資料の更新が追いつかなくなりがちですが、同社は複数プロダクトの関係性と成長ロジックを整理して見せることで、複雑な事業構造を候補者が短時間で把握できるようにしています。
この資料から学べるのは、プロダクトが増えるほど「なぜその展開が合理的なのか」という事業ロジックの説明を厚くする必要があるということです。
kintoneやサイボウズOfficeで知られる老舗のサイボウズは、全社向けの会社紹介ではなく、エンジニア採用に特化した資料を用意している点が特徴です。
開発組織のリアルな実情を開示し、同社が掲げる「100人100通り」という働き方の理念を、実際の事例を交えて具体的に説明する構成になっています。老舗企業でありながら、対象読者を絞り込んだ資料設計になっている点が際立ちます。
この資料から学べるのは、全社向けの会社紹介とは別に、職種特化型の資料を持つことで訴求力が高まるということです。
クラウド会計SaaS大手のfreeeは、「10分でわかる」を掲げたエンジニア向け会社説明資料を公開しています。プロダクトの事業規模と技術投資の全体像を、短時間で把握できるように設計されている点が特徴です。
情報量を絞り込みながらも、事業の技術的な難しさや投資の方向性は具体的に伝えており、忙しい候補者が最初に目を通す1本として機能しています。
この資料から学べるのは、情報量ではなく「読了までの時間」を資料設計の軸に置く発想です。候補者の可処分時間が限られていることを前提に設計されています。
「世界中の人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、AIを使った問診支援や病気推測のサービスを提供するUbieは、職種ごとに採用ピッチ資料を分けて公開している点が特徴的です。
求人票レベルの詳細な求人情報や、職種ごとの事業戦略まで踏み込んで公開しており、医師出身の共同代表というユニークな経営体制も資料の中で丁寧に説明されています。2026年8月更新版でもこの姿勢は継続しています。
この資料から学べるのは、職種ごとに資料を分割することで、候補者が自分に関係する情報だけを深く読み込める構成にできるということです。
チェーンストアECの垂直立ち上げプラットフォーム「Stailer」を運営する10Xは、「買い物」という消費行動体験のDX化を掲げ、大きな話題を集め続けてきた企業です。Culture Deckでは、マーケットやユーザーの課題、そして採用に対する考え方が丁寧に説明されています。
資料の外側にはなりますが、選考プロセスにおける1Dayトライアルも同社の特徴の一つで、資料で語る内容と実際の選考体験が一貫している点が評価されています。
この資料から学べるのは、採用ピッチ資料の内容と選考プロセスの設計を一致させることで、候補者に伝えたいメッセージの説得力が増すということです。
オンラインストア開設や決済サービスを展開するSTORESは、社名変更を機に採用ピッチ資料も刷新しました。「STORESバリュー」という3つの行動指針を紹介するスライドは特に目を引く構成になっています。
2026年8月更新版では、ネットショップ作成サービスを核に、金融・決済まで広がった事業ポートフォリオを1冊にまとめた総合資料「STORES Book」として展開しています。
この資料から学べるのは、社名変更や事業フェーズの転換といった節目を、資料を刷新するトリガーとして活用する運用の仕方です。
金属加工部品の発注企業と、品質・納期・価格が最も適合する加工会社とをつなぐマッチングプラットフォームを展開するキャディは、製造業という難しい事業ドメインを非エンジニアにも伝わる言葉で解説する構成力が光ります。
職種ごとに資料を分け、CTOからの手紙というスタイルを取り入れているほか、給与テーブルまで公開している点が特徴的です。踏み込んだ情報開示によって、候補者が入社後の解像度を高められるように設計されています。
この資料から学べるのは、給与テーブルのような踏み込んだ情報の開示が、候補者の意思決定を後押しする材料になるということです。
採用ピッチ資料とは、候補者に向けて自社の事業内容・組織文化・働き方を伝えるために作成する会社紹介資料です。会社紹介資料や採用ブックとも呼ばれ、多くはSpeaker DeckやSlideShareなどのスライド共有サービスで一般公開されています。従来の「事業内容と福利厚生の羅列」型の会社案内とは異なり、ミッション・事業の独自性・組織のカルチャー・数字で語れる実績を軸に、候補者が入社後の解像度を高められるように設計される点が特徴です。カジュアル面談や一次面接の前に候補者へ共有することで、認識のズレを防ぎ、選考離脱を減らす効果が期待できます。採用力の高い企業ほど更新頻度が高く、事業フェーズの変化に合わせて半年〜1年ごとに改訂している傾向があります。企業文化そのものに焦点を絞った資料は「カルチャーデック」と呼ばれ、採用ピッチ資料の構成要素の一部として内包されることが多いです。両者の違いや詳しい作り方の型はカルチャーデックの解説記事と採用ピッチ資料の作り方講座で詳しく解説しています。
ここからは、160社を業界別に整理して紹介します。各セクションの冒頭には詳細コメント付きで紹介する企業を置き、そのあとに同じ業界の企業をリンク形式で並べています。2026年に資料を更新した企業には「(2026年更新)」を付記しました。
国内の採用ピッチ資料の中でもっとも層が厚い領域です。BtoB SaaS・Fintechを中心に、詳細コメント付きの12社から紹介します。
人事評価・タレントマネジメントSaaSの草分けであるHRBrainは、従業員の目標設定から評価までの人事オペレーションをクラウド型ソフトウェアで効率化するサービスを展開しています。資料全体を通じて「チャレンジ」を応援する社風が伝わる設計になっており、複雑になりがちな人事DXの説明を「わかりやすさ」で貫いています。
「人のチカラ」を軸に、ITやAIを活用した生産性向上サービスを展開するうるるは、クラウドソーシング「シュフティ」や入札情報速報サービス「NJSS」といったニッチな事業領域を、印象的なビジュアルとともに数字でわかりやすく提示する資料を公開しています。
未上場株の取引所構想まで見せる株式報酬SaaSの異色資料を公開するNstockは、スタートアップの資本政策という難しいテーマを、候補者目線でかみ砕いて説明しています。
経営管理クラウドの導入シェアNo.1を掲げるログラスは、事業成長のスピード感とプロダクト思想を両輪で伝える資料設計になっています。
Visaカードアプリ「バンドルカード」を運営するカンムは、決済領域の複雑な事業構造をシンプルな言葉に言い換える工夫が光る資料を展開しています。「文化が現れている日常シーン」「◯◯の文化があることによって」といった題目で、会社の文化の意義や具体例を丁寧に伝えている点が特徴です。
SaaS比較メディア「BOXIL」や「BALES」を展開するスマートキャンプは、BtoBマーケティング支援というtoB色の強い事業を丁寧に解きほぐす資料を公開しています。撤退事業の紹介や組織のエンゲージメントスコアの公開など、組織の健康状態をオープンにする姿勢が特徴的です。
運転士特化の転職・求人サイト「ドライバージョブ」を運営するPLEXは、物流業界を取り巻く課題をわかりやすく説明し、「日本を動かす仕組みを作る」というメッセージで仲間を募る資料を展開しています。メンバー紹介のスライドには、働く楽しさや向いている人物像が具体的に書かれており、働く環境をイメージしやすい構成になっています。
B2B発注業者比較サイト「アイミツ」を企画・運営するPRONIは、中小企業向けSaaSを複数展開するグループとしての全体像を、採用目線でシンプルに整理しています。自社の課題をオープンにすることで、課題解決思考の強い候補者への訴求を狙う構成が特徴です。
一人ひとり専用のカリキュラムを作るAI教材を展開するatama plusは、教育×AIという事業テーマの社会的意義と、プロダクトの技術的な難しさの両方を伝える資料を公開しています。
AI電話SaaSを展開するIVRyは、デザインの完成度が高く、ビジュアル面での採用ピッチの作り込み方として参考にしたい1本です。
315兆円規模とされる商業用不動産市場を狙うデータ基盤を展開するestieは、不動産テックという専門領域を、数字とストーリーの両方で語る構成の資料を公開しています。
ネットショップ作成サービス「BASE」を展開するBASE社は、サービス紹介に加え、プロダクト作りの哲学と行動指針、社内制度や福利厚生までを1本の資料にまとめています。働く環境そのものをイメージしやすい構成になっている点が特徴です。
続けて、同領域の残り企業を紹介します。
| No. | 会社名(資料リンク) |
|---|---|
| 23 | Finatext Holdings(2026年更新) |
| 24 | UPSIDER, Inc. |
| 25 | 株式会社kickflow(2026年更新) |
| 26 | 弥生株式会社 |
| 27 | ディグル株式会社(DIGGLE) |
| 28 | 三井物産デジタル・アセットマネジメント |
| 29 | 株式会社M&Aクラウド(2026年更新) |
| 30 | PKSHA Technology |
| 31 | FLUX Inc. |
| 32 | Sales Marker |
| 33 | 株式会社SalesNow |
| 34 | 株式会社RevComm(2026年更新) |
| 35 | 株式会社Zeals |
| 36 | 株式会社Sapeet |
| 37 | 株式会社アルダグラム |
| 38 | 株式会社shizai |
| 39 | 株式会社ユビレジ(2026年更新) |
| 40 | Attelu(アッテル)(2026年更新) |
| 41 | OLTA株式会社 |
| 42 | Leaner Technology社 |
| 43 | オプティマインド社 |
| 44 | Sansan社 |
| 45 | ストックマーク社 |
| 46 | エクサウィザーズ社 |
| 47 | HENNGE社 |
| 48 | モノグサ社 |
| 49 | コインチェック社 |
| 50 | CINC社(2026年更新) |
| 51 | アダコテック社 |
| 52 | Findy社 |
| 53 | Gaudiy社 |
| 54 | プレイド社 |
| 55 | テックタッチ社 |
| 56 | KAIZEN PLATFORM社 |
| 57 | ドクターズプライム社 |
| 58 | ANDPAD社 |
| 59 | チカク社 |
| 60 | カラビナテクノロジー社 |
| 61 | sizebook社 |
| 62 | カウンターワークス社 |
| 63 | メリービズ社 |
| 64 | トヨクモ社 |
| 65 | ブレインパッド社 |
| 66 | foriio社 |
| 67 | Mikatus社 |
| 68 | Progate社 |
| 69 | マーケティングロボティクス社 |
| 70 | SQUEEZE社 |
| 71 | HiCustomer社 |
| 72 | LeapMind社 |
| 73 | LINE Financial社 |
| 74 | コミューン株式会社(2026年更新) |
| 75 | デジタリフト社 |
| 76 | malna株式会社 |
| 77 | iCARE社 |
人材業界は自社の採用力そのものが商材の説得力に直結するため、採用ピッチ資料の作り込みに力を入れている企業が多い領域です。
「Green」や「wevox」を運営するアトラエは、白黒を基調としたシャープなデザインの資料を展開しています。事業紹介の最後には必ず社員インタビューを配置し、情報を補完する構成になっています。エンジニアの成長支援にも積極的で、ヒトへの投資を惜しまない姿勢が資料全体から伝わります。
AIを用いたヘッドハンティングサービスを運営するLAPRASは、事例紹介や今後のロードマップを詳細に記載した資料を公開しています。部活動やイベントの写真を多く盛り込むことで、社内の雰囲気をイメージしやすくしています。
組織と個人をつなぐプラットフォーム「モチベーションクラウド」を展開するリンクアンドモチベーションは、ソフトウェアエンジニア向けに特化した資料を公開しています。開発組織やチーム体制までオープンにしており、入社後のイメージをしやすくする工夫がされています。
| No. | 会社名(資料リンク) |
|---|---|
| 81 | カオナビ社 |
| 82 | 識学社 |
| 83 | WEIN社 |
| 84 | スローガン社 |
| 85 | エムスリーキャリア社 |
| 86 | ディップ社 |
| 87 | ROXX社 |
| 88 | オープンワーク株式会社 |
| 89 | ビザスク社 |
| 90 | ワンキャリア社 |
| 91 | リクルートスタッフィング社 |
| 92 | エン・ジャパン株式会社 |
| 93 | レバレジーズ株式会社(2026年更新) |
| 94 | 株式会社キャリアデザインセンター |
| 95 | 株式会社ネオキャリア(2026年更新) |
| 96 | 株式会社ABABA |
| 97 | 株式会社リブセンス |
製造業や大手エンタープライズは、事業の専門性をどう候補者に翻訳するかが資料の勝負どころになる領域です。
製造業向けECの最大手であるMonotaROは、エンジニア向けの会社紹介資料を公開しています。膨大なSKUを支える物流・データ基盤の技術的な難易度を、エンジニア視点で丁寧に解説しています。
| No. | 会社名(資料リンク) |
|---|---|
| 99 | ウイングアーク1st社 |
| 100 | アペルザ社 |
| 101 | TBM社 |
| 102 | テックハウス社 |
| 103 | スタートアップテクノロジー社 |
| 104 | ガイオ・テクノロジー株式会社(2026年更新) |
| 105 | 株式会社フレクト(2026年更新) |
| 106 | 日本電気株式会社(NEC) |
| 107 | 株式会社Mico |
| 108 | Ecbo社 |
| 109 | グローバ社 |
| 110 | フェズ社 |
| 111 | ユウマペイント社 |
| 112 | マティックス社 |
| 113 | レッドホースコーポレーション社 |
| 114 | ナチュラルプランツ社 |
| 115 | アシスト社 |
| 116 | ベーシック社 |
| 117 | ハウテレビジョン社 |
| ## メディア・エンタメ領域の採用ピッチ資料(10社) |
メディア・コンテンツ企業は、事業の社会的インパクトとクリエイティブな組織文化の両方を見せる資料が多いです。
経済情報プラットフォーム「SPEEDA」「NewsPicks」を展開するユーザベースは、事業インフラとしての情報サービスという特殊なポジショニングを軸にした資料を公開しています。
| No. | 会社名(資料リンク) |
|---|---|
| 119 | PIVOT株式会社(2026年更新) |
| 120 | 株式会社日本経済新聞社 |
| 121 | クックパッド株式会社 |
| 122 | 株式会社サイバーエージェント |
| 123 | Schoo株式会社 |
| 124 | CINRA社 |
| 125 | Lang-8社 |
| 126 | dely社 |
| 127 | mikan社 |
専門性の高いサービスを扱う業界だからこそ、「何をしている会社か」を平易な言葉に翻訳できているかが差になる領域です。
BtoBマーケティングとUI/UXデザインを強みとするコンサル型のWeb制作会社であるベイジは、100枚を超えるスライドで丁寧に会社紹介をする資料を公開しています。これまでの実績や、仕事に取り組むうえでの考え方・価値観を説明する内容になっています。
UI/UXデザインファームの代表格であるGoodpatchは、青と白で統一されたデザインの資料を公開しています。ミニマムながら情報がしっかり伝わるグラフなど、企業情報を知るためだけでなく、デザインの参考にもしたい要素が詰まっています。
| No. | 会社名(資料リンク) |
|---|---|
| 130 | 株式会社Re-grit Partners |
| 131 | イグニション・ポイント株式会社 |
| 132 | フューチャー株式会社(2026年更新) |
| 133 | 株式会社セブンデックス |
| 134 | ギリア社 |
印刷EC、不動産、モビリティなど、SaaS・IT以外の事業ドメインでも採用ピッチ資料の活用は広がっています。
印刷EC発で、広告・金融まで事業を広げた中小企業支援基盤のラクスルは、複数事業をまたぐ会社紹介を、ミッション「仕組みを変え、世界を変える。」で束ねる構成の資料を公開しています。
クラウド上に採寸データを登録し、オーダースーツやシャツをオンラインで購入できるサービスを展開するFABRIC TOKYOは、ファッショナブルなスライドが目を惹く資料を公開しています。「転チャレ」という社内転職制度がユニークで、制度を利用した社員の生の声が聞ける点も魅力です。
クリーニングや修理の職人とユーザーをつなぐBtoBtoCプラットフォーム「ユアマイスター」を展開するユアマイスター社は、「はたらくを楽しくすることば『WORK WORD』」というメンバーメッセージを資料冒頭に置き、働くうえで必要なマインドセットを明確にしています。Speaker Deck上のファイル名が「loveletterfromus」になっているなど、候補者体験への細かな気配りも特徴です。
| No. | 会社名(資料リンク) |
|---|---|
| 138 | オープンハウス |
| 139 | 株式会社トラストバンク(2026年更新) |
| 140 | 株式会社Luup |
| 141 | 株式会社Pale Blue |
| 142 | 株式会社エアークローゼット |
| 143 | エムスリー株式会社 |
| 144 | コドモン株式会社(2026年更新) |
| 145 | ファンタラクティブ株式会社 |
| 146 | 株式会社ココナラ |
| 147 | 株式会社GA technologies |
| 148 | VALU社 |
| 149 | Chatwork社 |
| 150 | ビビットガーデン社 |
| 151 | GMOペパボ社 |
| 152 | メドレー社 |
| 153 | OKAN社 |
| 154 | アジアクエスト社 |
| 155 | APB社 |
| 156 | ラクス社 |
| 157 | ユーティル社 |
| 158 | SARUCREW社 |
| 159 | 株式会社マクアケ(2026年更新) |
| 160 | Mercari Culture Doc(Web形式) |
HeaRは累計100社以上の採用ピッチ資料・会社紹介資料の制作を支援してきました。その経験から、成果につながる資料に共通する5つのポイントを整理します。
・「誰に届けるか」を1人に絞る — 全職種・全レイヤー向けに1本で対応しようとすると、内容が総花的になり誰にも刺さりません。エンジニア向け・営業向けなど、まず口説きたい1つの職種・レイヤーに絞って設計するほうが、結果的に汎用性の高い資料になります。
・事業の「なぜ」から始める — 何をしている会社か(What)の前に、なぜその事業をやっているのか(Why)を先に見せます。候補者が意思決定に使うのは事業の社会的意義や成長性であり、機能一覧ではありません。
・Philosophy・People・Profession・Privilegeの4象限で抜け漏れを確認する — 採用ピッチ資料に何を盛り込むべきか迷ったら、HeaRが提唱する4Pフレームワークで構成要素の抜け漏れを点検するとよいでしょう。理念・人・事業・待遇のバランスが崩れると、資料全体の説得力が下がります。
・数字は「実感できる単位」に変換する — 「売上◯億円」より「導入社数◯社、1社あたり平均◯人が使うプロダクト」のように、候補者が自分ごととして解像度を持てる単位に翻訳します。今回取り上げた事例の多くも、抽象的な数字を具体的な単位に置き換えています。
・更新を前提にした運用設計にする — 一度作って終わりにせず、半年〜1年サイクルで更新する前提で運用する企業ほど、候補者からの信頼度が高い傾向にあります。事業フェーズが変わるたびに資料が古くなるのは避けられないため、更新のオーナーと頻度をあらかじめ決めておくことが実務上のポイントになります。
A. 会社紹介資料が事業内容中心なのに対し、採用ピッチ資料は候補者への「口説き」を目的に、事業の魅力に加えて組織文化・働き方・待遇までを含めて構成します。企業文化そのものに焦点を絞った資料は「カルチャーデック」と呼ばれ、採用ピッチ資料の一部に内包されることが多いです。両者の違いはカルチャーデックの解説記事で詳しく整理しています。
A. 30〜60ページ程度が目安です。今回取り上げた事例でも、ミラティブの全76枚のように厚みのある資料もあれば、20ページ台でコンパクトにまとめる企業もあり、事業の複雑さと伝えたい情報量によって適正ページ数は変わります。ページ数よりも「1枚1メッセージ」を徹底できているかのほうが重要です。
A. Speaker DeckやSlideShareなどのスライド共有サービスでの公開が定番です。無料で埋め込みリンクを発行でき、採用サイトや求人媒体、スカウトメールへの添付にもそのまま流用できるため、今回の160社の大半もこの2サービスのいずれかを利用しています。
A. 半年〜1年に1回が目安です。事業フェーズや組織規模が変わるたびに内容が古くなるため、資料内の数字(売上・従業員数・導入社数など)に有効期限があると考え、更新担当と更新タイミングをあらかじめ決めておくことが実務上のポイントになります。
A. 自社制作なら企画〜完成まで1〜2ヶ月、外部制作会社に依頼する場合は数十万円〜が相場になります。採用代行(RPO)と合わせて検討したい場合は、費用相場をまとめた採用代行(RPO)の費用相場記事も参考にしてください。詳しい制作の型は採用ピッチ資料の作り方講座にまとめています。
A. プロのデザイナーが作り込んだような統一感は必須ではありません。今回の事例でもテキスト中心のシンプルな構成で評価されている資料は多く、優先すべきは情報設計とメッセージの一貫性です。デザインリソースが限られる場合は、まず構成とコピーを磨き込み、ビジュアルは後から整えるアプローチでも十分機能します。
一覧はNotion版でも公開しています。採用ピッチ資料事例まとめ(Notion版)
採用課題に合わせた最適な打ち手を、HeaRが共に設計します。
まずは資料でサービスの全体像をご確認ください。