
高知県に強い人材紹介会社6社を、拠点・得意領域の比較表つきで紹介します。成果報酬の相場と返金規定、地場と全国大手の使い分け、高知労働局の最新データ(有効求人倍率1.14倍)まで、累計250社以上を支援するHeaRが企業側の目線でまとめました。(2026年9月更新)
人材紹介とは、人材紹介会社に登録している求職者のなかから自社にあった人材を送客してもらえるサービスを指します。具体的には以下のようなフローで人材紹介会社と採用活動を進めていきます。
人材紹介サービスの料金体系は、一般的に成果報酬が主流です。紹介してもらった求職者が内定承諾をして、実際に企業に入社することで料金発生が確定します。支払うべき料金は採用された求職者の年収に基づいて計算され、現在の相場は年収の30~40%です。例えば年収400万円の人材が入社した場合は、120〜160万円の成果報酬となります。
しかし、入社した求職者が早期退職するリスクも存在します。このような状況を考慮して、人材紹介会社は短期間での離職が発生した場合には支払った料金の全額または一部を返金する規定を設けていることが多いです。これにより企業側のリスクを軽減し、より安心して人材紹介サービスを利用することができます。
人材紹介経由の採用が上手くいっている企業とそうではない企業の違いは以下3つの指標です。
エージェント側も多くの企業を担当しているので「自社に紹介したい」と思ってもらえるような関係構築が必要です。後章で指標を向上するためのエージェント開拓・コミュニケーションについて紹介します。
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高知県の有効求人倍率は1.14倍(季節調整値・2026年7月)で、全国の1.18倍をやや下回ります。ただし数字ほど採用は楽ではありません。雇用保険の被保険者数は80か月連続で減少しており、働き手の絶対数そのものが縮み続けているのが高知県の採用市場です。
高知労働局の高知県の雇用失業情勢(令和8年7月)によると、高知県の有効求人倍率は季節調整値で1.14倍でした。全国の1.18倍(厚生労働省一般職業紹介状況 令和8年7月分)をやや下回る水準です。
「倍率が低いなら採用しやすいのでは」と考えるのは早計です。高知県では雇用保険の被保険者数が80か月——6年半以上にわたって減少を続けており、求人も求職者も同時に減っています。正社員の有効求人倍率は0.93倍と1を下回りますが、これも6か月連続で上昇中で、正社員採用の競争は徐々に厳しくなっています。
県内でも、ハローワークの管轄ごとに状況は大きく違います。高知市とそれ以外では、打つべき手が変わってきます。
| 安定所(管轄エリア) | 有効求人倍率(原数値・2026年7月) | 読み方 |
|---|---|---|
| 高知 | 1.24倍 | 県内の求人の中心。全所で前年同月を上回った |
| 須崎 | 1.10倍 | 求人と求職者がほぼ拮抗 |
| 安芸 | 0.80倍 | 求職者が相対的に多い |
| 四万十 | 0.75倍 | 同上。ただし若年層の流出が続く |
| いの | 0.56倍 | 県内で最も求職者優位 |
※出典: 高知労働局「高知県の雇用失業情勢(令和8年7月)」の安定所別有効求人倍率(原数値)。県全体の1.14倍は季節調整値のため単純比較はできません。
産業別では、製造業(+21.5%)と卸売・小売業(+15.3%)の新規求人の伸びが目立ちます。新規求人全体でも前年比+6.1%と2か月連続の増加で、「求人は増える・働き手は減る」という構図が鮮明です。
| 産業 | 新規求人数(2026年7月) | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 医療・福祉 | 1,486人 | +3.3% |
| 卸売業・小売業 | 896人 | +15.3% |
| サービス業 | 571人 | +13.5% |
| 建設業 | 546人 | +6.6% |
| 製造業 | 418人 | +21.5% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 303人 | ▲7.3% |
| 教育・学習支援業 | 112人 | ▲23.4% |
明るい材料もあります。高知県は2026年7月、dodaを運営するパーソルキャリアと連携した移住・就職支援の特設サイトを開設するなど、官民のUIターン誘致が活発です。県内の求職者だけを母集団にせず、県外からの人材還流をどう取り込むかが、高知県の採用戦略の分かれ目になります。
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高知県は豊かな自然環境を背景にした農業や漁業が基盤となっており、これらの産業での採用需要が安定しています。特産品である柚子やカツオなどの加工・販売に関わる業務では、季節に応じた雇用の機会が見られます。
観光業も高知県経済の大きな柱の一つです。四万十川や桂浜などの自然景観や、坂本龍馬記念館などの歴史的施設を訪れる観光客向けのサービス業で多くの採用が行われます。
最近では地方創生の一環として、高知県内でも新しいビジネスモデルを持つスタートアップ企業や、IT関連の業務を地方で展開する企業が増えてきています。従来の農業や漁業、観光業だけでなく、デジタルスキルや創造性を生かした新しい形の就職機会が生まれました。また高知県は若い世代の雇用創出を目指しており、地域おこし協力隊などの公的なプロジェクトを通じて移住してきた人材を積極的に採用しています。
高知県の人材紹介も、費用は入社が決まったときに支払う成果報酬型が基本です。相場は理論年収の30〜40%。契約や紹介の段階では費用がかからないため、リスクの低い採用手法と言えます。地方は年収帯の分だけ、支払額は首都圏より小さくなるのが通例です。
率の目安は理論年収の30〜35%です。採用が難しい職種や管理職クラスでは35〜40%まで上がります。支払いが発生するのは入社時点からで、選考中に費用はかかりません。年収に何を含めて計算するかは契約書の定義次第なので、そこだけは事前に押さえておきましょう。
早期退職時の返金規定は、ほとんどの会社が設けています。方式は退職までの期間で返金率が段階的に下がるものが主流です。「何か月以内なら何%か」は会社ごとに違うため、見積もり時に返金テーブルを取り寄せて並べて確認するのが確実です。
人材紹介の契約は無料のため、複数社と同時に結ぶのが一般的です。地場と全国型を組み合わせれば、地元の求職者と県外からの転職希望者の両方に接点を持てます。注意点は、契約社数に比例して連絡や求人票更新の工数が増えること。この管理は後の章で扱うエージェント対応の設計に直結します。
人材紹介以外の採用手法を含めた費用の全体像は、採用代行の費用相場や採用コンサルティングの費用相場の記事で解説しています。
人材紹介を利用することのメリットを4つ紹介します
人材紹介では、エージェント(RAやCA)が求職者と企業の両者に詳細なヒアリングを行います。企業の採用要件と求職者の就職要件をどちらも考慮したうえで、自社にマッチしている人材を紹介してもらえるため、求める人物像に限りなく近い人材を採用することが可能です。
認知度が低い企業は、求人サイト経由の応募数が伸びづらい傾向にあります。しかし人材紹介ではエージェントが求職者に対して企業紹介を丁寧に行うため、企業の認知度に関わらず応募を集めることが可能です。そのためには日頃から各人材紹介会社と関係構築を行い、「御社に紹介したい」と思ってもらうコミュニケーションが必要です。
人材紹介は成果報酬型のサービスです。そのため採用が成功し、求職者が入社にいたるまで費用は発生しません。初期費用・月額費用をかけずに自社に合った人材を採用することができるため、採用予算を効率的に活用できます。
採用活動を全て自社で行うと、求人票作成や書類審査、面接などで膨大な業務量になります。人材紹介を活用すると、母集団形成や一定のスクリーニングは事前に完了した状態で求職者を紹介してもらえるので、採用担当者の工数を削減することが可能です。自社の採用要件を丁寧にすり合わせるほど工数も削減されることでしょう。
人材紹介を利用することの懸念点を3つ紹介します
人材紹介の費用は、成果報酬です。年収の30~40%の費用が採用した人数分だけ必要となります。人材紹介経由で年収400万円の人を10名採用した場合は、1,000万円以上の費用がかかります。人材紹介経由で複数人採用する場合は他の採用手法と比べて費用が割高になる可能性があるため、人材紹介経由の予算と採用要件は事前に言語化しておきましょう。
メリットで紹介した「採用担当者の工数削減」の裏返しですが、自社で行う採用業務が少なくなります。母集団形成やスクリーニングの一部を外注するため、採用ノウハウが蓄積されないことが懸念点となります。全てを紹介会社に任せきりにするのではなく、積極的にエージェントと伴走した採用活動を推進していきましょう。
人材紹介からすぐに求職者を紹介してもらえるとは限りません。特に採用要件が高い場合や採用条件が良くない場合は、エージェントも積極的に推薦してくれません。採用要件や条件面を妥協できない場合は、長期的な採用を視野に入れる必要があります。
高知県での会社選びは、対応職種・拠点の地場性・UIターン対応・得意な層の4軸で整理すると迷いません。高知市圏に求人が集中する一方、県外からのUIターン誘致が官民で活発化しているため、地場と全国型の併用が特に効く県です。
次の章で紹介する各社を、この軸で整理したのが下の表です。
| 会社名 | 主な拠点 | 得意領域・特徴 |
|---|---|---|
| パソナ(パソナキャリア) | 高知市 | 全国大手。対面・Web面談対応、UIターン支援に積極的 |
| アビリティーセンター | 新居浜市(四国4県) | 四国地場の総合人材サービス |
| リージェント | 高松市(四国4県対応) | UIターン専門。四国への転職支援に実績 |
| アールシステム | 高知市 | 1973年創業の地場総合人材サービス |
| クリエアナブキ | 高松市(四国全域) | UIターンセンターを運営。四国4県+東名阪に拠点 |
| WDB(四国) | 松山市 | 研究職・理系専門職に特化 |
※各社の拠点・特徴は2026年9月時点の公開情報にもとづきます。対応職種や契約条件は変わることがあるため、最新の情報は各社に直接ご確認ください。
人材紹介会社を含む採用代行会社の選定基準は、RPO選定5つのポイント(無料資料)にまとめています。
高知県で実力・実績がある人材紹介会社を6社ご紹介

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人材紹介を巻き込んだ採用活動を成功させるためには、以下3つの指標を高める必要があります。
各指標を高めるためのエージェント開拓・コミュニケーション方法のコツを紹介していきます。
契約エージェント数を増やす活動です。採用ターゲットによって開拓すべきエージェントも異なります。相性が悪いエージェントとの連絡・商談が増えると時間対効果が悪くなるため、自社の採用ターゲットにあった企業を探しましょう。
エージェントが紹介したくなる情報を掲載した資料・ドキュメントを制作する業務です。
などを記載しておくとエージェントが紹介しやすくなり、紹介数・質向上が見込めることでしょう。
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エージェントのニーズや意見、フィードバックを収集する手法です。アンケートを通じて、エージェントの現在の満足度や要望を把握し、サービスの改善や新しい取り組みの方向性を設定することができます。
エージェントとの関係を深めるための、情報提供や交流の場を設ける活動です。採用活動の状況や新規事業の紹介、エージェントの疑問や懸念を解消するためのセッションなど、相互の理解を促進することを目的としています。コロナが落ち着いた最近は、オフィスに招いて会社見学会も合わせて行う企業が増えています。
エージェントとのコミュニケーションを行う業務。定例ミーティングや都度の連絡で以下のようなコミュニケーションを取ることで紹介数・質向上を狙います。
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エージェントごとのデータや活動を分析する業務です。紹介数が多い企業・歩留まりが良い企業を可視化することで、関係構築すべきリソースの最適化を図ります。専用ツールがなくても、スプレッドシートに紹介数と選考結果を会社別に記録しておけば十分に可視化できます。
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エージェントへの報酬を抑えることは推奨されません。エージェントも売上を向上させたいと考えているからです。例えば通常35%の報酬で契約しているエージェントに対し「全エージェントに30%でお願いしているので…」と5%値切りする形で依頼するとします。
たった5%の差でも、年収500万円の人材が採用された際には、
年収の30%・・・150万円の成果報酬年収の35%・・・175万円の成果報酬と25万円の差になります。企業としてコストを抑えたいのは理解できますが、報酬の低さが理由で注力企業から外れ、優秀な人材の紹介が遅れる可能性もあるため注意が求められます。
コミュニケーション量が少ないのも問題です。エージェントの注力企業に入るためにはコミュニケーションを密に取り、協力する姿勢が重要です。コミュニケーション量が少なく、最新情報を共有しないままでは、
など、悪循環に陥ります。定期的に情報交換を行い、採用の質を向上させる努力が必要です。
「今月は〇〇名の紹介をお願いしますね」とノルマを提示するのは逆効果となります。指定された人数の紹介を目指そうとすると、ターゲットから外れた人材も紹介せざるを得なくなることがあります。これにより採用につながらなかったり、採用されてもすぐ離職する人材が出たりと、企業とエージェント双方にとって無駄な人件費が発生することになります。
双方にとって良い結果を得るためには、ノルマを提示するのではなく、紹介しやすい企業としての評価を高める努力が効果的でしょう。
A. 地場では1973年創業のアールシステムが高知市の代表格で、全国型ではパソナが高知市に拠点を置いています。四国広域ではアビリティーセンター・クリエアナブキ・リージェントが対応します。求人の中心は高知市圏なので、職種と勤務地で2〜3社に絞って声をかけてください。
A. 成果報酬で理論年収の30〜40%が相場です。年収350万円なら105〜140万円が目安です。初期費用や月額費用はかからず、入社が確定するまで費用は発生しません。
A. ほとんどの会社が返金規定を設けています。退職までの期間に応じて返金率が段階的に下がる方式が主流で、期間と率は会社ごとに違います。契約前に必ず確認してください。
A. 問題ありません。契約自体は無料のため、複数社と契約するのが一般的です。ただし契約社数が増えるほどエージェント対応の工数も増えるため、紹介数と歩留まりを見て注力先を絞る運用が必要です。
A. 県内在住者や地域密着の職種は地場の会社、県外からのUIターンや専門職は全国型が向いています。両方と契約し、職種ごとに紹介の質が高い方へ比重を移していくのが基本です。
A. 高知県は官民でUIターン誘致を強化中で、2026年7月にはdodaと連携した県の特設サイトも開設されました。UIターン専門のリージェントやクリエアナブキと契約しつつ、県の移住支援制度の対象求人にしておくと、県外人材との接点が広がります。
A. 原因の多くは、求人票の条件が市場とずれているか、エージェントの注力企業に入れていないかのどちらかです。本記事の「エージェント開拓・コミュニケーション方法」で紹介した資料提供と定期連絡を行い、要件や条件を見直してください。
A. できます。HeaRではエージェント開拓とコミュニケーションの代行を提供しており、複数社との連絡や求人情報の更新共有をまとめて引き受ける形です。人材紹介以外の採用業務も含めて任せたい場合はAI-RPOが対象になります。
今回は高知県の人材紹介サービスを紹介しました。自社に合いそうな企業の開拓・関係値構築を図ってみてください。近隣エリアの人材紹介会社は、四国地方・香川県・愛媛県・徳島県の記事でそれぞれ紹介しています。一方、全エージェントとコミュニケーションを取る工数が不足している企業も多く存在します。HeaRではエージェント開拓・コミュニケーションを代行し、紹介数・質ともに高めることが可能です。人材紹介の活用にお困りの際はHeaRにご相談ください。
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