
愛媛県に強い人材紹介会社8社を、拠点・得意領域の比較表つきで紹介します。成果報酬の相場と返金規定、地場と全国大手の使い分け、愛媛労働局の最新データ(有効求人倍率1.37倍)まで、累計250社以上を支援するHeaRが企業側の目線でまとめました。(2026年9月更新)
人材紹介とは、人材紹介会社に登録している求職者のなかから自社にあった人材を送客してもらえるサービスを指します。具体的には以下のようなフローで人材紹介会社と採用活動を進めていきます。
人材紹介サービスの料金体系は、一般的に成果報酬が主流です。紹介してもらった求職者が内定承諾をして、実際に企業に入社することで料金発生が確定します。支払うべき料金は採用された求職者の年収に基づいて計算され、現在の相場は年収の30~40%です。例えば年収400万円の人材が入社した場合は、120〜160万円の成果報酬となります。
しかし、入社した求職者が早期退職するリスクも存在します。このような状況を考慮して、人材紹介会社は短期間での離職が発生した場合には支払った料金の全額または一部を返金する規定を設けていることが多いです。これにより企業側のリスクを軽減し、より安心して人材紹介サービスを利用することができます。
人材紹介経由の採用が上手くいっている企業とそうではない企業の違いは以下3つの指標です。
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エージェント側も多くの企業を担当しているので「自社に紹介したい」と思ってもらえるような関係構築が必要です。後章で指標を向上するためのエージェント開拓・コミュニケーションについて紹介します。
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愛媛県の有効求人倍率は1.37倍(季節調整値・2026年7月)で、全国の1.18倍を上回っています。前月から0.03ポイント下がり2か月連続の低下ですが、フルタイムに限れば1.53倍と高く、「企業が求職者に選ばれる側」という構図は変わっていません。
愛媛労働局の管内の雇用失業情勢(令和8年7月分)によると、愛媛県の有効求人倍率は季節調整値で1.37倍でした。前月から0.03ポイント下がり2か月連続の低下ですが、全国の1.18倍(厚生労働省一般職業紹介状況 令和8年7月分)を大きく上回っています。
有効求人倍率が1を超えるということは、求職者数よりも求人件数が多いことを表します。企業側は「求職者を選ぶ」から「求職者から選ばれる」への意識転換が必要です。フルタイム(一般)の有効求人倍率は1.53倍、うち正社員は1.19倍と、雇用形態を問わず求人が求職者を上回る状態が続いています。
同じ愛媛県内でも、地域によって倍率には差があります。採用拠点がどのエリアにあるかで、人材紹介会社に頼るべき度合いも変わってきます。
| 地域 | 有効求人倍率(原数値・2026年7月) | 読み方 |
|---|---|---|
| 中予(松山など) | 1.34倍 | 県庁所在地圏。求人も求職者も最も多く、競合企業も多い |
| 東予(今治・新居浜・西条など) | 1.28倍 | タオル・造船・製紙など地場製造業の求人が集まる |
| 南予(宇和島・八幡浜など) | 1.26倍 | 前年から0.12ポイント低下。一次産業・養殖の比重が高い |
| 県計 | 1.31倍 | 季節調整値1.37倍とは集計方法が異なる(原数値) |
※出典: 愛媛労働局「管内の雇用失業情勢(令和8年7月分)」の地域別月間有効求人倍率(原数値)。県全体の1.37倍は季節調整値のため単純比較はできません。
産業別に見ると、新規求人が増えているのは製造業と運輸業です。今治のタオル・造船、四国中央の製紙といった地場製造業の人手不足感が数字にも表れています。一方で建設業や宿泊・飲食は前年から減っており、業種によって採用競争の温度差がはっきりしています。
| 産業 | 新規求人数(2026年7月) | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 医療・福祉 | 3,100人 | ▲1.0% |
| サービス業(他に分類されないもの) | 1,732人 | ▲2.7% |
| 卸売業・小売業 | 1,296人 | ▲4.8% |
| 製造業 | 1,179人 | +9.3% |
| 建設業 | 762人 | ▲8.0% |
| 運輸業・郵便業 | 614人 | +6.4% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 445人 | ▲13.8% |
求人の絶対量で最も大きいのは医療・福祉の3,100人で、新規求人全体の3割超を占めます。医療・介護分野の採用は、この巨大な母数の中での取り合いです。製造業や技術職でも求人増が続いているため、人材紹介会社にどれだけ自社を推薦してもらえるかが採用の成否を左右します。
愛媛県は柑橘類の生産や海洋資源の豊富さが特徴で、これらを基盤とした農業や漁業に関連する職種では安定した採用需要があります。特にみかんをはじめとする柑橘類の栽培や加工、販売に関わる業務では地域特有の雇用機会が生まれています。
さらに愛媛県は四国地方の中で工業の発展が著しい地域の一つです。造船業や石油化学工業が盛んで、これらの分野で技術者や専門職の採用が活発に行われています。また近年は再生可能エネルギー関連の企業も増え、新しい技術や知識を持った人材への需要が高まっています。
観光業においても道後温泉をはじめとする温泉地や歴史的な観光スポットへの訪問者が多く、この分野でのサービス向上を目指した人材採用が加速。IT分野においてもリモートワークの普及やデジタル化推進の流れの中で新たな働き方を受け入れる企業が増加しており、プログラミングスキルやデジタルマーケティングの知識を持つ人材が求められています。
愛媛県でも人材紹介の費用は成果報酬型が基本で、相場は採用した人材の理論年収の30〜40%です。初期費用や月額費用はかからず、入社が確定して初めて費用が発生します。地方は年収帯が首都圏より低い分、1名あたりの支払額は東京より抑えられる傾向にあります。
手数料率は会社ごとに違いますが、30〜35%を基準に、採用難度の高い職種や管理職で35〜40%に上がるのが一般的です。支払いは入社日または入社月の翌月払いが多く、内定承諾の時点では発生しません。年収の定義(基本給のみか、賞与や手当を含むか)は契約書で必ず確認しておきましょう。
入社後に短期間で退職した場合、手数料の一部を返金する規定を設けている会社がほとんどです。返金率は退職までの期間で段階的に下がる方式が主流で、1か月以内なら大部分、3か月以内なら一部という形が多く見られます。返金規定の期間と率は会社によって差が大きいため、契約前に比較しておくと安心です。
人材紹介は1社に絞る必要がなく、複数社と同時に契約するのが一般的です。契約自体に費用はかからないため、地場に強い会社と全国型の会社を組み合わせて母集団を広げる企業が多くなっています。ただし契約社数が増えるほど、後の章で紹介するエージェント対応の工数も増える点は覚えておきましょう。
人材紹介以外の採用手法を含めた費用の全体像は、採用代行の費用相場や採用コンサルティングの費用相場の記事で解説しています。
人材紹介を利用することのメリットを4つ紹介します
人材紹介では、エージェント(RAやCA)が求職者と企業の両者に詳細なヒアリングを行います。企業の採用要件と求職者の就職要件をどちらも考慮したうえで、自社にマッチしている人材を紹介してもらえるため、求める人物像に限りなく近い人材を採用することが可能です。
認知度が低い企業は、求人サイト経由の応募数が伸びづらい傾向にあります。しかし人材紹介ではエージェントが求職者に対して企業紹介を丁寧に行うため、企業の認知度に関わらず応募を集めることが可能です。そのためには日頃から各人材紹介会社と関係構築を行い、「御社に紹介したい」と思ってもらうコミュニケーションが必要です。
人材紹介は成果報酬型のサービスです。そのため採用が成功し、求職者が入社にいたるまで費用は発生しません。初期費用・月額費用をかけずに自社に合った人材を採用することができるため、採用予算を効率的に活用できます。
採用活動を全て自社で行うと、求人票作成や書類審査、面接などで膨大な業務量になります。人材紹介を活用すると、母集団形成や一定のスクリーニングは事前に完了した状態で求職者を紹介してもらえるので、採用担当者の工数を削減することが可能です。自社の採用要件を丁寧にすり合わせるほど工数も削減されることでしょう。
人材紹介を利用することの懸念点を3つ紹介します
人材紹介の費用は、成果報酬です。年収の30~40%の費用が採用した人数分だけ必要となります。人材紹介経由で年収400万円の人を10名採用した場合は、1,000万円以上の費用がかかります。人材紹介経由で複数人採用する場合は他の採用手法と比べて費用が割高になる可能性があるため、人材紹介経由の予算と採用要件は事前に言語化しておきましょう。
メリットで紹介した「採用担当者の工数削減」の裏返しですが、自社で行う採用業務が少なくなります。母集団形成やスクリーニングの一部を外注するため、採用ノウハウが蓄積されないことが懸念点となります。全てを紹介会社に任せきりにするのではなく、積極的にエージェントと伴走した採用活動を推進していきましょう。
人材紹介からすぐに求職者を紹介してもらえるとは限りません。特に採用要件が高い場合や採用条件が良くない場合は、エージェントも積極的に推薦してくれません。採用要件や条件面を妥協できない場合は、長期的な採用を視野に入れる必要があります。
愛媛県で人材紹介会社を選ぶ軸は、対応職種・拠点の地場性・UIターン対応・得意な層の4つです。松山の中予圏と、今治・新居浜の東予圏では求職者の層が違うため、勤務地から逆算して地場と広域の会社を組み合わせるのが基本です。
次の章で紹介する各社を、この軸で整理したのが下の表です。
| 会社名 | 主な拠点 | 得意領域・特徴 |
|---|---|---|
| 伊予鉄総合企画 | 松山市 | 伊予鉄グループ。県内企業とのネットワークに強み |
| アビリティーセンター | 新居浜市(四国4県) | 四国地場の総合人材サービス。技術系・事務系とも対応 |
| リクルートエージェント | 全国(オンライン) | 国内最大級。愛媛の公開求人950件超 |
| リージェント | 高松市(四国4県対応) | UIターン専門。製造業・技術系の転職支援実績 |
| アイティエス | 今治市 | 今治拠点の地域密着型。事務・オフィスワークに強み |
| クリエアナブキ | 高松市(四国全域) | UIターンセンターを運営。四国4県+東名阪に拠点 |
| WDB(松山) | 松山市 | 研究職・理系専門職に特化 |
| キャリアプランニング | 岡山市(中四国) | 瀬戸内エリア広域。看護・介護など医療福祉に強み |
※各社の拠点・特徴は2026年9月時点の公開情報にもとづきます。対応職種や契約条件は変わることがあるため、最新の情報は各社に直接ご確認ください。
人材紹介会社を含む採用代行会社の選定基準は、RPO選定5つのポイント(無料資料)にまとめています。
愛媛県で実力・実績がある人材紹介会社を8社ご紹介
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人材紹介を巻き込んだ採用活動を成功させるためには、以下3つの指標を高める必要があります。
各指標を高めるためのエージェント開拓・コミュニケーション方法のコツを紹介していきます。
契約エージェント数を増やす活動です。採用ターゲットによって開拓すべきエージェントも異なります。相性が悪いエージェントとの連絡・商談が増えると時間対効果が悪くなるため、自社の採用ターゲットにあった企業を探しましょう。
エージェントが紹介したくなる情報を掲載した資料・ドキュメントを制作する業務です。
などを記載しておくとエージェントが紹介しやすくなり、紹介数・質向上が見込めることでしょう。
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エージェントのニーズや意見、フィードバックを収集する手法です。アンケートを通じて、エージェントの現在の満足度や要望を把握し、サービスの改善や新しい取り組みの方向性を設定することができます。
エージェントとの関係を深めるための、情報提供や交流の場を設ける活動です。採用活動の状況や新規事業の紹介、エージェントの疑問や懸念を解消するためのセッションなど、相互の理解を促進することを目的としています。コロナが落ち着いた最近は、オフィスに招いて会社見学会も合わせて行う企業が増えています。
エージェントとのコミュニケーションを行う業務。定例ミーティングや都度の連絡で以下のようなコミュニケーションを取ることで紹介数・質向上を狙います。
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エージェントごとのデータや活動を分析する業務です。紹介数が多い企業・歩留まりが良い企業を可視化することで、関係構築すべきリソースの最適化を図ります。専用ツールがなくても、スプレッドシートに紹介数と選考結果を会社別に記録しておけば十分に可視化できます。
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エージェントへの報酬を抑えることは推奨されません。エージェントも売上を向上させたいと考えているからです。例えば通常35%の報酬で契約しているエージェントに対し「全エージェントに30%でお願いしているので…」と5%値切りする形で依頼するとします。
たった5%の差でも、年収500万円の人材が採用された際には、
年収の30%・・・150万円の成果報酬年収の35%・・・175万円の成果報酬と25万円の差になります。企業としてコストを抑えたいのは理解できますが、報酬の低さが理由で注力企業から外れ、優秀な人材の紹介が遅れる可能性もあるため注意が求められます。
コミュニケーション量が少ないのも問題です。エージェントの注力企業に入るためにはコミュニケーションを密に取り、協力する姿勢が重要です。コミュニケーション量が少なく、最新情報を共有しないままでは、
など、悪循環に陥ります。定期的に情報交換を行い、採用の質を向上させる努力が必要です。
「今月は〇〇名の紹介をお願いしますね」とノルマを提示するのは逆効果となります。指定された人数の紹介を目指そうとすると、ターゲットから外れた人材も紹介せざるを得なくなることがあります。これにより採用につながらなかったり、採用されてもすぐ離職する人材が出たりと、企業とエージェント双方にとって無駄な人件費が発生することになります。
双方にとって良い結果を得るためには、ノルマを提示するのではなく、紹介しやすい企業としての評価を高める努力が効果的でしょう。
A. 地場では伊予鉄総合企画(松山)、アイティエス(今治)、アビリティーセンター(新居浜)が代表格です。UIターンはリージェントやクリエアナブキが窓口になります。職種によって得意な会社が違うため、本記事の比較表で確認したうえで2〜3社に声をかけるのが現実的です。
A. 成果報酬で理論年収の30〜40%が相場です。年収400万円なら120〜160万円が目安になります。初期費用や月額費用はかからず、入社が確定するまで費用は発生しません。
A. ほとんどの会社が返金規定を設けています。退職までの期間に応じて返金率が段階的に下がる方式が主流で、期間と率は会社ごとに違います。契約前に必ず確認してください。
A. 問題ありません。契約自体は無料のため、複数社と契約するのが一般的です。ただし契約社数が増えるほどエージェント対応の工数も増えるため、紹介数と歩留まりを見て注力先を絞る運用が必要です。
A. 県内在住者や地域密着の職種は地場の会社、県外からのUIターンや専門職は全国型が向いています。両方と契約し、職種ごとに紹介の質が高い方へ比重を移していくのが基本です。
A. UIターン専門のリージェントや、UIターンセンターを持つクリエアナブキが窓口になります。松山圏は県外からの転職希望者も一定数いるため、移住支援制度や住宅手当を求人票と会社紹介資料に明記しておくと紹介が増えやすくなります。
A. 原因の多くは、求人票の条件が市場とずれているか、エージェントの注力企業に入れていないかのどちらかです。本記事の「エージェント開拓・コミュニケーション方法」で紹介した資料提供と定期連絡を行い、要件や条件を見直してください。
A. できます。HeaRではエージェント開拓とコミュニケーションの代行を提供しており、複数社との連絡や求人情報の更新共有をまとめて引き受ける形です。人材紹介以外の採用業務も含めて任せたい場合はAI-RPOが対象になります。
今回は愛媛県の人材紹介サービスを紹介しました。自社に合いそうな企業の開拓・関係値構築を図ってみてください。近隣エリアの人材紹介会社は、四国地方・香川県・徳島県・高知県・岡山県の記事でそれぞれ紹介しています。
一方、全エージェントとコミュニケーションを取る工数が不足している企業も多く存在します。HeaRではエージェント開拓・コミュニケーションを代行し、紹介数・質ともに高めることが可能です。人材紹介の活用にお困りの際はHeaRにご相談ください。
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https://www.hear.co.jp/recruit/agent-control
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