
徳島県に強い人材紹介会社8社を、拠点・得意領域の比較表つきで紹介します。成果報酬の相場と返金規定、地場と全国大手の使い分け、徳島労働局の最新データ(有効求人倍率1.23倍)まで、累計250社以上を支援するHeaRが企業側の目線でまとめました。(2026年9月更新)
人材紹介とは、人材紹介会社に登録している求職者のなかから自社にあった人材を送客してもらえるサービスを指します。具体的には以下のようなフローで人材紹介会社と採用活動を進めていきます。
人材紹介サービスの料金体系は、一般的に成果報酬が主流です。紹介してもらった求職者が内定承諾をして、実際に企業に入社することで料金発生が確定します。支払うべき料金は採用された求職者の年収に基づいて計算され、現在の相場は年収の30~40%です。例えば年収400万円の人材が入社した場合は、120〜160万円の成果報酬となります。
しかし、入社した求職者が早期退職するリスクも存在します。このような状況を考慮して、人材紹介会社は短期間での離職が発生した場合には支払った料金の全額または一部を返金する規定を設けていることが多いです。これにより企業側のリスクを軽減し、より安心して人材紹介サービスを利用することができます。
人材紹介経由の採用が上手くいっている企業とそうではない企業の違いは以下3つの指標です。
エージェント側も多くの企業を担当しているので「自社に紹介したい」と思ってもらえるような関係構築が必要です。後章で指標を向上するためのエージェント開拓・コミュニケーションについて紹介します。
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徳島県の有効求人倍率は1.23倍(季節調整値・2026年7月)で、全国の1.18倍をやや上回ります。ただし平均値だけでは実態を見誤ります。保安職8.90倍・建設躯体工事8.12倍に対して一般事務は0.39倍と、職種によって採用難度が極端に分かれているのが徳島県の特徴です。
徳島労働局の最近の雇用失業情勢(令和8年7月分)によると、徳島県の有効求人倍率は季節調整値で1.23倍でした。前月と同水準で、全国の1.18倍(厚生労働省一般職業紹介状況 令和8年7月分)をやや上回っています。正社員の有効求人倍率も1.09倍と、前年同月を0.04ポイント上回りました。
徳島県で特に注意したいのが、職種によるミスマッチの大きさです。常用フルタイムの職業別倍率を見ると、保安職8.90倍・建設躯体工事8.12倍・医師や薬剤師など7.06倍と現場系・専門職の不足が突出する一方、一般事務は0.39倍と求職者が大幅に余っています。「事務の応募は集まるのに、現場と専門職が採れない」という企業の実感は、統計でも裏づけられています。
エリア別では、県央の徳島(1.43倍)と県西の三好(1.22倍)が高く、県南は求職者優位です。
| 安定所(管轄エリア) | 有効求人倍率(原数値・2026年7月) | 読み方 |
|---|---|---|
| 徳島 | 1.43倍 | 県内の求人の中心。最も採用が難しい |
| 三好 | 1.22倍 | 県西部で最も高い |
| 鳴門 | 1.03倍 | ほぼ需給均衡 |
| 阿南 | 0.99倍 | 県南の中心。求職者がわずかに優位 |
| 牟岐(出張所) | 0.93倍 | 県南部 |
| 吉野川 | 0.92倍 | 県西部 |
| 美馬 | 0.91倍 | 県西部 |
| 小松島(出張所) | 0.88倍 | 県内で最も求職者優位 |
※出典: 徳島労働局「最近の雇用失業情勢(令和8年7月分)」の安定所別有効求人倍率(原数値)。県全体の1.23倍は季節調整値のため単純比較はできません。
産業別では、医療・福祉の新規求人が前年比+13.0%と大きく伸び、絶対量でも県内最大です。LED関連や製薬など徳島の主力製造業は堅調な一方、小売と宿泊・飲食の求人減少が続いています。
| 産業 | 新規求人数(2026年7月) | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 医療・福祉 | 1,994人 | +13.0% |
| サービス業(他に分類されないもの) | 885人 | +5.6% |
| 卸売業・小売業 | 547人 | ▲19.6% |
| 建設業 | 543人 | ▲7.3% |
| 製造業 | 440人 | +1.6% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 246人 | ▲23.4% |
| 運輸業・郵便業 | 231人 | +21.6% |
| 情報通信業 | 61人 | +144.0% |
まとめると、徳島県の採用は「平均倍率は穏やかでも、採りたい職種ほど採れない」構造です。現場系・専門職・医療系の採用では、待ちの募集だけでは母集団が作れません。その職種の登録者を実際に持っている人材紹介会社を見極めて組むことが、他県以上に重要になります。
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徳島県は農業や漁業が盛んな地域であり、これらの産業に関連する採用ニーズが一定の割合を占めています。また、阿波おどりなどの文化的イベントを活かした観光業も徳島県の経済にとって重要な柱の一つです。観光関連の職種では季節による雇用の波が見られます。
最近ではITやデジタル関連の企業の進出も少しずつ増えてきており、特にリモートワークやオンラインサービスの普及に伴い、新しい働き方を取り入れる企業が増加しています。このため、デジタルスキルを持つ人材への需要が高まりつつある状態です。
新型コロナウイルスの影響による観光業の打撃からの回復に向けて、徳島県内の企業も様々な対策を講じており、地元産業を支えるための人材確保に努めています。また地方創生や産業振興の観点から、若手起業家や革新的なビジネスモデルを持つ企業への支援も強化されており、これに伴い新規事業に携わる人材の採用も活発に行われています。
費用の仕組みは徳島県でも全国と変わらず、成果報酬型が基本です。相場は採用した人材の理論年収の30〜40%で、入社が確定するまで初期費用も月額費用も発生しません。年収水準が首都圏より低い地方では、率が同じでも1名あたりの実額は抑えられます。
基準となる手数料率は30〜35%で、専門職や管理職では35〜40%に設定される場合があります。請求のタイミングは入社日基準が一般的で、内定承諾の段階では発生しません。「理論年収」に賞与や手当を含むかどうかは会社によって違うため、契約前に定義を確認してください。
紹介された人材が早期に退職した場合に備えて、多くの会社が返金規定を用意しています。一般的なのは退職時期に応じて返金率が下がる段階方式で、目安は1か月以内で大部分、3か月以内で一部です。この条件は会社差が大きい項目なので、複数社を比べるときの比較ポイントになります。
契約は1社に限定せず、複数社と並行するのが標準的な使い方です。契約だけなら無料なので、地場の会社で地域の求職者を、全国型でUIターン層を、と役割を分けて組み合わせる企業が目立ちます。一方で社数が増えるほどエージェント対応の工数は膨らむため、後の章の管理方法とセットで考えてください。
人材紹介以外の採用手法を含めた費用の全体像は、採用代行の費用相場や採用コンサルティングの費用相場の記事で解説しています。
人材紹介を利用することのメリットを4つ紹介します
人材紹介では、エージェント(RAやCA)が求職者と企業の両者に詳細なヒアリングを行います。企業の採用要件と求職者の就職要件をどちらも考慮したうえで、自社にマッチしている人材を紹介してもらえるため、求める人物像に限りなく近い人材を採用することが可能です。
認知度が低い企業は、求人サイト経由の応募数が伸びづらい傾向にあります。しかし人材紹介ではエージェントが求職者に対して企業紹介を丁寧に行うため、企業の認知度に関わらず応募を集めることが可能です。そのためには日頃から各人材紹介会社と関係構築を行い、「御社に紹介したい」と思ってもらうコミュニケーションが必要です。
人材紹介は成果報酬型のサービスです。そのため採用が成功し、求職者が入社にいたるまで費用は発生しません。初期費用・月額費用をかけずに自社に合った人材を採用することができるため、採用予算を効率的に活用できます。
採用活動を全て自社で行うと、求人票作成や書類審査、面接などで膨大な業務量になります。人材紹介を活用すると、母集団形成や一定のスクリーニングは事前に完了した状態で求職者を紹介してもらえるので、採用担当者の工数を削減することが可能です。自社の採用要件を丁寧にすり合わせるほど工数も削減されることでしょう。
人材紹介を利用することの懸念点を3つ紹介します
人材紹介の費用は、成果報酬です。年収の30~40%の費用が採用した人数分だけ必要となります。人材紹介経由で年収400万円の人を10名採用した場合は、1,000万円以上の費用がかかります。人材紹介経由で複数人採用する場合は他の採用手法と比べて費用が割高になる可能性があるため、人材紹介経由の予算と採用要件は事前に言語化しておきましょう。
メリットで紹介した「採用担当者の工数削減」の裏返しですが、自社で行う採用業務が少なくなります。母集団形成やスクリーニングの一部を外注するため、採用ノウハウが蓄積されないことが懸念点となります。全てを紹介会社に任せきりにするのではなく、積極的にエージェントと伴走した採用活動を推進していきましょう。
人材紹介からすぐに求職者を紹介してもらえるとは限りません。特に採用要件が高い場合や採用条件が良くない場合は、エージェントも積極的に推薦してくれません。採用要件や条件面を妥協できない場合は、長期的な採用を視野に入れる必要があります。
選定の軸は4つ——対応職種・拠点の地場性・UIターン対応・得意な層です。徳島市圏に求人が集中し、職種のミスマッチが大きい県のため、採りたい職種の登録者を持つ会社かどうかが最大の見極めポイントです。
次の章で紹介する各社を、この軸で整理したのが下の表です。
| 会社名 | 主な拠点 | 得意領域・特徴 |
|---|---|---|
| リージェント | 高松市(四国4県対応) | UIターン専門。四国への転職支援に実績 |
| グロップ | 徳島市 | 創業40年超の全国型。製造・物流分野に強み |
| シーツービーテック | 徳島市(阿南出張所) | 正社員特化の地場エージェント。「じょぶる徳島」運営 |
| スタッフクリエイト | 徳島市 | 1989年設立の地場。事務・接客・営業・構内作業 |
| アビリティーセンター | 新居浜市(四国4県) | 四国地場の総合人材サービス |
| クリエアナブキ | 高松市(四国全域) | UIターンセンターを運営。四国4県+東名阪に拠点 |
| SDセンター | 徳島市 | 1986年設立・徳島初の認可人材派遣会社。事務・製造・専門職 |
| ロイヤルウィン | 徳島県内 | 地場の人材サービス |
※各社の拠点・特徴は2026年9月時点の公開情報にもとづきます。対応職種や契約条件は変わることがあるため、最新の情報は各社に直接ご確認ください。
人材紹介会社を含む採用代行会社の選定基準は、RPO選定5つのポイント(無料資料)にまとめています。
徳島県で実力・実績がある人材紹介会社を8社ご紹介
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人材紹介を巻き込んだ採用活動を成功させるためには、以下3つの指標を高める必要があります。
各指標を高めるためのエージェント開拓・コミュニケーション方法のコツを紹介していきます。
契約エージェント数を増やす活動です。採用ターゲットによって開拓すべきエージェントも異なります。相性が悪いエージェントとの連絡・商談が増えると時間対効果が悪くなるため、自社の採用ターゲットにあった企業を探しましょう。
エージェントが紹介したくなる情報を掲載した資料・ドキュメントを制作する業務です。
などを記載しておくとエージェントが紹介しやすくなり、紹介数・質向上が見込めることでしょう。
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エージェントのニーズや意見、フィードバックを収集する手法です。アンケートを通じて、エージェントの現在の満足度や要望を把握し、サービスの改善や新しい取り組みの方向性を設定することができます。
エージェントとの関係を深めるための、情報提供や交流の場を設ける活動です。採用活動の状況や新規事業の紹介、エージェントの疑問や懸念を解消するためのセッションなど、相互の理解を促進することを目的としています。コロナが落ち着いた最近は、オフィスに招いて会社見学会も合わせて行う企業が増えています。
エージェントとのコミュニケーションを行う業務。定例ミーティングや都度の連絡で以下のようなコミュニケーションを取ることで紹介数・質向上を狙います。
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エージェントごとのデータや活動を分析する業務です。紹介数が多い企業・歩留まりが良い企業を可視化することで、関係構築すべきリソースの最適化を図ります。専用ツールがなくても、スプレッドシートに紹介数と選考結果を会社別に記録しておけば十分に可視化できます。
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エージェントへの報酬を抑えることは推奨されません。エージェントも売上を向上させたいと考えているからです。例えば通常35%の報酬で契約しているエージェントに対し「全エージェントに30%でお願いしているので…」と5%値切りする形で依頼するとします。
たった5%の差でも、年収500万円の人材が採用された際には、
年収の30%・・・150万円の成果報酬年収の35%・・・175万円の成果報酬と25万円の差になります。企業としてコストを抑えたいのは理解できますが、報酬の低さが理由で注力企業から外れ、優秀な人材の紹介が遅れる可能性もあるため注意が求められます。
コミュニケーション量が少ないのも問題です。エージェントの注力企業に入るためにはコミュニケーションを密に取り、協力する姿勢が重要です。コミュニケーション量が少なく、最新情報を共有しないままでは、
など、悪循環に陥ります。定期的に情報交換を行い、採用の質を向上させる努力が必要です。
「今月は〇〇名の紹介をお願いしますね」とノルマを提示するのは逆効果となります。指定された人数の紹介を目指そうとすると、ターゲットから外れた人材も紹介せざるを得なくなることがあります。これにより採用につながらなかったり、採用されてもすぐ離職する人材が出たりと、企業とエージェント双方にとって無駄な人件費が発生することになります。
双方にとって良い結果を得るためには、ノルマを提示するのではなく、紹介しやすい企業としての評価を高める努力が効果的でしょう。
A. 地場ではスタッフクリエイト・SDセンター・シーツービーテックが徳島市に拠点を置く代表格です。四国広域ではアビリティーセンターとクリエアナブキ、UIターンはリージェントが窓口になります。職種で得意先が分かれるため、比較表で確認して2〜3社に声をかけてください。
A. 相場は理論年収の30〜40%の成果報酬です。年収350万円なら105〜140万円が目安です。契約や紹介の段階で、費用は発生しません。
A. 多くの会社に返金規定があります。一般的なのは退職時期で返金率が下がる段階方式です。条件は会社差が大きいので、契約書で期間と率を確認しておきましょう。
A. 同時契約が標準です。契約は無料なので、複数社に声をかけて紹介の質を比べる企業がほとんどです。その分、連絡や求人票更新の工数は増えるため、成果の出る会社に比重を移す運用を前提にしてください。
A. 地場は県内の求職者と企業情報の濃さ、全国型は母集団の広さが強みです。どちらか一方ではなく併用し、採用したい職種でどちらの紹介精度が高いかを見ながら使い分けてください。
A. 四国4県対応のリージェントや、UIターンセンターを持つクリエアナブキが窓口です。徳島は関西圏との行き来がしやすいため、大阪・神戸からのUターン層に向けて、住宅費や通勤の実利を求人票で言語化しておくと紹介が増えやすくなります。
A. よくある原因は条件と市場のずれ、もう1つはエージェント側の優先順位で自社が埋もれていることです。会社紹介資料の提供と月1回の情報交換から始めて、本記事のエージェント開拓の章にある方法で関係を立て直してください。
A. 可能です。複数エージェントへの連絡・求人票の更新共有・歩留まり集計は、エージェントコントロールの代行として外部に任せられます。書類選考やスカウトまで含めるならAI-RPOの範囲です。
今回は徳島県の人材紹介サービスを紹介しました。自社に合いそうな企業の開拓・関係値構築を図ってみてください。近隣エリアの人材紹介会社は、四国地方・香川県・愛媛県・高知県の記事でそれぞれ紹介しています。一方、全エージェントとコミュニケーションを取る工数が不足している企業も多く存在します。HeaRではエージェント開拓・コミュニケーションを代行し、紹介数・質ともに高めることが可能です。人材紹介の活用にお困りの際はHeaRにご相談ください。
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