新卒採用代行おすすめ18社を比較【2026年10月更新】費用相場・委託タイミング・中途との違いまで解説

2026-09-21
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2026-10-16

新卒採用代行(RPO)は、説明会運営や応募者対応、内定者フォローなど新卒特有の業務を外部に任せるサービスです。公式サイトで確認した18社をタイプ別・公開料金・年間の総額で比較しました。2027年卒の求人倍率は1.62倍です。(2026年10月更新)

新卒採用代行(RPO)とは?——中途の代行と何が違うのか

新卒採用代行(新卒RPO)とは、母集団形成・説明会運営・応募者対応・選考管理・内定者フォローといった新卒採用の業務を外部の専門会社に委託するサービスです。リクルートワークス研究所の大卒求人倍率調査(2027年卒)では、求人倍率は1.62倍(前年は1.66倍)でした。2年連続で下がりましたが、民間企業への就職希望者46.2万人に対して求人は74.8万人あり学生優位の売り手市場が続いています。限られた人事の工数で学生対応の質を落とさないために、代行の活用が広がってきました。

ひとくちに採用代行といっても、中途向けの情報をそのまま新卒に当てはめると失敗します。まず新卒特有の前提を押さえましょう。

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中途RPOとの違い

新卒と中途では、採用活動の構造そのものが違います。委託する業務も、代行会社に求める能力も変わります。

観点 新卒採用 中途採用
期間 インターン起点で実質2年超。常に2学年分が並走する 平均2〜3ヶ月の短期決戦
母集団の作り方 ナビ媒体・合同説明会・スカウト・紹介の複線運用 求人媒体・スカウト・人材紹介が中心
処理する応募数 数百〜数千件が一度に集中する 職種ごとに分散する
特有の業務 説明会・インターンの企画運営、内定者フォロー 現職者向けの日程調整、年収交渉
失敗の出方 辞退の連鎖(対応の遅れが学生の志望度に直結) 採用要件のミスマッチ

とくに影響が大きいのは応募の集中です。エントリーが数百件単位で一気に届くため、書類の確認や日程調整といった定型業務の量は中途の比ではありません。新卒採用代行を選ぶときに「大量の学生対応を、速く・丁寧に回せるか」が第一の基準になるのはこのためです。

人材紹介・就活エージェントとの違い

人材紹介(就活エージェント)は「学生を紹介してもらい、入社が決まったら成功報酬を払う」サービスです。一方の採用代行は「自社の採用活動そのものを代わりに運営してもらう」サービスで、費用は月額や業務量に応じて発生します。母集団を外から足したいなら紹介を、採用活動を回す手が足りないなら代行を選ぶのが基本の使い分けです。両者の違いは採用代行(RPO)と人材紹介の違いでも詳しく解説しています。

新卒採用の企業側の課題はどこに集中しているのか?

新卒採用で企業が苦戦する場面は、母集団の確保と内々定後の辞退の2つに集中しています。マイナビの「2026年卒 企業新卒内定状況調査」(2025年9月5日〜10月3日実施・1,810社が回答)では、採用活動が厳しかった理由の1位が「母集団の確保」で81.1%でした。前年の81.3%とほぼ同じで、2年連続で8割を超えています。

内々定後の辞退も大きな負担です。同じ調査で内々定辞退率(内々定を辞退した学生の人数÷内々定を出した学生の人数)を聞くと、1,154社のうち「辞退者なし」は23.8%にとどまりました。辞退率が3割以上の企業は59.4%で、5割以上の企業は41.5%です。

調査項目 結果 委託を考えるときの読み方
採用活動が厳しかった理由の1位 母集団の確保 81.1% スカウトの送信や説明会の動員を、人手の足りる時期に回せるかが論点になる
内々定辞退率が3割以上の企業 59.4%(1,154社) 内定後のフォローを誰がどの頻度で行うかを、契約前に決めておく
内々定辞退率が5割以上の企業 41.5%(1,154社) 辞退の連鎖を防ぐには、選考中の連絡の速さと内定後の接点が効く
辞退理由の1位 より志望度の高い企業から内定が出た 49.8% 内定を出したあとの数週間で、志望度を逆転されない接点をつくる

出典: マイナビキャリアリサーチLab「2026年卒 企業新卒内定状況調査」(2025年11月公開)。辞退理由は同調査で「多かったもの」を聞いた結果で、上位から並べています。

この数字から、新卒採用代行に期待する役割は2つに整理できます。1つは母集団の確保を担う「入口の運用」で、もう1つは辞退を減らす「選考中と内定後の連絡」です。次の章の業務分類は、この2つのどちらに当たるかを意識して読むと自社で任せる範囲を決めやすくなります。

新卒採用代行に依頼できる業務——年間スケジュールで見る

新卒採用代行に依頼できる業務は、戦略設計から内定者フォローまで採用活動のほぼ全域に及びます。ただし「いつ発注するか」で任せられる内容が変わるのが新卒の特徴です。まず業務の全体像、次にカレンダーで発注タイミングを見ていきます。

依頼できる業務の6分類

  1. 採用戦略・計画の設計:ターゲット(ペルソナ)設計・採用手法の選定・KPI設計
  2. 母集団形成:ナビ媒体の運用・スカウト送信・合同説明会やイベントの選定と運営
  3. 説明会・インターンシップの企画運営:コンテンツ設計・当日運営・フォロー連絡
  4. 応募者対応・選考管理:エントリー受付・書類選考の運営・日程調整・リマインド
  5. 面接サポート:面接官の日程管理・評価シートの回収・選考データの集計
  6. 内定者フォロー:内定者面談・懇親会の運営、入社までの定期接点づくり

すべてを任せる必要はありません。実務では「母集団形成と応募者対応だけ」「説明会の運営だけ」のような部分委託から始める企業が多数派です。

28卒カレンダーで見る委託タイミング——実務は解禁日より1年早く動く

広報解禁3月・選考解禁6月という政府主導ルールの日付は、いまや形式にすぎません。実務はインターンを起点にほぼ1年前倒しで動いています。28卒(2028年3月卒業・現在の大学3年生)を例にとれば、2026年9月の時点でサマーインターンは実施済みです。スカウトの送信もすでに始まっています。私たちHeaRの新卒採用支援も、現時点でその大半が28卒です。

28卒の実務カレンダーに、委託を検討すべき業務と「同時に走っている他学年」を重ねました。

時期 28卒の動き 委託を検討する業務 並走する他学年
2026年4〜6月 サマーインターンの企画・告知・エントリー受付 インターン企画・スカウト運用の設計 27卒:選考終盤・内定出し
2026年7〜9月 サマーインターン実施。早期スカウトが本格化 インターン運営・スカウト送信・母集団の立ち上げ 27卒:内定式準備・辞退防止
2026年10月〜2027年2月 秋冬インターン・早期選考(年内に内定を出す企業も) インターン企画運営・早期選考の運営・日程調整 27卒:内定者フォロー/29卒:サマーインターンの企画開始
2027年3月〜 広報解禁。ナビ経由のエントリーが集中(母集団の主力は形成済みの企業が多い) 応募者対応・書類選考運営・説明会運営 29卒:インターン募集の準備
2027年6月〜 選考解禁(実態は選考の最終フェーズ)。併願先との競争が激化 面接サポート・辞退防止の学生フォロー 29卒:サマーインターン実施
2027年10月〜 内定式。内定辞退のリスク期 内定者面談・懇親イベント運営 29卒:秋冬インターン・早期選考
2028年4月 入社 オンボーディングへの引き継ぎ 29卒:本選考

このカレンダーの本当の負荷は、右端の列にあります。新卒採用は、ほぼすべての時期で2学年分を同時に回します。28卒のインターンを運営しながら27卒の内定辞退を防ぎ、28卒の選考が山場を迎える頃には29卒のインターン企画が始まります。担当者1〜3名の体制では、どこかの学年のどこかの業務が必ず手薄になる構造です。代行の本質は、この並走の負荷を外部の体制で平準化することにあります。

発注のリードタイムは、会社選定とすり合わせで通常1〜2ヶ月です。28卒の秋冬インターンや早期選考の運営を任せたいなら、逆算するとすでに動き出す時期に入っています。29卒をサマーインターンから設計するなら、年明け〜春が起点です。

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新卒採用代行の費用相場はいくらか?

新卒採用代行の費用は、部分委託なら月10万円前後から始まり、書類選考・日程調整・分析改善まで広く任せる契約で月25〜50万円程度が実勢です。新卒全体では月5〜70万円と幅があり、委託する業務の「範囲」と「量」でほぼ決まります。料金体系ごとの目安は次のとおりです。

料金体系 相場の目安 向いているケース
月額固定型 月10〜70万円 業務を継続的に任せたい(最も一般的)
従量課金型 業務単位で数万円〜 スカウト送信・日程調整など量が読める業務
成果報酬型 内定・入社1名あたりで設定 母集団形成より「決定」を重視する場合

新卒特有の費用項目に注意する

中途と違い、新卒では説明会・インターンという「イベント運営」の費用が発生します。見積もりを比較するときは、次の3点が契約に含まれるかを必ず確認してください。

  • 説明会・インターンの企画費と当日運営費:月額に含む会社と、1回ごとの別料金の会社に分かれます
  • ナビ媒体の掲載費:代行費用とは別に媒体費が実費でかかるのが通常です
  • 繁忙期の増員費:3月のエントリー集中期だけ処理量が跳ね上がるため、超過分の扱いを事前に決めておきます

料金体系の仕組みと交渉のポイントは採用代行の費用相場で詳しく解説しています。

料金を公開している会社に任せると年間でいくらかかるのか?

月額の表示だけでは総額が見えにくいため、公式サイトに料金が出ている会社の月額を6ヶ月と12ヶ月に掛けて並べました。媒体費・初期費用・説明会の会場費は含みません。公式表示の「〜」は下限の金額なので、実際の見積もりはこれより上がる前提で見てください。

会社 公式表示の月額 6ヶ月 12ヶ月 別にかかる費用
ONE(新卒採用パッケージ) 18万円〜 108万円〜 216万円〜 求人広告掲載料金
ネオキャリア(テスト導入) 20万円〜 120万円〜 240万円〜 業務範囲により見積もり
まるごと人事(ライト) 25万円(税別) 150万円 300万円 初期費用10万円(税別)
HeaR(AI-RPO・スカウト運用) 30万円〜(6ヶ月〜) 180万円〜 360万円〜 なし(初期費用0円)
レジェンダ 1名あたり50万円〜 300万円〜 600万円〜 成果報酬30万円(承諾者1名あたり)

ONE・ネオキャリア・レジェンダの料金は2026年10月12日に、まるごと人事は10月5日に公式サイトで確認しました。HeaRは自社の料金です。公式サイトの表示は変わることがあるため、依頼する前に最新の金額を確認してください。

総額を採用1名あたりに直すと、比較しやすくなります。たとえば12ヶ月で216万円の契約を結び5名の内定承諾につながったとすると、採用1名あたりは43.2万円です。同じ契約で2名にとどまれば108万円になります。代行費用は成果にかかわらず発生する月額型が多いため、「何名を採用する計画か」を決めてから金額を比べるのが基本です。

自社で続けるか代行に任せるかは何で決めればよいのか?

自社で続けるか代行に任せるかは、担当者の人数・並走する学年の数・採用人数の3つで決まります。新卒採用の担当者が1〜3名で2学年以上を同時に回している企業は、代行に任せる効果が出やすい状況です。

自社の状況 向く委託の形 自社に残す業務
担当者が1〜2名で、前年の内定者フォローと翌年のインターン運営が重なる 応募者対応・日程調整・リマインドの部分委託 面接の合否判断、学生への口説き
3月のエントリー集中期だけ、対応が追いつかない 繁忙期に絞った短期の契約 説明会の企画、選考基準の設計
新卒採用の経験者が社内におらず、何から始めるか決まっていない 戦略設計から伴走する総合型 最終面接と内定の判断
説明会の企画は得意だが、スカウトの送信と学生への返信が回らない スカウト運用と学生対応の委託 説明会の企画と当日の登壇
採用人数が1〜2名で、母集団も足りている 代行は使わず、必要な業務だけスポットで依頼 採用活動の全体

任せる業務を決めたら、自社に残す業務も同時に決めてください。合否の最終判断と学生への口説きは、自社の社員が担う前提で設計します。口説きとは、学生に「この会社で働きたい」と思ってもらう働きかけです。代行に任せている間に、面接官トレーニングで自社の面接の質を上げておく進め方もあります。

委託の効果は、最初の3か月で見えやすくなります。応募への初回連絡が速くなったか、説明会の予約から参加までの離脱が減ったかを前年の同じ時期と比べて確認してください。

失敗しない選び方——5つの評価軸

私たちは採用支援の提供側として、他社から乗り換えてくる企業の「前の契約の失敗」を数多く見てきました。新卒採用代行の選定で見るべき評価軸は、次の5つに集約されます。

  1. 新卒の支援実績があるか:中途で実績のある会社でも、説明会運営や学生コミュニケーションの経験がないと品質が落ちやすい点に注意が必要です。「新卒で何社・何名の支援か」を具体的に聞いてください
  2. 事務代行型か、戦略パートナー型か:言われた業務をこなす会社とターゲット設計から提案する会社では、価格も成果も違います。自社に採用ノウハウが薄いなら戦略型一択です
  3. 学生対応のスピードと品質:連絡の遅れは辞退に直結する領域です。応募から一次連絡までの目標時間、土日夜間の対応範囲を確認します
  4. AI・テクノロジーの活用度:大量のエントリー処理をすべて人手でやる会社とAIで処理して人は学生との対話に集中する会社では、同じ料金でも処理量と速度が数倍変わります
  5. ノウハウを残す設計があるか:レポートと定例会で選考データ・改善知見が自社に蓄積される設計かを確認します。「丸投げしっぱなし」は契約終了後に何も残りません

提供側から見た、失敗する発注の共通点(監修者コメント):新卒でいちばん多い失敗は広報解禁・選考解禁の日付を起点に計画してしまい、動き出しが実務より1年近く遅れるケースです。3月に応募が集中してから慌てて発注しても、契約とすり合わせに1ヶ月以上かかるため間に合いません。結局その年は自力で乗り切ることになります。次に多いのは、採用したい学生像を決めずに母集団形成だけ委託するケースです。エントリーは増えても選考通過率が上がらず、費用対効果が合いません。どちらも「発注の2〜3ヶ月前倒し」と「ペルソナ設計を先にやる」ことで防げます。

見積もりを比べるとき新卒ならではの確認項目は何か?

見積もりを比べるときは、月額の金額より先に新卒に特有の6項目が契約に含まれるかを確かめます。含まれない項目は、繁忙期に追加費用が出たり対応そのものが止まったりする原因になります。

確認項目 聞き方の例 見るポイント
並走する学年の扱い 「27卒の内定者フォローと28卒のインターン運営を、同じ体制で回せますか」 学年ごとに担当が分かれるか。1人が兼務するなら、ピーク時の増員の条件
3月と6月の増員 「エントリーが集中する月は、人員と費用はどう変わりますか」 月額に含まれる処理件数の上限と、超えた分の単価
学生への初回連絡 「応募から一次連絡までの目標時間と、土日夜間の対応を教えてください」 時間を契約書やレポートの指標に入れられるか
説明会・インターンの運営 「企画と当日運営、事後のフォロー連絡はどこまで含みますか」 企画費と当日運営費が別料金になっていないか
内定後の辞退防止 「内定者面談や懇親会の運営と、辞退の兆しがある学生への連絡も依頼できますか」 内定承諾までが契約範囲か、内定出しまでか
最低契約期間と解約 「途中で業務範囲を減らしたり、契約をやめたりできますか」 最低契約期間(レジェンダの公式サイトは最低1カ月から、HeaRは6ヶ月から)と、採用が終わった月以降の扱い

最低契約期間は、新卒では特に確認が必要です。採用活動は年間を通じて山と谷があります。繁忙期の3か月だけ頼みたい企業と1年を通じて任せたい企業とでは、向く契約が変わります。期間を短く区切れる会社は、実績が出るまで様子を見たい場合に使いやすいものの1か月あたりの単価が高くなることがあります。

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新卒採用代行おすすめ18社の横断比較表【2026年10月更新】

新卒採用に対応する採用代行会社18社を、公式サイトを1社ずつ確認した上で比較しました(2026年9月時点。レジェンダ・ONE・ネオキャリアの料金は10月12日に再確認)。料金の実額は公式サイトに表示がある会社のみ記載し、それ以外は「要問い合わせ」としています。なお、この一覧には私たちHeaRが提供するサービスも含まれるので該当箇所には「HeaR提供」と明記しました。

会社・サービス タイプ 料金の公開 新卒での強み
HeaR(AI-RPO) 総合型 月額30万円〜(公式表示) AI×専属チームで大量応募処理と学生対応を両立
ネオキャリア 総合型 月額20万円〜(公式表示) 大量採用・テスト導入から始めやすい
マイナビ 総合型 要問い合わせ ナビ媒体大手のノウハウ・大型案件
マンパワーグループ 総合型 要問い合わせ 年間5,000人超の大規模採用支援
レジェンダ 総合型 月額1名50万円〜+成果報酬30万円(承諾者1名あたり・公式表示) 889社実績・常駐対応
まるごと人事 総合型 ライト 月25万円+初期10万円・税別(公式表示) 月額制・新卒向けメニューあり
ONE 総合型 新卒 月18万円〜(公式表示) 広告掲載と一体の運用
トライアンフ 総合型 要問い合わせ 常駐にも対応する老舗RPO
採用総研 新卒特化型 要問い合わせ 20年以上・450社以上の新卒コンサル実績
ヒトテクノロジー 新卒特化型 要問い合わせ 新卒採用プロデュース専業
アールナイン 新卒特化型 要問い合わせ 学校訪問・説明会・内定者フォロー(800社超)
カケハシ スカイソリューションズ 新卒特化型 要問い合わせ 採用・育成・定着のワンストップ
キャリアマート 実務・部分委託 要問い合わせ RPA活用の業務効率化
プロ人事 実務・部分委託 要問い合わせ スカウト・面接・説明会代行
クイック(採用サロン) 実務・部分委託 要問い合わせ コンサルと実務の両輪
i-recruiting 実務・部分委託 月116,000〜152,000円(公式表示) オンライン型・低価格
キャリタス 実務・部分委託 要問い合わせ 新卒媒体系・グローバル人材
人材研究所 実務・部分委託 要問い合わせ 常駐型・面接官トレーニング

タイプ別に、各社の特徴を見ていきます。

総合型の新卒採用代行8社——戦略から実行まで任せたい

新卒・中途を問わず採用活動の全域に対応し、戦略設計から実務まで一括で任せられるタイプです。初めて新卒採用を立ち上げる企業や、採用体制ごと作りたい企業に向きます。

HeaR(AI-RPO)【HeaR提供】

この記事を書いているHeaRが提供する、AIと専属チームを組み合わせた採用代行です。書類審査・スカウト運用・日程調整といった定型業務をAIが処理し、人はペルソナ設計や学生との対話に集中する分業設計が特徴です。エントリーが集中する新卒採用では処理速度がそのまま学生体験になるため、AI活用の効果が最も出やすい領域だと考えています。新卒・中途・エンジニア採用に対応し、委託範囲が固まっていない段階でも無料の壁打ちから設計できます。

ネオキャリア

人材サービス大手の総合型RPOです。新卒・中途・アルバイトから大量採用まで対応範囲が広く、新卒ではスカウト代行のメニューも持ちます。テスト導入から始められる価格設定があり、初めて採用代行を使う企業でも試しやすい構成です。

  • 料金:月額20万円〜(テスト導入・公式表示)
  • 公式サイト:www.neo-career.co.jp

マイナビ

就職ナビ大手が提供する採用業務代行です。自社媒体の運用ノウハウを土台にした支援が受けられ、大型案件への対応力があります。ナビ運用を軸に新卒採用を組み立てる企業と相性が良い選択肢です。

マンパワーグループ

世界的な人材サービス企業で、年間5,000人超の採用支援実績を持ちます。新卒・中途・アルバイトまでメニューが揃い、数百名規模の新卒採用プロジェクトにも対応できる体制が強みです。

レジェンダ

889社の支援実績を持つ老舗のRPO会社です。新卒・中途からスカウト運用・常駐対応まで幅広く、リクルーター代行の料金を実額で公開しています。選考ピーク期に常駐で体制を厚くしたい企業に向きます。

  • 料金:月額1名50万円〜+成果報酬30万円(承諾者1名あたり・公式表示)
  • 公式サイト:leggenda.co.jp

まるごと人事

月額制の採用代行で、料金を実額公開している数少ないサービスの1つです。中途・エンジニア採用の運用量に強みがあり、新卒向けメニューも用意されています。まず月額制で採用実務を外に出したい企業の定番です。

  • 料金:ライトプラン 月25万円+初期費用10万円・税別(公式表示)
  • 公式サイト:marugotoinc.jp

トライアンフ

創業25年超の老舗RPOで、オンライン型から常駐型まで対応します。採用戦略の設計支援と組み合わせた包括的な委託がしやすく、新卒・中途の両方で実績があります。

ONE

求人広告の代理店事業を母体とする採用代行です。新卒は月18万円〜の実額を公開しており、広告掲載と運用を一体で任せられるのが特徴です。ナビ・広告経由の母集団形成を強化したい企業に向きます。

  • 料金:新卒 月18万円〜(公式表示・別途媒体費)
  • 公式サイト:one-group.jp

新卒特化型の採用代行4社——学生対応の専門性で選びたい

新卒採用を専業・主力とするタイプです。説明会運営・学校との関係づくり・内定者フォローといった新卒特有の業務の経験値で選ぶなら、このカテゴリから比較します。

採用総研

20年以上にわたり新卒採用支援に従事し、450社以上のコンサルティング実績を持つ新卒特化の会社です。媒体選定・説明会の学生動員から内定者フォロー・入社後研修まで、新卒採用の一連の流れを伴走型で支援します。理系や採用難業種の支援経験も豊富です。

ヒトテクノロジー

新卒採用プロデュースを専業とする支援会社です。ナビ・イベントに依存しない母集団形成の設計や、適性検査・エージェントサービスを組み合わせた支援を提供しています。新卒領域の指名検索も多く、専業ならではの学生接点ノウハウが特徴です。

アールナイン(人事ライト)

新卒中心の採用支援を800社超に提供してきた会社です。学校訪問・説明会・面接・内定者フォローといった「人が動く」業務の代行に強く、面談のプロ人材のネットワークを持ちます。学生との接点品質を重視する企業に向きます。

カケハシ スカイソリューションズ

新卒採用から育成・定着までをワンストップで支援する会社です。採用単体ではなく「入社後に活躍するまで」を一続きで設計したい企業と相性が良く、説明会・研修のコンテンツ力に定評があります。

実務・部分委託に強い採用代行6社——足りない工数だけ補いたい

「説明会の運営だけ」「スカウト送信だけ」のように、業務単位で切り出して任せやすいタイプです。すでに採用の型があり、繁忙期の工数だけ補いたい企業に向きます。

キャリアマート

RPAを活用した業務効率化に強みを持つ採用代行です。新卒・中途の両方に対応し、エントリー処理や媒体管理といった定型業務を効率化しながら委託できます。

プロ人事

新卒・中途の両方に対応する採用代行で、スカウト運用・面接代行・説明会代行まで実務系の業務を幅広く委託できます。業務単位の切り出しがしやすい構成です。

クイック(採用サロン)

人材サービス大手クイックの採用代行で、コンサルティングと実務代行の両輪が特徴です。新卒・中途・インターンに対応し、採用設計を相談しながら実務を任せられます。

i-recruiting

オンラインアシスタント型の採用代行です。契約期間に応じた月額を実額で公開しており、新卒・中途・アルバイトに対応します。低価格で事務系業務から試したい企業の選択肢です。

  • 料金:月116,000〜152,000円(公式表示)
  • 公式サイト:i-recruit.jp

キャリタス

新卒採用媒体を持つキャリタスグループの採用業務代行です。新卒・中途に対応し、グローバル人材の採用支援にも強みがあります。媒体運用と組み合わせた委託がしやすい構成です。

人材研究所

人事コンサルティング会社による採用支援で、常駐型の支援と面接官トレーニングに強みがあります。代行と同時に自社の面接力を鍛えたい企業に向く、コンサル寄りの選択肢です。

今回の実査では、他社の比較記事に掲載され続けている会社のうち1社が2026年7月に別会社へ事業を引き継いでいたことも確認しました。採用代行の市場は変化が速いため、比較記事の情報だけでなく公式サイトの最新情報も必ず確認してください。

新卒採用こそAI活用で差がつく

新卒採用は、採用業務の中で最も「定型業務の量」が多い領域です。数百〜数千件のエントリーに対する書類確認・日程調整・リマインド・質問対応が、3月からの数ヶ月に集中します。この定型業務をAIに任せられるかどうかで、同じ人数の採用チームでも処理できる量と学生へのレスポンス速度が大きく変わります。

HeaRでは自社の書類選考を55のタスクに分解し、どこをAIに渡せるかを検証しました。その結果、応募書類1件の確認にかかる時間は約15分から1〜3分まで短縮できています。浮いた時間を説明会の作り込みや学生との面談に回せることが、AI活用の本当の価値です。どの業務からAIを入れるべきかは採用のAI活用ガイドで、ツールの選択肢はAI採用ツールおすすめ25選で詳しく解説しています。

代行会社を選ぶ際も「AIで何を処理し、人が何をやるのか」を具体的に説明できる会社を選んでください。ここが曖昧な会社は、繁忙期に人海戦術で品質が落ちるリスクを抱えています。

▶ 定型業務はAIへ、対話は人へ。新卒対応のAI-RPO|サービス詳細

導入の流れ——キックオフはペルソナ設計から始める

HeaRが現在支援している28卒の新卒採用でも、契約後の最初の作業は媒体選びではなくペルソナ設計です。実際の導入は、次の5つのステップで進んでいきます。

  1. 課題整理と委託範囲の設計:採用目標と現状の工数を棚卸しし、「どの業務を渡すか」を決めます(契約前の無料相談で行う会社が多い)
  2. キックオフ=ペルソナ設計:採用したい学生像・訴求メッセージ・併願想定を言語化する工程です。ここを飛ばして母集団形成に入ると、エントリーは増えても通過率が上がりません
  3. チャネル設計と立ち上げ:ペルソナに合わせて、ナビ・スカウト・イベントの配分を決めて運用を開始
  4. 運用と週次の改善:エントリー数・通過率・辞退率をレポートで確認し、文面やターゲットを調整
  5. 選考期・内定期の体制移行:3月と6月のピークに合わせて処理体制を増強し、内定後はフォロー業務へ重心を移す段階です

委託したあとは何の数字を見ればよいのか?

委託したあとは、入口から内定後までの4つの数字を月に1回は代行会社と一緒に確認します。数字の定義を契約前にそろえておかないと、「順調です」という報告の中身が会社ごとに違ってしまいます。

見る数字 定義の例 目安にできる材料
応募から一次連絡までの時間 応募を受けた時刻から、学生へ最初に連絡した時刻までの時間 自社の前年実績。ピーク月とそれ以外の月を分けて記録する
説明会・面談への参加率 予約した学生のうち、実際に参加した学生の割合 自社の前年実績。日程の出し方を変えたら、変える前後で比べる
選考途中の辞退率 選考に進んだ学生のうち、途中で辞退した学生の割合 自社の前年実績。辞退のタイミング(書類後・一次面接後など)を分けて見る
内々定辞退率 内々定を辞退した人数÷内々定を出した人数 マイナビの2026年卒調査では、3割以上の企業が59.4%、5割以上が41.5%

4つの中で、他社と比べられる公開データがあるのは内々定辞退率だけです。残りの3つは自社の前年の数字と比べ、改善の幅を代行会社と合意しておきます。数字が悪化した月は、どの学年のどの業務が手薄だったかを年間カレンダーに照らして確認してください。

新卒採用代行のメリットと注意点

最後に、導入判断の材料としてメリットと注意点を整理します。

メリットは3つあります。第一に、応募集中期でも学生対応のスピードが落ちずに辞退の連鎖を防げること。第二に、人事が説明会の作り込みや口説きといった「人にしかできない業務」に集中できること。第三に、新卒採用の経験が浅い企業でも支援会社のノウハウで立ち上げの試行錯誤を短縮できることです。

一方で注意点も3つあります。丸投げにするとノウハウが社内に残らないこと。学生から見ると代行スタッフも「会社の顔」になるため、対応品質の管理が必要なこと。そして繁忙期だけのスポット契約は割高になりやすいことです。いずれも、レポートによるノウハウ共有と年間カレンダーに沿った計画的な契約で回避できます。

新卒採用代行のよくある質問(FAQ)

Q. 新卒採用代行の費用相場はいくらですか?

A. 部分委託で月10万円前後から、広範囲の委託で月25〜50万円程度が実勢です。新卒全体では月5〜70万円の幅があり、説明会運営費やナビ媒体費が別途かかる場合があります。

Q. 中途の採用代行と何が違いますか?

A. 違いは3点あります。1つめは約1年半の長期戦であること。2つめはエントリーが特定時期に集中すること。3つめは説明会・インターン・内定者フォローという特有業務があることです。中途の実績だけで選ぶと、学生対応の品質で失敗しやすくなります。

Q. いつから依頼すれば28卒に間に合いますか?

A. 28卒はサマーインターンが終わり、スカウトによる母集団形成がすでに進んでいる段階です。秋冬インターンや早期選考の運営を任せるなら、契約に1〜2ヶ月かかるため今すぐ動くのが目安になります。29卒をサマーインターンから設計するなら、年明け〜春が起点です。

Q. 人材紹介(就活エージェント)とはどう使い分けますか?

A. 母集団を外から足したいなら人材紹介、採用活動を回す工数が足りないなら採用代行です。母集団形成と選考運営の両方に課題がある場合は、代行会社に紹介チャネルの運用まで任せる形もあります。

Q. 採用業務を外部に委託するのは違法ではありませんか?

A. 採用業務の代行自体は適法です。ただし合否の最終判断は自社で行うべきで、募集情報の的確表示など職業安定法上の義務は委託後も発注企業に残ります。契約時に業務分担と責任範囲を明確にしてください。

Q. 知名度のない中小企業でも効果はありますか?

A. あります。むしろ売り手市場では、対応スピードと接点の質が知名度のハンデを補う主戦場です。ターゲットを絞ったスカウトや少人数説明会など、中小企業向けの戦い方を提案できる会社を選んでください。

Q. 説明会やインターンの企画だけ頼めますか?

A. 可能です。実務・部分委託型の会社を中心に、業務単位での契約ができます。ただし企画は当日運営やフォロー連絡とセットで任せたほうが、学生体験が途切れず効果的です。

Q. 委託するとノウハウが社内に残らないのでは?

A. レポート・定例会・マニュアル整備が契約に含まれる会社を選べば、選考データと改善知見は蓄積できます。「将来は内製に戻す」前提を契約時に伝えておくのが有効です。

Q. 新卒採用代行の最低契約期間は何ヶ月からですか?

A. 会社によって違います。公式サイトでは最低1カ月から(レジェンダ・まるごと人事ライト)という表示もあれば、HeaRのように6ヶ月からという会社もあります。繁忙期だけ頼む場合は短期契約が可能か、その場合に単価が上がらないかを確認してください。

Q. 内定辞退の対策も頼めますか?

A. 頼めます。内定者面談・懇親会の運営や、入社までの定期連絡を委託範囲に含める会社が多くあります。マイナビの調査では内々定辞退率が3割以上の企業が59.4%、辞退理由の1位は「より志望度の高い企業から内定が出た」の49.8%でした。内定を出したあとの接点を、誰が担うかを契約前に決めておくと効果的です。

Q. 採用人数が数名でも採用代行を使う意味はありますか?

A. あります。ただし月額型は成果にかかわらず費用が発生するため、採用人数が少ない場合はスカウト送信だけ・説明会の運営だけといった部分委託から始めるほうが費用対効果は合いやすくなります。12ヶ月で216万円の契約で2名を採用した場合の1名あたりは108万円なので、採用人数と金額を先に並べて検討してください。

Q. ナビ媒体の掲載と採用代行は両方必要ですか?

A. 必ずしも両方は必要ありません。ONEのように広告掲載と運用を一体で提供する会社もあれば、媒体は自社で契約して運用だけを任せる会社もあります。ナビの掲載費は代行費用とは別にかかる前提で、媒体と運用をどこまで同じ会社に任せるかを決めてください。

まとめ:比較の前に「どの業務を渡すか」を決める

新卒採用代行は、総合型・新卒特化型・実務特化型で得意分野がはっきり分かれます。18社を紹介しましたが、選定の成否は会社選びより前の「業務の棚卸し」で決まります。年間カレンダーのどこが繁忙で何を渡し何を自社に残すのか。ここが言語化できていれば、比較表から自社に合う会社を迷わず絞れるはずです。あわせて次の3点も、失敗を避ける手がかりになります。

  • 月額は6ヶ月・12ヶ月の総額で見る
  • 見積もりでは並走する学年と繁忙期の増員を確かめる
  • 委託後は辞退率を含む4つの数字を月に1回確認する

HeaRでは、AIと専属チームによるAI-RPOで新卒採用の立ち上げから運用までを支援しています。委託範囲が固まっていない段階でも、無料の壁打ちで棚卸しからご一緒できます。

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監修者

大上 諒

代表取締役CEO

HeaR株式会社 代表取締役CEO。累計250社以上の採用支援に従事し、AI-RPOなど次世代の採用ソリューションを開発・提供。「青春の大人を増やす」をミッションに掲げる。

編集者

HeaR編集部

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HeaR株式会社 編集部。累計250社以上の採用支援で得た知見を発信。

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