
鳥取県に強い人材紹介会社10社を、拠点・得意領域の比較表つきで紹介します。成果報酬の相場と返金規定、地場と全国大手の使い分け、鳥取労働局の最新データ(有効求人倍率1.27倍)まで、累計250社以上を支援するHeaRが企業側の目線でまとめました。(2026年9月更新)
人材紹介とは、人材紹介会社に登録している求職者のなかから自社にあった人材を送客してもらえるサービスを指します。具体的には以下のようなフローで人材紹介会社と採用活動を進めていきます。
人材紹介サービスの料金体系は、一般的に成果報酬が主流です。紹介してもらった求職者が内定承諾をして、実際に企業に入社することで料金発生が確定します。支払うべき料金は採用された求職者の年収に基づいて計算され、現在の相場は年収の30~40%です。例えば年収400万円の人材が入社した場合は、120〜160万円の成果報酬となります。
しかし、入社した求職者が早期退職するリスクも存在します。このような状況を考慮して、人材紹介会社は短期間での離職が発生した場合には支払った料金の全額または一部を返金する規定を設けていることが多いです。これにより企業側のリスクを軽減し、より安心して人材紹介サービスを利用することができます。
人材紹介経由の採用が上手くいっている企業とそうではない企業の違いは以下3つの指標です。
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エージェント側も多くの企業を担当しているので「自社に紹介したい」と思ってもらえるような関係構築が必要です。後章で指標を向上するためのエージェント開拓・コミュニケーションについて紹介します。
鳥取労働局の令和8年7月分の発表によると、鳥取県の有効求人倍率(季節調整値)は1.27倍で、全国平均(1.18倍)を0.09ポイント上回っています。前月からは0.03ポイントの低下で5か月ぶりのマイナスですが、正社員の有効求人倍率も1.08倍と1倍を超えており、「企業が求職者から選ばれる側」という構図は変わっていません。
| 有効求人倍率 | 前年同月 | 正社員有効求人倍率 | |
|---|---|---|---|
| 鳥取県計 | 1.27倍 | 1.22倍 | 1.08倍 |
| 鳥取(安定所別) | 1.11倍 | 1.09倍 | 0.95倍 |
| 米子(安定所別) | 1.31倍 | 1.29倍 | 1.20倍 |
| 倉吉(安定所別) | 1.31倍 | 1.40倍 | 1.15倍 |
| 全国 | 1.18倍 | — | 0.98倍 |
安定所別では米子が有効求人倍率1.31倍・正社員1.20倍と県内で最も逼迫しています。県庁所在地の鳥取は1.11倍と相対的に求職者が厚く、同じ県内でも東部と西部で採用の難易度が違う点は、人材紹介会社の拠点選びにも直結します。
| 増えた業種 | 新規求人数 | 前年同月比 | 減った業種 | 新規求人数 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|---|
| サービス業(その他) | 512件 | +14.3% | 公務・その他 | 42件 | △40.0% |
| 建設業 | 462件 | +10.5% | 卸売業・小売業 | 546件 | △9.9% |
| 製造業 | 533件 | +8.8% | 運輸業・郵便業 | 260件 | △3.0% |
| うち食料品 | 120件 | +37.9% | 医療・福祉 | 1,053件 | △0.3% |
職業別に見ると、保安職業(8.38倍)や建設・採掘(5.19倍)の倍率が突出する一方、事務職は0.48倍と大幅な買い手市場で、職種によるミスマッチが鮮明です。また県の推計人口は518,288人(令和8年7月1日現在)で前年同月比1.22%の減少が続いており、県内だけで母集団を作りきれない職種ではUIターン人材への接点を持つ紹介会社の価値が高まっています。
出典:鳥取労働局「最近の雇用失業情勢(令和8年7月)」/厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年7月分)」/鳥取県の推計人口
人材紹介を利用することのメリットを4つ紹介します
人材紹介では、エージェント(RAやCA)が求職者と企業の両者に詳細なヒアリングを行います。企業の採用要件と求職者の就職要件をどちらも考慮したうえで、自社にマッチしている人材を紹介してもらえるため、求める人物像に限りなく近い人材を採用することが可能です。
認知度が低い企業は、求人サイト経由の応募数が伸びづらい傾向にあります。しかし人材紹介ではエージェントが求職者に対して企業紹介を丁寧に行うため、企業の認知度に関わらず応募を集めることが可能です。そのためには日頃から各人材紹介会社と関係構築を行い、「御社に紹介したい」と思ってもらうコミュニケーションが必要です。
人材紹介は成果報酬型のサービスです。そのため採用が成功し、求職者が入社にいたるまで費用は発生しません。初期費用・月額費用をかけずに自社に合った人材を採用することができるため、採用予算を効率的に活用できます。
採用活動を全て自社で行うと、求人票作成や書類審査、面接などで膨大な業務量になります。人材紹介を活用すると、母集団形成や一定のスクリーニングは事前に完了した状態で求職者を紹介してもらえるので、採用担当者の工数を削減することが可能です。自社の採用要件を丁寧にすり合わせるほど工数も削減されることでしょう。
人材紹介を利用することの懸念点を3つ紹介します
人材紹介の費用は、成果報酬です。年収の30~40%の費用が採用した人数分だけ必要となります。人材紹介経由で年収400万円の人を10名採用した場合は、1,000万円以上の費用がかかります。人材紹介経由で複数人採用する場合は他の採用手法と比べて費用が割高になる可能性があるため、人材紹介経由の予算と採用要件は事前に言語化しておきましょう。
メリットで紹介した「採用担当者の工数削減」の裏返しですが、自社で行う採用業務が少なくなります。母集団形成やスクリーニングの一部を外注するため、採用ノウハウが蓄積されないことが懸念点となります。全てを紹介会社に任せきりにするのではなく、積極的にエージェントと伴走した採用活動を推進していきましょう。
人材紹介からすぐに求職者を紹介してもらえるとは限りません。特に採用要件が高い場合や採用条件が良くない場合は、エージェントも積極的に推薦してくれません。採用要件や条件面を妥協できない場合は、長期的な採用を視野に入れる必要があります。
人材紹介の費用は鳥取県でも全国標準と同じ完全成果報酬が基本です。相場は採用者の理論年収の30〜40%で、入社が決まるまで費用はかかりません。鳥取県は年収水準が首都圏より低いぶん、同じ料率でも1名あたりの支払額は抑えられる傾向があります。
費用を「高い」と感じる場合は、求人媒体や採用代行も含めた採用単価で比較してください。手法別の比較は採用代行の費用相場の記事で解説しています。
鳥取県での会社選びは、対応職種・拠点の地場性・UIターン対応・得意な層の4軸で整理すると迷いません。東部(鳥取)と西部(米子)で労働市場の逼迫度が違うため、採用したい勤務地の近くに拠点があるかは特に重要です。
次の章で紹介する各社を、この軸で整理したのが下の表です。
| 会社名 | 主な拠点 | 得意領域・特徴 |
|---|---|---|
| 流通株式会社 | 倉吉本社・鳥取/米子など山陰4店舗 | 山陰特化の地場最大級。求職者データベース1,000名以上 |
| パソナキャリア(パソナ) | 鳥取支店(鳥取市富安) | 全国ネットワークの求人と大手の支援体制 |
| マンパワーグループ | 鳥取サービスオフィス(鳥取市扇町) | 外資系大手。総合職種に対応 |
| ワールドインテック | 鳥取営業所(鳥取市南吉方) | 製造・技術系に強い全国区 |
| ワークスタッフ | 鳥取営業所・米子登録センター | 派遣・紹介予定派遣と併営 |
| リフティングブレーン | 鳥取営業所(鳥取市千代水) | 地域密着の紹介・派遣 |
| ごうぎんキャリアデザイン | 松江本社(鳥取県全域対応) | 山陰合同銀行系。管理職・経営幹部のハイクラスに特化 |
| 日研トータルソーシング | 鳥取事務所(鳥取市扇町) | 製造・エンジニア領域 |
| WDB | 鳥取ブランチ(鳥取市富安) | 化学・バイオ系研究職に特化 |
| カインドサービスエージェンシー | 鳥取市山城町 | 創業22年の地場。製造・物流の現場職に強い |
※各社の拠点・特徴は2026年9月時点の公開情報にもとづきます。対応職種や契約条件は変わることがあるため、最新の情報は各社に直接ご確認ください。
人材紹介会社を含む採用代行会社の選定基準は、RPO選定5つのポイント(無料資料)にまとめています。
鳥取県の人材サービス会社は紹介と派遣を併営していることが多く、窓口が同じため混同されがちです。契約の中身はまったく違います。人材紹介は「自社で雇用する人材のマッチング」、人材派遣は「派遣会社の社員に自社で働いてもらう労働力の提供」、採用代行(RPO)は「採用業務そのものの代行」です。
| 人材紹介 | 人材派遣 | 採用代行(RPO) | |
|---|---|---|---|
| 契約形態 | 紹介契約。採用した人材は自社の社員 | 労働者派遣契約。雇用主は派遣会社 | 業務委託契約。採用業務を代行 |
| 費用 | 成果報酬(理論年収の30〜40%) | 派遣料金(時給×稼働時間) | 月額固定が中心。業務範囲で変動 |
| 向く場面 | 正社員を中長期で採用したい | 繁忙期や欠員の一時的な補填 | 求人媒体や紹介会社を複数使い、対応工数が足りない |
| 自社に残るノウハウ | 少ない(選考は自社で行う) | 少ない | 多い(採用の仕組みが残る設計にできる) |
迷ったら「中長期の正社員採用=紹介、一時的な人手=派遣、採用を回す人手の不足=採用代行」で切り分けてください。採用代行の詳細は47社の比較記事をご覧ください。
鳥取県で実力・実績がある人材紹介会社を10社ご紹介
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人材紹介を巻き込んだ採用活動を成功させるためには、以下3つの指標を高める必要があります。
各指標を高めるためのエージェント開拓・コミュニケーション方法のコツを紹介していきます。
契約エージェント数を増やす活動です。採用ターゲットによって開拓すべきエージェントも異なります。相性が悪いエージェントとの連絡・商談が増えると時間対効果が悪くなるため、自社の採用ターゲットにあった企業を探しましょう。
エージェントが紹介したくなる情報を掲載した資料・ドキュメントを制作する業務です。
などを記載しておくとエージェントが紹介しやすくなり、紹介数・質向上が見込めることでしょう。
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エージェントのニーズや意見、フィードバックを収集する手法です。アンケートを通じて、エージェントの現在の満足度や要望を把握し、サービスの改善や新しい取り組みの方向性を設定することができます。
エージェントとの関係を深めるための、情報提供や交流の場を設ける活動です。採用活動の状況や新規事業の紹介、エージェントの疑問や懸念を解消するためのセッションなど、相互の理解を促進することを目的としています。コロナが落ち着いた最近は、オフィスに招いて会社見学会も合わせて行う企業が増えています。
エージェントとのコミュニケーションを行う業務。定例ミーティングや都度の連絡で以下のようなコミュニケーションを取ることで紹介数・質向上を狙います。
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エージェントごとのデータや活動を分析する業務です。紹介数が多い企業・歩留まりが良い企業を可視化することで、関係構築すべきリソースの最適化を図ります。エージェント毎の紹介数・書類通過率・決定率をスプレッドシートで管理するだけでも、注力すべき紹介会社がはっきり見えてきます。
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エージェントへの報酬を抑えることは推奨されません。エージェントも売上を向上させたいと考えているからです。例えば通常35%の報酬で契約しているエージェントに対し「全エージェントに30%でお願いしているので…」と5%値切りする形で依頼するとします。
たった5%の差でも、年収500万円の人材が採用された際には、
年収の30%・・・150万円の成果報酬年収の35%・・・175万円の成果報酬と25万円の差になります。企業としてコストを抑えたいのは理解できますが、報酬の低さが理由で注力企業から外れ、優秀な人材の紹介が遅れる可能性もあるため注意が求められます。
コミュニケーション量が少ないのも問題です。エージェントの注力企業に入るためにはコミュニケーションを密に取り、協力する姿勢が重要です。コミュニケーション量が少なく、最新情報を共有しないままでは、
など、悪循環に陥ります。定期的に情報交換を行い、採用の質を向上させる努力が必要です。
「今月は〇〇名の紹介をお願いしますね」とノルマを提示するのは逆効果となります。指定された人数の紹介を目指そうとすると、ターゲットから外れた人材も紹介せざるを得なくなることがあります。これにより採用につながらなかったり、採用されてもすぐ離職する人材が出たりと、企業とエージェント双方にとって無駄な人件費が発生することになります。
双方にとって良い結果を得るためには、ノルマを提示するのではなく、紹介しやすい企業としての評価を高める努力が効果的でしょう。
A. 地場の求職者層なら山陰4店舗・データベース1,000名以上の流通株式会社、管理職・経営幹部なら銀行系のごうぎんキャリアデザイン、研究職ならWDBと、狙う層で答えが変わります。1社に絞らず、地場と全国大手を組み合わせるのが定石です。
A. 理論年収の30〜40%の成果報酬が相場です。年収400万円の採用なら120〜160万円。入社まで費用はかからず、早期退職時の返金規定が付くのが一般的です。
A. ハローワーク(鳥取・米子・倉吉)は無料で、地元求職者との接点として今も有効です。人材紹介と併用し、職種ごとに使い分けるのが現実的です。
A. 問題ありません。契約自体は無料なので、2〜3社と契約して紹介の量と質を比較するのが一般的です。ただし窓口対応の工数は増えるため、社内の担当を決めてから広げましょう。
A. 正社員を中長期で採用したいなら紹介、繁忙期の一時的な人手なら派遣です。本記事の比較表の「向く場面」を目安にしてください。
A. 首都圏・関西の求職者を持つ全国ネットワーク型(パソナキャリアなど)と、地元の受け皿に強い地場会社の併用が有効です。県の移住支援制度の対象になるかも、求人票に明記すると訴求力が上がります。
A. 候補者がいれば紹介自体は数日〜数週間ですが、要件がニッチな場合は数ヶ月かかることもあります。急募なら複数社への同時依頼と、選考スピードの社内体制づくりをセットで行いましょう。
A. 紹介手数料率・求人票の魅力・レスポンスの速さの3点です。本記事の「エージェント開拓・コミュニケーション方法」の章で、紹介会社に選ばれる企業になるための実務を解説しています。近隣県で人材紹介会社を探す場合は、島根県版・岡山県版もご覧ください。
今回は鳥取県の人材紹介サービスを紹介しました。自社に合いそうな企業の開拓・関係値構築を図ってみてください。一方、全エージェントとコミュニケーションを取る工数が不足している企業も多く存在します。HeaRではエージェント開拓・コミュニケーションを代行し、紹介数・質ともに高めることが可能です。人材紹介の活用にお困りの際はHeaRにご相談ください。
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