はじめまして、HeaR株式会社 代表取締役の大上諒です。2018年にHeaRを創業し、「青春の大人を増やす」という思いを胸に事業を展開してきました。なぜ僕が、「青春の大人」を増やしたいと考えるようになったのか。最初は、大学生になってはじめて行った居酒屋さんで社会人たちが愚痴を言い合っているのを耳にしてショックを受けたことがきっかけでした。
大人たちがみんな楽しみにしている「花金」。学生時代の僕は、花金がどんなに素晴らしいものなのかと思いワクワクしていたのです。しかし、居酒屋で聞こえてくるのは仕事の愚痴ばかり。とても悲しい思いになったのを覚えています。――どうして仕事が楽しくないんだろう? 大人たちが、青春時代を楽しむように仕事をできれば、社会はもっと明るくなるのに……。僕が人材業界に足を踏み入れたのは、働く大人たちが青春できるような社会を作るためでした。
HeaRを創業して以来、採用コンサルティング事業によって実に100社以上の会社をご支援させていただきました。採用を上流の部分から設計し、ミスマッチが生まれないような構造を作り上げるために今も研究を重ねています。「HeaRメソッド」と呼ばれる採用戦略資料は実に150ページにも及び、多くの企業様の採用成功に貢献して参りました。
採用の世界にいる中で、年々こんな思いが強くなっています。「もっともっと、たくさんの大人に青春を感じて欲しい」。事業を立ち上げた当時は、漠然と「青春の大人を増やしたい」という思いでしたが、今は「10万人、100万人、1000万人を青春させるためにはどうしたらいいのだろうか?」と考えるようになりました。
採用コンサルティング事業、並びにキャリアトレーニング事業「シゴトレ」を通して、採用を成功させたい企業様と、キャリアアップしたい求職者様に多くお会いしました。その中で、どうしても社会の格差を目の当たりにしました。学歴フィルター、地域格差、それによって選択肢が狭まってしまう企業や個人が多くいることから目を背けられなくなっていったのです。実際、僕の周りでも学歴フィルターや格差に苦しむ人は存在します。学歴はないものの、大人になってから努力をした人が会社の選考にのることもなく弾かれてしまう。
人材業界に身を置くものとして、この「不平等さ」に向き合ううちに、もっとできる事はないだろうか?と考えるようになりました。そんな思いから生まれたのが、スキルテストSaaSの「ジョブテスト」でした。今まで出会った多くの人の努力を認め、可視化し、採用におけるチャンスの創出とミスマッチの解消を実現するものです。
僕がHeaRを通じて出会った人々は本当にさまざまです。学歴・職歴が申し分ない人。学歴はあるけれど今のキャリアに苦しんでいる人。学歴はないけれどなんとかもがいてキャリアアップしようとしている人。地方から出てきて夢を掴もうとしている人。逆に、東京を離れ地方でのキャリアを模索する人。あらゆる人を青春させるためには、企業側へのアプローチだけでなく、より本質的な社会課題の解決を実現していきたいと考えています。
青春の大人を増やす。このミッションに、僕は人生を賭けています。多くの人が青春したその先に、より素晴らしい未来があると信じて、日々自分自身も青春しながら仕事をしています。