
島根県に強い人材紹介会社7社を、拠点・得意領域の比較表つきで紹介します。成果報酬の相場と返金規定、地場と全国大手の使い分け、島根労働局の最新データ(有効求人倍率1.44倍)まで、累計250社以上を支援するHeaRが企業側の目線でまとめました。(2026年9月更新)
人材紹介とは、人材紹介会社に登録している求職者のなかから自社にあった人材を送客してもらえるサービスを指します。具体的には以下のようなフローで人材紹介会社と採用活動を進めていきます。
人材紹介サービスの料金体系は、一般的に成果報酬が主流です。紹介してもらった求職者が内定承諾をして、実際に企業に入社することで料金発生が確定します。支払うべき料金は採用された求職者の年収に基づいて計算され、現在の相場は年収の30~40%です。例えば年収400万円の人材が入社した場合は、120〜160万円の成果報酬となります。
しかし、入社した求職者が早期退職するリスクも存在します。このような状況を考慮して、人材紹介会社は短期間での離職が発生した場合には支払った料金の全額または一部を返金する規定を設けていることが多いです。これにより企業側のリスクを軽減し、より安心して人材紹介サービスを利用することができます。
人材紹介経由の採用が上手くいっている企業とそうではない企業の違いは以下3つの指標です。
エージェント側も多くの企業を担当しているので「自社に紹介したい」と思ってもらえるような関係構築が必要です。後章で指標を向上するためのエージェント開拓・コミュニケーションについて紹介します。
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島根県の有効求人倍率は1.44倍(季節調整値・2026年7月)で、全国の1.18倍を大きく上回ります。正社員に限っても1.43倍と全国(1.00倍)より高く、県の人口が統計開始以来初めて64万人を割り込むなか、働き手の確保そのものが年々難しくなっています。
島根労働局の島根の雇用情勢(令和8年7月分)によると、島根県の有効求人倍率は季節調整値で1.44倍でした。前月の1.52倍からは下がったものの、全国の1.18倍(厚生労働省一般職業紹介状況 令和8年7月分)を大きく上回る水準です。
注目すべきは正社員の有効求人倍率が1.43倍(原数値)と、全国の1.00倍を大幅に上回っていることです。有効求人全体の55.6%を正社員求人が占めており、島根県は「正社員を採りたいのに人がいない」市場だと言えます。背景には人口減少があります。島根県の推計人口は2025年に統計開始以来初めて64万人を割り込みました。
同じ県内でも、ハローワークの管轄ごとに倍率は大きく違います。採用拠点のエリアによって、人材紹介会社に頼るべき度合いも変わってきます。
| 安定所(管轄エリア) | 有効求人倍率(原数値・2026年7月) | 読み方 |
|---|---|---|
| 隠岐の島 | 1.75倍 | 県内で最も採用が難しい。島外からの人材確保が課題 |
| 雲南 | 1.62倍 | 正社員倍率1.74倍。製造業の集積地で技術者が不足 |
| 川本 | 1.56倍 | 正社員倍率2.22倍と県内最高水準 |
| 松江 | 1.50倍 | 県庁所在地。求人・求職者とも最多で競合も多い |
| 益田 | 1.36倍 | 県西部。前年より低下 |
| 出雲 | 1.34倍 | 製造業・電子部品の求人が集まる |
| 浜田 | 1.27倍 | 水産加工など地場産業圏 |
| 石見大田 | 1.18倍 | 全国水準並み |
※出典: 島根労働局「島根の雇用情勢(令和8年7月分)」の安定所別有効求人倍率(原数値)。県全体の1.44倍は季節調整値のため単純比較はできません。
産業別では、製造業と情報通信業の伸びが目立ちます。県東部の特殊鋼・電子部品の集積に加え、松江市が進めてきたIT企業誘致の効果が求人にも表れています。一方で小売や宿泊・飲食は前年割れで、業種による温度差が大きい状態です。
| 産業 | 新規求人の前年同月比(2026年7月) | 備考 |
|---|---|---|
| 製造業 | +41.6% | 電子部品・デバイスは+80.0%と急増 |
| 情報通信業 | +68.0% | 松江のRuby関連などIT誘致の流れと整合 |
| 建設業 | +18.2% | 増加 |
| 医療・福祉 | +4.3% | 新規求人1,198人と絶対量は県内最大 |
| サービス業(他に分類されないもの) | ▲6.5% | うち職業紹介・労働者派遣業は▲14.7% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | ▲11.3% | 減少 |
| 卸売業・小売業 | ▲21.6% | 減少 |
島根労働局は「改善の動きが弱まっている」と総括していますが、これは採用が楽になったという意味ではありません。新規求人は前年比+1.7%と増え続けており、求職者の絶対数が減る中での採用競争が続きます。県外人材・UIターン層にどう接点を作るかが、島根県の採用の最重要テーマです。
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島根県は製造業(特に伝統工芸品の生産)や農業、そして観光業が地域経済の重要な支柱となっています。製造業では地元資源を活用したものづくりが盛んで、熟練した技術者や職人の需要があります。農業分野ではブランド米や地域特産の果物など、高品質な農産物の生産に関わる人材を求める傾向。
観光業においては、出雲大社や石見銀山といった歴史的・文化的な名所を中心に地域の魅力を国内外に伝えるための人材が重要視されています。この分野ではガイドや接客サービス、イベント企画などの職種での採用が多いです。
最近では島根県もデジタルトランスフォーメーションの波に乗り、IT関連企業の誘致や在宅勤務を可能にする職場環境の整備に力を入れています。若者やUIターン希望者を対象とした積極的な採用活動が行われており、地域に新しい活力をもたらすことが期待されています。
費用の仕組みは島根県でも全国と変わらず、成果報酬型が基本です。相場は採用した人材の理論年収の30〜40%で、入社が確定するまで初期費用も月額費用も発生しません。年収水準が首都圏より低い地方では、率が同じでも1名あたりの実額は抑えられます。
基準となる手数料率は30〜35%で、専門職や管理職では35〜40%に設定される場合があります。請求のタイミングは入社日基準が一般的で、内定承諾の段階では発生しません。「理論年収」に賞与や手当を含むかどうかは会社によって違うため、契約前に定義を確認してください。
紹介された人材が早期に退職した場合に備えて、多くの会社が返金規定を用意しています。一般的なのは退職時期に応じて返金率が下がる段階方式で、目安は1か月以内で大部分、3か月以内で一部です。この条件は会社差が大きい項目なので、複数社を比べるときの比較ポイントになります。
契約は1社に限定せず、複数社と並行するのが標準的な使い方です。契約だけなら無料なので、地場の会社で地域の求職者を、全国型でUIターン層を、と役割を分けて組み合わせる企業が目立ちます。一方で社数が増えるほどエージェント対応の工数は膨らむため、後の章の管理方法とセットで考えてください。
人材紹介以外の採用手法を含めた費用の全体像は、採用代行の費用相場や採用コンサルティングの費用相場の記事で解説しています。
人材紹介を利用することのメリットを4つ紹介します。自社に合った人材を採用できる人材紹介では、エージェント(RAやCA)が求職者と企業の両者に詳細なヒアリングを行います。企業の採用要件と求職者の就職要件をどちらも考慮したうえで、自社にマッチしている人材を紹介してもらえるため、求める人物像に限りなく近い人材を採用することが可能です。
認知度が低い企業でも採用できる可能性が高い認知度が低い企業は、求人サイト経由の応募数が伸びづらい傾向にあります。しかし人材紹介ではエージェントが求職者に対して企業紹介を丁寧に行うため、企業の認知度に関わらず応募を集めることが可能です。そのためには日頃から各人材紹介会社と関係構築を行い、「御社に紹介したい」と思ってもらうコミュニケーションが必要です。
採用が成功するまで費用がかからない人材紹介は成果報酬型のサービスです。そのため採用が成功し、求職者が入社にいたるまで費用は発生しません。初期費用・月額費用をかけずに自社に合った人材を採用することができるため、採用予算を効率的に活用できます。
採用担当者の工数削減採用活動を全て自社で行うと、求人票作成や書類審査、面接などで膨大な業務量になります。人材紹介を活用すると、母集団形成や一定のスクリーニングは事前に完了した状態で求職者を紹介してもらえるので、採用担当者の工数を削減することが可能です。自社の採用要件を丁寧にすり合わせるほど工数も削減されることでしょう。
人材紹介を利用することの懸念点を3つ紹介します。
人材紹介の費用は、成果報酬です。年収の30~40%の費用が採用した人数分だけ必要となります。人材紹介経由で年収400万円の人を10名採用した場合は、1,000万円以上の費用がかかります。人材紹介経由で複数人採用する場合は他の採用手法と比べて費用が割高になる可能性があるため、人材紹介経由の予算と採用要件は事前に言語化しておきましょう。
メリットで紹介した「採用担当者の工数削減」の裏返しですが、自社で行う採用業務が少なくなります。母集団形成やスクリーニングの一部を外注するため、採用ノウハウが蓄積されないことが懸念点となります。全てを紹介会社に任せきりにするのではなく、積極的にエージェントと伴走した採用活動を推進していきましょう。
人材紹介からすぐに求職者を紹介してもらえるとは限りません。特に採用要件が高い場合や採用条件が良くない場合は、エージェントも積極的に推薦してくれません。採用要件や条件面を妥協できない場合は、長期的な採用を視野に入れる必要があります。
選定の軸は4つ——対応職種・拠点の地場性・UIターン対応・得意な層です。松江・出雲の県東部と浜田・益田の県西部では求人の性質が違うため、拠点エリアと職種の両方で会社を選ぶ必要があります。
次の章で紹介する各社を、この軸で整理したのが下の表です。
| 会社名 | 主な拠点 | 得意領域・特徴 |
|---|---|---|
| ヒューマンサポートジャパン | 島根県内 | 地場の総合人材サービス |
| パソナ | 松江市 | 全国大手。管理部門・営業・技術職まで広く対応 |
| 日総工産 | 出雲市 | 製造・エンジニア領域に強い全国大手 |
| 日研トータルソーシング | 出雲市・松江市 | 製造・技能領域。松江に研修施設も設置 |
| WDB(山陰) | 山陰エリア | 研究職・理系専門職に特化 |
| 流通株式会社 | 松江市 | 山陰特化。「鳥取・島根求人ドットコム」を運営 |
| キャリアプランニング | 岡山市(中四国) | 中四国広域。医療福祉・事務系に強み |
※各社の拠点・特徴は2026年9月時点の公開情報にもとづきます。対応職種や契約条件は変わることがあるため、最新の情報は各社に直接ご確認ください。
人材紹介会社を含む採用代行会社の選定基準は、RPO選定5つのポイント(無料資料)にまとめています。
島根県で実力・実績がある人材紹介会社を7社ご紹介
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人材紹介を巻き込んだ採用活動を成功させるためには、以下3つの指標を高める必要があります。
各指標を高めるためのエージェント開拓・コミュニケーション方法のコツを紹介していきます。
契約エージェント数を増やす活動です。採用ターゲットによって開拓すべきエージェントも異なります。相性が悪いエージェントとの連絡・商談が増えると時間対効果が悪くなるため、自社の採用ターゲットにあった企業を探しましょう。
エージェントが紹介したくなる情報を掲載した資料・ドキュメントを制作する業務です。
などを記載しておくとエージェントが紹介しやすくなり、紹介数・質向上が見込めることでしょう。
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エージェントのニーズや意見、フィードバックを収集する手法です。アンケートを通じて、エージェントの現在の満足度や要望を把握し、サービスの改善や新しい取り組みの方向性を設定することができます。
エージェントとの関係を深めるための、情報提供や交流の場を設ける活動です。採用活動の状況や新規事業の紹介、エージェントの疑問や懸念を解消するためのセッションなど、相互の理解を促進することを目的としています。コロナが落ち着いた最近は、オフィスに招いて会社見学会も合わせて行う企業が増えています。
エージェントとのコミュニケーションを行う業務。定例ミーティングや都度の連絡で以下のようなコミュニケーションを取ることで紹介数・質向上を狙います。
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エージェントごとのデータや活動を分析する業務です。紹介数が多い企業・歩留まりが良い企業を可視化することで、関係構築すべきリソースの最適化を図ります。専用ツールがなくても、スプレッドシートに紹介数と選考結果を会社別に記録しておけば十分に可視化できます。
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エージェントへの報酬を抑えることは推奨されません。エージェントも売上を向上させたいと考えているからです。例えば通常35%の報酬で契約しているエージェントに対し「全エージェントに30%でお願いしているので…」と5%値切りする形で依頼するとします。
たった5%の差でも、年収500万円の人材が採用された際には、
年収の30%・・・150万円の成果報酬年収の35%・・・175万円の成果報酬と25万円の差になります。企業としてコストを抑えたいのは理解できますが、報酬の低さが理由で注力企業から外れ、優秀な人材の紹介が遅れる可能性もあるため注意が求められます。
コミュニケーション量が少ないのも問題です。エージェントの注力企業に入るためにはコミュニケーションを密に取り、協力する姿勢が重要です。コミュニケーション量が少なく、最新情報を共有しないままでは、
など、悪循環に陥ります。定期的に情報交換を行い、採用の質を向上させる努力が必要です。
「今月は〇〇名の紹介をお願いしますね」とノルマを提示するのは逆効果となります。指定された人数の紹介を目指そうとすると、ターゲットから外れた人材も紹介せざるを得なくなることがあります。これにより採用につながらなかったり、採用されてもすぐ離職する人材が出たりと、企業とエージェント双方にとって無駄な人件費が発生することになります。
双方にとって良い結果を得るためには、ノルマを提示するのではなく、紹介しやすい企業としての評価を高める努力が効果的でしょう。
A. 山陰特化の流通株式会社(松江)や地場のヒューマンサポートジャパンが地域密着の代表格です。製造・技術職は日総工産や日研トータルソーシングの出雲拠点が厚く、全国型ではパソナが松江に拠点を持ちます。職種で得意先が分かれるため、比較表で確認して2〜3社に声をかけてください。
A. 相場は理論年収の30〜40%の成果報酬です。年収350万円なら105〜140万円が目安です。契約や紹介の段階で、費用は発生しません。
A. 多くの会社に返金規定があります。一般的なのは退職時期で返金率が下がる段階方式です。条件は会社差が大きいので、契約書で期間と率を確認しておきましょう。
A. 同時契約が標準です。契約は無料なので、複数社に声をかけて紹介の質を比べる企業がほとんどです。その分、連絡や求人票更新の工数は増えるため、成果の出る会社に比重を移す運用を前提にしてください。
A. 地場は県内の求職者と企業情報の濃さ、全国型は母集団の広さが強みです。どちらか一方ではなく併用し、採用したい職種でどちらの紹介精度が高いかを見ながら使い分けてください。
A. 島根県は人口減少が最も進む県の1つで、UIターン採用は避けて通れません。全国網を持つパソナなどの大手と、山陰の生活情報に強い流通株式会社のような地場を併用するのが定石です。移住支援金の対象求人にする、住宅情報を提供するなど、県外者の不安を先回りで解消する準備も効果的です。
A. よくある原因は条件と市場のずれ、もう1つはエージェント側の優先順位で自社が埋もれていることです。会社紹介資料の提供と月1回の情報交換から始めて、本記事のエージェント開拓の章にある方法で関係を立て直してください。
A. 可能です。複数エージェントへの連絡・求人票の更新共有・歩留まり集計は、エージェントコントロールの代行として外部に任せられます。書類選考やスカウトまで含めるならAI-RPOの範囲です。
今回は島根県の人材紹介サービスを紹介しました。自社に合いそうな企業の開拓・関係値構築を図ってみてください。近隣エリアの人材紹介会社は、岡山県・四国地方・香川県・愛媛県の記事でそれぞれ紹介しています。一方、全エージェントとコミュニケーションを取る工数が不足している企業も多く存在します。HeaRではエージェント開拓・コミュニケーションを代行し、紹介数・質ともに高めることが可能です。人材紹介の活用にお困りの際はHeaRにご相談ください。
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