採用広報代行サービスの具体的なサービス内容
募集記事の作成/採用広報記事のライティング
採用広報のもっともベーシックな方法である、募集記事や採用広報記事の公開。
記事を出すといっても、ただ闇雲に記事を出すだけでは、せっかく書いた記事の効果が薄れてしまいます。記事を執筆する際には、まず採用ターゲットや記事を読んでほしい人物像、記事の目的を決定する必要があります。
記事を誰に届けるのかを設定するために必ず取り組んでおきたいのが、採用ペルソナの設計です。採用ペルソナとは、自社が採用したい人物像のことです。「それってターゲットと同じじゃないの?」とお思いの方もいるかもしれませんが、ターゲットとは採用したい人物の解像度が異なります。
ターゲットとは、20代・女性・マーケティング経験者などの属性で設定していきます。一方、ペルソナではもっと細かく、どんなキャリア課題を抱えているのか、キャリアの志向性、日々よく見ているメディアやライフスタイルなどを細かく考えていくのが特徴的です。
このペルソナをもとに、発信内容や発信する媒体を決定していきます。
採用広報代行を利用すると、企業によってはこのペルソナ設計から行ってくれることもあります。そのため、ペルソナ設計ができていなかったり、どの媒体や手法を使えばいいのかわからない企業さまには、特に採用広報代行の利用がおすすめです。
採用広報記事を掲載する主なチャネル
note
noteは無料で始められるため、もっとも手軽に採用広報を始められる媒体です。
SEOにも強いため、内容によっては検索からの流入も期待できます。また、ログインやアカウントがなくとも、無料で公開されている記事であればすべての記事を最後まで見れるため、候補者に記事を最後まで見てもらいやすいのが特徴的です。
社員のnoteをマガジンとしてまとめられるため、候補者がよりリアルに感じる社員の“生の声”を一緒に伝えられるのもうれしいポイントのひとつ。
採用広報に力を入れたい場合は、メニューやカラーをカスタマイズできる月額5万円のnote Proもおすすめです。
Wantedly
共感を軸につながるキャリアSNSのWantedlyも、多くの企業に採用広報ツールとして使われている媒体です。
キャリアに特化した媒体であるため、ほかの媒体に比べると顕在層にアプローチしやすいのが特徴です。また、求人の掲載やダイレクトリクルーティングも行うことができるため、さまざまな採用手法をひとつのプラットフォームでまとめて行えるのが大きなメリットです。
オウンドメディア
自社で採用広報メディアを立ち上げるのも一手です。
ただ、大きな初期費用とリリースまでに一定の期間を要するため、いますぐ手軽に採用広報を始めたい企業さまにはあまりおすすめではありません。
また、外部媒体とは違い自社で集客も必要になるため、どちらかというとすでにブランド力のある企業さまに適している手法です。
一方で、自社媒体のため縛りがなく、自由なフォーマットで採用広報をしていけるのは大きなメリットです。
自社がどんな風に採用広報をしていきたいのかや、現在のフェーズによって媒体を使い分けていきましょう。
SNS運用
運用代行
採用広報とSNS、とりわけTwitterは相性がよいです。
一方で、SNS運用では、頻繁な更新が求められるために工数も大きくなってきます。特に、アカウントの立ち上げ期にはフォロワー数を増やすために、一定の労力が求められます。
運用代行を利用すれば、日々の投稿や分析、コメント対応などを丸ごと任せることが可能です。
運用コンサルティング
SNS運用には工数も必要ですが、工数をかければ必ず上手くいくものでもありません。それぞれのSNSに運用のコツがあります。採用広報代行に依頼することで、アカウントをより伸ばしていくためのコンサルティングを受けることが可能になります。
炎上対策
SNS運用で怖いのが炎上です。特にTwitterのような拡散性の高いSNSでは、一度炎上してしまうと一気に広がってしまいます。採用広報代行では、万全の炎上対策を期した上でSNS運用が行われるので、炎上のリスクも最小に抑えられます。
SNS広告運用代行
SNSは、ユーザーとして利用するだけでなく広告としても利用できます。多くの母集団形成を目指す企業さまにおすすめの手法です。
ユーザーとのコミュニケーション
フォロワーだけでなく、自社に関する疑問などを投稿しているユーザーに対しても、コミュニケーションを取りたいと思いつつも、なかなか工数上難しい企業さまが多いのではないでしょうか。採用広報代行を利用することで、こうしたユーザーからの声に対するきめ細やかな対応も可能となります。
採用ピッチ資料作成
採用ピッチ資料とは、採用に特化した会社紹介資料のこと。自社が求める人材に、自社を魅力的に感じてもらうことを目的に作成します。
一般的には下記の4つの項目を記載することが多いです。
- 事業紹介(事業概要、今後の展望など)
- 組織・文化紹介(MVV、経営層や社員の紹介など)
- 求人情報(ポジション詳細、選考フローなど)
- その他情報(福利厚生、給与体系など)
よい採用ピッチ資料の作成には、採用知見だけでなくデザイン知識なども重要になるため、代行に依頼する企業も多いです。
採用ページの作成
候補者の多くは採用ページを利用して、企業の情報収集を行っています。
コーポレートサイトとは別に採用ページを作ることで、より豊富な情報を企業に伝えられ、マッチ度の高い人材を集めることにも繋がります。
しかし、採用ページを作るとなると、大きな工数がかかったりどの情報を載せるのかの取捨選択が難しかったりと自社だけで取り組むのが難しい場合があります。その際にも、採用広報代行を利用することで、素早く採用ページの公開まで辿り着くことができるのです。
採用広報代行サービスのメリット
施策の効果をより高められる
採用広報を行うには、採用の知見はもちろん、記事であればライティングや、動画や画像で訴求するのであればデザインや動画編集、またはSNSに関する知識などの専門的な知見やスキルも求められます。
人事担当者がこれらのスキルを保有していない場合、自社ですべてを行うには一定のスキルアップが必要になるかもしれません。しかし、採用広報代行サービス会社の場合は、採用を熟知しているだけでなく、これらの採用広報に欠かせないスキルを持った人材を抱えていることが多いです。
そのため、自社だけで取り組むよりもクオリティの高い採用広報を行うことができ、結果的に施策の効果をより高めることが期待できるのです。
CXを向上できる
採用広報業務を外部に委託することで、これまで以上に目の前の候補者への対応にリソースを割くことができます。
例えば、選考のフィードバックをより丁寧にしたり、選考の結果通知をより早くしたりといったオペレーション改善や、候補者フォローへのより一層の注力などです。
こうしたことを通じてCXを向上させることで、内定受諾率の向上や選考離脱率の低下といった目に見えやすい効果だけでなく、より候補者に愛される企業へと変化を遂げ、「よい企業だ」というブランドイメージを形成できます。
人事担当者の負担を削減して、やるべきことに集中できる
人事担当者の業務は採用だけでなく、組織開発や制度制度、組織文化形成、労務など多岐にわたります。また、スタートアップやベンチャー企業の場合は特に、人事選任ではなく、ほかの業務と兼任で人事を行っている方もいらっしゃるでしょう。
このように業務が幅広いなかでは、「採用広報もやらなくてはならないものの手が回らない…」と心理的な負担を抱えてしまいがちです。こういった場合に採用広報を代行サービスに任せることで、工数とともに心理的な負担も削減し、時間的にも精神的にもやるべきことに集中しやすい環境を作ることに繋げられます。
社外からの視点を用いた採用広報ができる
自社のことは、社内の視点からだけだと見えにくいこともあります。
採用広報代行サービスを利用して外部の視点を入れることで、思わぬ魅力を発見できたり、客観的に自社がどう見えているのかを知ったりすることができます。
そして、その魅力や見え方を活かした採用広報を行うことで、より候補者の心に響く採用広報を実現することができます。
失敗しない採用代行企業の見つけ方
依頼したい内容を整理する
まず必要なのが、依頼したい内容を洗い出して整理しておくことです。
採用広報の範囲は広いため、漠然と採用広報を依頼したいと思って探していると、自社にとってマッチしている企業がなかなか見つからない可能性があります。
採用広報記事の企画や執筆を頼みたいのか、SNS運用を重視したいのか、はたまた採用ピッチ資料や採用ページのようなストック型の採用広報施策を代行してもらいたいのかによって選ぶべき企業は大きく変わってきます。
また、採用広報代行サービスを行う企業には、採用広報だけではなくスカウト業務や媒体の運用などの採用活動全体の代行も依頼できる場合もあります。
採用広報以外の業務も含めて、自社が任せたいのはどのような業務なのかを整理しておきましょう。
何を重視するのか企業選びの軸を決める
任せたい業務を明確にしたら、次は企業選びの軸を決めます。
判断軸としてよく用いられるのが、コスト面や実績、代行業務の質です。
例えば、とにかくコストを抑えて依頼することを重視するのか、代行を担う人の専門性やアウトプットの量を重視するのかといった部分を決めていきます。
また、いくつか重視する項目がある場合は、優先順位をつけて「ここだけは譲れない」というポイントを決定しておくと判断しやすくなります。
企業の判断軸を表にまとめる
整理した企業の判断軸を表にまとめておくことで、それに照らし合わせてバイアスが少なく素早い判断が可能になります。
Best・Better・Nomalの3項目に分け、コスト・質などの観点ごとにどんな条件があればそれぞれに当てはまるのかをまとめましょう。その上で、「観点AがBestの企業に依頼する」「Betterが3つ以上の企業に依頼する」などと事前に判断基準も決めておくと、判断が格段にしやすくなります。
依頼する企業の体制を確認する
企業によっては、実際に業務を行う人とフロントに立ち自社とのやり取りをする人が、異なることがあります。ここが異なると、コミュニケーションコストが大きくなってしまう可能性が高いです。
依頼後に「思っていたのと違った」とネガティブな気持ちを抱かないためにも、社内体制についても、確認しておくことがおすすめです。
実績を確認する
最後に確認しておきたいのが実績です。
実績がある企業が良いのは言うまでもありませんが、そのなかでも、自社と同じ業界や似た規模の企業の実績がある企業に依頼するのが、成功確率が高いです。
実績の有無だけでなく、具体的にどんな企業での実績があるのか、事前に確認しておきましょう。
採用広報代行ならHeaR!
今回の記事では、採用広報代行サービスについてご紹介してきました。
採用広報は、採用のミスマッチを防いだり潜在層へのアプローチができたりと効果が高く、現在の採用活動には欠かせない取り組みです。
しかし、採用広報記事のリリース、SNS運用、採用サイトや採用ピッチ資料の作成など、取り組むべき事柄が幅広く、大きな工数がかかる取り組みでもあります。
採用広報代行サービスを利用することで、この大きな工数を削減できるだけでなく、社外からの視点を取り入れた質の高い採用広報を行うことが可能になります。
採用広報代行を依頼する企業を選ぶ際には、自社が求めるものや企業の選定軸を明確にした上で、実績や代行先の体制などの重要事項を漏れなく確認して、慎重に企業を選びましょう。
HeaRでは、これまで行ってきた100社以上の採用コンサルティングの実績を活かして、採用広報代行を行っています。
ペルソナ設計などの上流から実際の記事執筆やSNS運用まで、一気通貫でご依頼いただくことが可能です。
もし「採用広報にもっと力を入れたい」「採用広報がうまくいっていない」とお悩みの採用担当者さまがいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にHeaRにご相談ください。
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