
採用ブランディングとは、候補者に自社と他社の違いを知覚してもらい、選ばれる確率を高める取り組みです。企業ブランディングとの違い、HeaR式の進め方6ステップ、費用相場、Before/After付きの支援事例9件、効果の測り方までを、累計250社を支援する採用コンサルが解説します。(2026年9月更新)
採用ブランディングとは、候補者に「この会社は他社とここが違う」と区別・知覚してもらい、選ばれる確率を高めるための取り組みです。採用活動において自社をブランディングすること、と言い換えられます。HeaRでは採用ブランド力を「企業の魅力度×体験の量×体験の一貫性」の3要素で捉えています。
採用ブランディングとは文字通り、採用活動において自社をブランディングすることです。「ブランド」という言葉は、牛などの家畜に焼印をつける「Brandr(ブランドル)」が語源だと言われています。自分の家畜と他人の家畜を間違えないように焼き印を付けたことがブランドの始まりです。ブランディングの役割は自社と他社の区別。採用ブランディングとは、候補者に「御社と◯◯社は★★★という点が異なる」「御社と◯◯社は★★★という点が異なるからこそ、御社が良い」と区別・知覚してもらうための取り組みです。採用ブランディングに取り組むことで競争力が高まり、数多くの企業から自社を選んでもらえる確率が高まることでしょう。
労働人口の減少により有効求人倍率は増加の一途を辿っています。(参考:厚生労働省 有効求人倍率の推移)職種によっては有効求人倍率が10倍以上。1人の候補者を採用するために10社と競争をしなければなりません。企業側は候補者から選ばれるための努力が求められます。そこで注目されつつあるのが採用ブランディングです。候補者から選ばれる確率を高めるために採用ブランディングに取り組む企業が増えてきました。また<strong>「今すぐ転職はしないけど、良い会社を知っておきたい」</strong>と考える転職潜在層に対して自社をアピールしておくことで中長期的な採用候補者数の最大化を図る、という点においても採用ブランディングは注目されています。
ではいったい採用ブランディングが優れた企業とはどのような企業でしょうか?HeaRでは採用ブランド力を3つの要素に分解しています。
3つの要素の掛け算の値が大きいほど、採用ブランディングすなわち他社との区別がされやすく且つ候補者から選ばれやすくなると考えています。(採用ブランディングの策定方法は後章で説明)
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HeaRではこれまで累計250社以上の採用支援の中で、数多くの採用ブランディングに取り組んできました(以下、一例)
成功事例を分析した結果、採用ブランディングに取り組むべき企業さんの特徴は以下です
採用ブランディングに取り組むことでこのような課題を解決できます。それでは次章以降で採用ブランディングのメリットや構築方法をインストールしていきましょう。
採用ブランディングは「候補者からどう見られたいか」を設計する活動で、企業ブランディングは「顧客や社会からどう見られたいか」を設計する活動です。採用マーケティングと採用広報は、採用ブランディングで決めた方向性を候補者に届けるための手段にあたります。4つの関係を整理すると次のようになります。
| 対象 | 目的 | 時間軸 | 主な施策 | |
|---|---|---|---|---|
| 企業ブランディング | 顧客・取引先・社会 | 企業やサービスの価値を認知・信頼してもらう | 長期 | 理念策定、CI、広告、広報 |
| 採用ブランディング | 候補者・社員 | 候補者に他社との違いを知覚してもらい、選ばれる確率を高める | 中長期(成果まで6〜12ヶ月) | ペルソナ、3C分析、PoD、コンセプトコピー、体験設計 |
| 採用マーケティング | 候補者 | 候補者の認知から応募までの行動を設計し、応募数を増やす | 中期 | 4P分析、ファネル設計、チャネル選定 |
| 採用広報 | 候補者 | 具体的な求人に向けて情報を届け、応募を促す | 短期 | 記事、SNS、イベント、求人広告 |
企業ブランディングは、事業の顧客に向けて「どんな価値を提供する会社か」を伝える活動です。採用ブランディングはその土台の上で、候補者に向けて「どんな人が、どんな環境で、何のために働いているか」を伝えます。両者は別物ではなく、企業ブランディングが弱いと採用ブランディングも説得力を持ちません。逆に、事業のブランドは強いのに採用市場での認知が「有名だが働くイメージが湧かない」状態にとどまっている企業は少なくありません。この差を埋めるのが採用ブランディングの役割です。
採用マーケティングは、企業の魅力や特徴を求職者に効果的に伝えるためにマーケティング手法を活用します。具体的には、「4P」や「AISAS」などのフレームワークを用いて現状を分析し、適切な戦略を立案します。これにより、より多くの求職者の興味を引き、応募者数を増やすことが目的です。採用マーケティングは、採用ブランディングを基盤にして展開されるため、ブランドの強固な基盤が必要です。
採用マーケティングの進め方は16時間で完成する採用マーケティング戦略の記事で解説しています。
採用広報は、企業が求める人材からの応募を促進するための広報活動です。具体的な活動には、求人広告の作成・配信、企業の働き方やカルチャーの紹介、採用イベントの開催などが含まれます。採用広報は、企業の具体的な求人ニーズに応じて行われ、短期的な採用活動に焦点を当てています。採用ブランディングと異なり、長期的なブランド構築ではなく、即効性のある広報活動に重点を置いています。
採用広報の設計は採用広報の記事で成功事例とあわせて解説しています。
採用ブランディングに取り組むと、認知の量と質が上がり、応募数の増加、選考辞退の減少、採用コストの抑制、入社後のエンゲージメント向上までが連鎖して起きます。HeaRの支援先では、応募数が前年比2.73倍になった企業や、採用辞退率が10%以上減少した企業があります。
採用ブランディングを通して得られるメリットを7つ紹介していきます。
企業の認知度は2つに分類することができます。
採用ブランディングに取り組むことによって
ことが期待できます。
認知の量・認知の質が向上することで
採用ブランディングに取り組むことで、結果的に応募者数が増えることが期待できます。HeaRが支援した新卒採用のベンチャー企業では、採用計画の立案から実行までを一貫して設計し直した結果、ナビサイトからの応募者数が前年比2.73倍になりました(詳細は後の章の事例表)。
自社の採用ブランディングを確立・言語化したあとは、採用担当者(人事や現場の面接官など)に必ず共有しましょう。言語化→共有のプロセスを経ることで、各採用担当者が自社の魅力を”同じ質”かつ”高いレベル”で候補者へ訴求することが可能になります。これまで属人的に行われていた採用活動(面接・面談)が減っていき、各採用担当者が各候補者を惹きつけることが増えていくことでしょう。
魅力的な採用ブランディングを確立することで、候補者を惹きつけやすくなります。
といった状態が期待できます。その結果、選考辞退率が減少したり内定承諾率の向上が見込めます。HeaRが支援したSaaSベンダーでは、採用ブランディング戦略に基づく採用ピッチ資料と面接官トレーニングにより、採用辞退率が10%以上減少し、内定率も5%ほど向上しました(詳細は後の章の事例表)。
採用ブランディングを強化すると、自主応募も増えることでしょう。また歩留まり(選考辞退率/内定承諾率)が良化すると、採用目標に必要な面談数も減少します。結果、契約媒体数の削減・エージェント経由の採用数減少などを通して採用コストを抑えることが期待できるのです。
採用ブランディングを強化すると、候補者も企業のことを多く理解したうえで内定承諾の意思決定をすることができます。すると入社後も「思った通りだ!」「入社して良かった」と、入社前後のギャップに苦しむことなくエンゲージメントの向上が期待できます。採用のゴールは入社ではありません。入社後にエンゲージメントが高まることで、早期に事業成長に貢献してくれたり、入社後の定着率向上に寄与してくれることでしょう。
採用ブランディングを言語化→共有する過程で、既存社員は自社の魅力を再認識します。社員の一員としての自覚や誇りが強まり、モチベーション向上につながることでしょう。また既存社員が面接官として自社の話を候補者にして好意的な反応が返ってくると、さらにモチベーションが高まります。現場社員を巻き込んだ採用ブランディングに取り組むことで、採用だけにとどまらない効果を発揮することでしょう。
採用ブランディングは、求める人物像の策定、3C分析、ポジショニング・PoDの策定、コンセプトコピーの策定、情報発信、PDCAの6ステップで進めます。HeaRが累計250社以上の支援で使ってきた手順で、前半3ステップが「誰に・何を」の言語化、後半3ステップが「どのように」の実践にあたります。
| ステップ | やること | 主な成果物 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 1. 求める人物像の策定 | ターゲットとペルソナを言語化する | 採用ターゲット定義、ペルソナシート | 2〜3週間 |
| 2. 3C分析 | 自社・競合・候補者を調査し、4Pで魅力を整理する | 社員アンケート、競合比較表、4P整理シート | 3〜4週間 |
| 3. ポジショニング・PoDの策定 | 候補者が求め、自社が提供でき、競合が提供しづらい軸を決める | ポジショニングマップ、PoD定義 | 2週間 |
| 4. コンセプトコピーの策定 | PoDを候補者に届く言葉にする | コンセプトコピー、トーン&マナー | 2〜4週間 |
| 5. 情報発信 | 全タッチポイントで一貫して発信する | 採用サイト、採用ピッチ資料、記事、面接官ガイド | 継続(6〜12ヶ月) |
| 6. PDCA | 候補者の声と歩留まりで検証し、改善する | 候補者アンケート、KPIダッシュボード | 四半期ごと |
目安の期間は、社員インタビューや調査の規模で前後します。
採用ブランド力の構成要素は
とお伝えしました。採用ブランディングの実施とは、この3つの要素の言語化→実践→分析→改善を繰り返していくことを指します。また企業の魅力度とは<strong>「誰に」「何を」「どのように」</strong>の質に大きく左右されます。
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それでは詳細な実施手順に入っていきましょう。
採用活動では”自社のターゲットから”選ばれる必要があります。自社のターゲット外(お見送りになってしまう方)からの応募が増えたところで、採用ブランディングが成功したとは言えません。まずは自社の採用ターゲットを言語化しましょう。
などの情報を言語化しておくことで採用ブランディングの対象者「誰に」が明確になります。上記情報にとどまらず採用ペルソナを策定する方法もおすすめです。採用ターゲットと採用ペルソナでは粒度が異なります。ターゲットは年齢・年収・経験などの要素にある程度幅を持たせますが、ペルソナは「一人の架空の人物」を想定して多数の要素を詳細に設定します。採用ブランディングの質向上や社内の共通認識を取りやすく効果もあるので、ぜひ取り組んでみてください。ペルソナはイメージだけではなく、活躍している現社員を基に設計しましょう。一般的なデータだけでなくライフスタイルや趣味なども加味して、具体的にイメージできるペルソナを設計すると採用戦略の方向性が具体的になります。ナントナクで終わらせない採用要件(ペルソナ)の策定方法
求める人物像が固まったら、採用市場における自社の立ち位置を把握します。競争環境を把握することで、自社が打ち出すべき魅力の方向性が定まりやすくなります。そこで活用するフレームワークが「3C分析」です。
3C分析ではアンケートやインタビューを駆使しながら<strong>「自社や競合の魅力はどこか?」「候補者は会社に何を求めているのか?」を、定量的・定性的に言語化</strong>していきます。魅力を言語化する際は、企業の魅力を4つに大分類しそこから詳細を掘り下げていきましょう。
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候補者のキャリア課題を分類するフレームワークが「4P」です。キャリア課題を解決する企業側にとっては、自社の魅力を整理するフレームワークとも言えるでしょう。採用活動に必須のフレームワーク!4P戦略で候補者を惹きつける
自社の立ち位置を把握できたら、候補者から選ばれやすくなるためのポジショニングを策定していきます。訴求すべき魅力を戦略的につくることで採用ブランド力を高めていきましょう。当ステップでは「ポジショニングマップ」もしくは「PoD」を策定していきます。ポジショニングマップもPoDも近しい考え方なので、取り組みやすい方法をお選びください。PoDとはPoint of Differenceの略で
を指します。
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策定する際の注意点を2つ紹介します。まず自社の立場を考慮したポジショニング・PoDを策定しましょう。立場によって取るべき戦略が異なります。
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他にも以下のような注意点がございます。
多くの企業は3C分析を通して自社の尖った魅力を見つけることができるので「うちには特徴がない」と悩んでいる企業さんはぜひ3C分析に取り組んでみてください。競合分析は自社の採用状況や実際に入社した社員、他社の採用情報のリサーチなどを進め、複合的な情報から進めていくことが必要です。
競合他社との差別化ポイントを策定できたら、コンセプトコピーに落とし込んでいきましょう。印象的なコピーをつくることができれば、候補者からの興味・関心をより高めることができます。以下要素を含んだコピーを作成できると候補者の印象に残りやすくなります
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HeaRでは<strong>「青春の大人を増やす」</strong>をコンセプトコピーに設定していますが、以下のような狙いを持って策定しました。

コンセプトコピーは一朝一夕で完成するものではございません。何度もブレスト・議論を重ねて、納得できるものを作り上げていきましょう。
採用ブランディングは、言語化して終わりではございません。策定したポジショニングマップ・PoDに該当する施策を打ち続けて”はじめて”ブランドが強固になります。
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当ステップ以降は実行・実践に重きを置き、採用ブランド力の「体験の量」「体験の一貫性」を強化していきましょう。体験の量を最大化するために、候補者とのあらゆるタッチポイントで魅力を発信していきます。
など数多くのタッチポイントを創出することが重要です。一方、量を追うあまり「体験の一貫性」が損なわれる企業が多いので、人事部もしくは経営陣が主導してコンテンツのチェックや面接官トレーニングの実施を通して質を担保していきましょう。より詳細に設計する際はキャンディデートジャーニーマップを策定することもおすすめしております。候補者に「いつ」「何を」「どのように」訴求するかを詳細に言語化する方法です。
採用ブランディングの目的は、候補者から選ばれる確率を高めるためです。策定した採用ブランドが機能しているか否かを定期的に分析・改善する必要があります。対候補者に対してアンケート・ヒアリングを行い
などを収集することで、採用ブランディングの良し悪しを判断しやすくなります。他にも
なども参考にしながら採用ブランディングのPDCAを回していきましょう。
採用ブランディングを外部に依頼する場合の費用相場は、公開されている情報では一式100〜300万円が中心で、コンセプト策定から採用サイト制作、面接官トレーニングまで含めると300万円を超える案件もあります。依頼先の種類と、含まれる工程で金額が決まります。
| 依頼先 | 費用の目安(一式) | 得意な範囲 |
|---|---|---|
| 制作会社(採用サイト・パンフレット中心) | 100〜300万円 | クリエイティブ制作。戦略策定は含まないことが多い |
| 広告会社・PR会社 | 100〜500万円 | 広告・PRと組み合わせた発信 |
| 採用コンサルティング会社 | 100〜800万円 | 調査・戦略策定から制作、面接官への浸透まで |
| 内製 | 人件費のみ | 社内の工数と、調査・制作のスキルが前提 |
採用ブランディングの費用は、歩留まりの改善で回収します。選考辞退率が下がり内定承諾率が上がると、同じ採用人数に必要な母集団が減り、媒体費やエージェント費が減ります。たとえば年間10名採用で1名あたりの採用単価が100万円の企業なら、歩留まり改善で必要母集団が2割減るだけで、年間200万円前後のコスト差が生まれる計算です。加えて、入社前後のギャップが減ることで早期離職の再採用コストも抑えられます。
採用ブランディングの支援会社を選ぶときは、次の4点で比較してください。
HeaRの採用ブランディング支援は、調査から策定、制作、面接官への浸透までを一気通貫で行う型です。詳しくは採用コンサルティングのサービス詳細をご覧ください。
▶ 自社の採用ブランディングの現在地を整理したい方へ|採用のプロに無料で壁打ちする
HeaRが支援した採用ブランディングの事例を、課題(Before)・打ち手・成果(After)で整理しました。社名は伏せています。
| 業界・規模 | Before(課題) | 打ち手(PoD・施策) | After(成果) |
|---|---|---|---|
| 新卒採用のベンチャー企業 | 感覚的な採用活動で応募数が少ない | 採用計画の立案から実行まで一貫して設計 | ナビサイト応募数が前年比2.73倍、母集団形成が3ヶ月前倒し |
| SaaSベンダー(上場) | 競合との差別化ができていない | 戦略に基づく採用ピッチ資料の作成と面接官トレーニング | 採用辞退率10%以上減少、内定率5%向上 |
| IT×上場企業 | リブランディングの必要性 | 競合調査・社員インタビュー・コンセプトコピー策定。PoDを自社業界×グローバル×自社プロダクトに設定し、アクションアイテム30個以上を策定 | コンセプトに共感した人材の採用に成功 |
| スマホゲーム運営企業(エンジニア採用) | 内定承諾率が低い | ペルソナ策定・従業員アンケート・社員インタビュー。PoDをプロダクトの社会的意義に設定し、採用ピッチ資料に反映 | コンセプトに共感したエンジニアの採用に成功 |
| 製造業×上場企業(新卒) | 有効応募数が不足 | PoDを自社業界×成長環境に設定。採用サイト・スカウト運用・面接官トレーニングを実施 | 採用目標を達成 |
| ホテル・リゾート運営大手 | 採用サイトを作っても辞退が減らない | ダブルミーニングのコンセプトコピー策定、採用サイトのクリエイティブディレクション、面接官への浸透 | 内定承諾率が約15%向上 |
| ガスインフラ企業(約300名) | 現場職の魅力が伝わらず、エージェント経由の紹介も伸びない | 「あたりまえ」を支える仕事の価値を言語化したコンセプト策定、採用サイト制作、面接官・エージェントへの浸透 | 内定承諾率・選考歩留まりが向上、エージェント紹介数が約30%増 |
| BtoB食品メーカー(約170名・新卒) | 知名度がなく学生に地味に見られる | 「生活のインフラ企業」としてカテゴリを転換するコンセプトコピーと求人原稿の再設計 | ターゲット層からの応募数が前年比1.8倍 |
| 大手技術者派遣(新卒技術職) | 母集団は集まるが選考途中と内定で辞退される | 事業会社と競合しないターゲットへの再設計と、それに沿ったコンセプト・説明会資料 | 選考歩留まりと内定承諾率が改善 |
成果の数値は各社の採用データにもとづく相対値で、母数や期間は案件により異なります。
HeaRでは採用ブランディングの実績が豊富にございます。以下にいくつかの事例を記載いたします。
リブランディングの必要性に迫られていたSaaS企業様の支援事例です。・競合調査/社員インタビュー/コンセプトコピー策定を実施・PoDを自社業界×グローバル×自社プロダクトに設定・PoDに沿ったアクションアイテム(30個以上)を策定HeaRが採用ブランディングの策定から実行計画までを一気通貫で支援。結果、採用コンセプトに共感した方々の採用成功に貢献。
内定承諾率が課題のスマホゲーム運営企業様の支援事例です。・ペルソナ策定/従業員アンケート/社員インタビュー/コンセプトコピー策定を実施・PoDをプロダクトの社会的意義に設定・PoDを訴求する採用ピッチ資料を作成HeaRが採用ブランディングの策定から施策実行までを一気通貫で支援。結果、採用コンセプトに共感したエンジニアの採用成功に貢献。
有効応募数が課題の製造業界×上場企業様の支援事例です。・ペルソナ策定/従業員アンケート/社員インタビュー/競合調査/コンセプトコピー策定を実施・PoDを自社業界×成長環境に設定・PoDを訴求する採用サイト/スカウト運用/面接官トレーニングを実施HeaRが採用ブランディングの策定から施策実行までを一気通貫で支援。結果、採用目標達成に貢献。
採用ブランディングにお困りの際はご相談ください。上記以外の事例も豊富にございますので、貴社に近しい事例を交えてサービス説明いたします。
採用ブランディングの成功事例を3社ご紹介します
「チームワークあふれる社会を創る」を理念として掲げているサイボウズ社。制度・風土を改善し続けてきたことにより、働きがいのある会社ランキングでは上位にランクインしています。そんな同社も2005年は離職率28%でしたが、一人ひとりのワークスタイルを尊重し働きやすい会社を目指したことにより、2018年には離職率を4%まで下げることに成功しました。その結果、サイボウズ社といえば「100人いたら100通りの働き方があってよい」というキャッチコピーが有名になるほど、「働きやすそう」「個性尊重」「自由」というイメージを認知してもらうことができました。参照:https://logmi.jp/business/articles/321507
候補者に社内情報をオープンにすることで3年半で100名以上の採用に成功したSmartHR社。「透明性」にこだわり、情報のオープン化、インパクトのある企画、従業員エンゲージメントを高める取り組みなどをしてきました。採用ピッチ資料をWEB上に公開したことも反響を呼び、資料公開から約1年で応募数は5.3倍に。資料内には福利厚生や給与テーブルなどの記載もあり、選考段階から情報のオープン化にこだわっています。また、バリューには「自律駆動」を掲げており、主体的な行動をした社員を日常的に称賛する風潮があります。候補者には包み隠さずすべてをお伝えすることで、自社にあった人材の採用に成功しています。参考:https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1110
オウンドメディア「mercan(メルカン)」によって採用ブランディングに成功したメルカリ社。メルカリ内で働く人についての記事を公開することで「人」を魅せるブランディングを強化しています。「社外と社内の情報やイメージの格差をなくし、入社後のミスマッチをなくす」べく、創刊から2年半で1000本以上の記事を公開しています。記事を読んで「一緒に働きたい!」と思ってくれた方からの応募が多く、創業して5年で社員数1000人を超える企業に成長しました。参考:https://www.fastgrow.jp/articles/mercari-ishiguro-saimaru
採用ブランディングの効果は、認知・応募・選考・内定・定着の各段階の指標で測ります。ブランドの浸透は数ヶ月遅れて数字に出るため、先行指標(認知・応募の質)と結果指標(承諾率・定着率)を分けて追うことが重要です。
| 段階 | 指標 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 認知 | 採用サイトの訪問数、指名検索数、SNSの反応 | 量だけでなく「狙った層に届いているか」 |
| 応募 | 応募数、ターゲット層の応募比率、応募理由 | 応募理由にコンセプトの言葉が出てくるか |
| 選考 | 選考通過率、面接後の辞退率 | 面接官がコンセプトを体現できているか |
| 内定 | 内定承諾率、承諾理由・辞退理由 | 他社比較でどこが決め手になったか |
| 定着 | 入社1年以内の離職率、入社後アンケート | 入社前後のギャップの有無 |
数値に加えて、候補者アンケートやヒアリングで「印象に残ったコンテンツ」「面談で印象に残ったエピソード」を集めると、どのタッチポイントが効いているかが分かります。指標は四半期ごとに見直し、応募数や質の減少、辞退理由の偏りが出てきたら改善の合図です。候補者側の体験を段階ごとに設計する方法は採用CX(候補者体験)の記事で解説しています。
生成AIの普及で、採用ブランディングは「作る工数」が下がり、「一貫性を保つ設計」の価値が上がっています。記事や求人原稿の下書きは短時間で作れるようになった一方、どの会社も似た文章を出せるようになったため、自社にしかない魅力の言語化(PoD)と、それを全接点で崩さない運用が差になります。
AIが効く場面は主に3つです。
一方で、AIに任せると崩れやすいのが「体験の一貫性」です。量産した記事の中でコンセプトと矛盾する表現が混ざる、面接官の言葉と発信内容がずれる、といった事態は候補者に「発信と実態が違う」という印象を与えます。AIで作る量を増やすほど、人事や経営陣によるチェックと面接官への浸透の重みは増します。
採用ブランディングに取り組む際のポイント・注意点をご紹介します。
採用ブランディングは人事や採用担当者だけで完遂できるものではございません。
全社を巻き込めるか否かによって採用ブランディングの質や浸透スピードが変わります。人事や経営陣が音頭をとって「今こそ採用ブランディングが必要だ!」と全社を巻き込んでいきましょう。
採用ブランディングに着手してすぐに結果が出ることは稀です。HeaRの支援実績でも早くて6ヶ月、平均では12ヶ月前後で結果が出始めます。つまり採用ブランディングに着手する際は、12ヶ月間は続ける覚悟が必要です。採用ブランディングが上手いと感じる企業さんが「実は2年以上も同じコンセプトで発信し続けている」なんてことも多く存在します。まずは策定した採用ブランディングを1年ほど訴求しつつ、その後に分析・改善フェーズに移ることをお勧めしております。
採用ブランディングの実施手順「5. 採用ブランディングに沿った情報発信」でもお伝えしましたが、採用ブランディングは、言語化して終わりではございません。策定したポジショニングマップ・PoDに該当する施策を打ち続けて”はじめて”ブランドが強固になります。継続的に情報発信をしないと
可能性があります。全社を巻き込みながら、継続的な情報発信を行っていきましょう。
アンケートやインタビューを通して採用ブランディングを定量的・定性的に分析しましょう。競合他社の動きや社会の風潮に合わせて適切なポジショニングを取り続ける必要があります。採用活動を行う過程で
といった傾向が出始めたら改善の兆しかもしれません。候補者から選ばれ続けるためにも定期的に振り返り・改善を行っていきましょう。
A. 対象と目的が違います。企業ブランディングは顧客や社会に向けて企業やサービスの価値を伝える活動、採用ブランディングは候補者に向けて「どんな人がどんな環境で働いているか」を伝え、他社との違いを知覚してもらう活動です。企業ブランディングが土台で、採用ブランディングはその上に築きます。
A. 外部に依頼する場合、公開情報では一式100〜300万円が中心です。制作会社は100〜300万円、広告会社は100〜500万円、コンサルティング会社は100〜800万円が目安で、調査・策定・制作・浸透のどこまで含むかで変わります。見積もりを比較する際は、含まれる工程を先に揃えてください。
A. HeaRの支援実績では早くて6ヶ月、平均では12ヶ月前後で結果が出始めます。応募数や質といった先行指標は数ヶ月で動きますが、内定承諾率や定着率などの結果指標は1年程度見る必要があります。着手する際は12ヶ月間は同じコンセプトで続ける前提で計画してください。
A. 知名度で選ばれにくい企業ほど効果が大きい取り組みです。採用ブランディングの多くは費用ではなく「自社の魅力を言語化し、全接点で一貫して伝える」設計で決まるため、規模による不利はありません。むしろ意思決定が速く全社を巻き込みやすいことは、中小企業やスタートアップの強みです。
A. 進められます。本記事の6ステップのうち、求める人物像の策定と3C分析は社内の情報で始められます。外部に頼む価値が大きいのは、社員インタビューや競合調査の客観性、コンセプトコピーの言語化、面接官への浸透といった「社内だと視点が固定されやすい」工程です。
A. 採用ブランディングが「どう見られたいか」の設計で、採用広報はそれを候補者に届ける発信活動です。採用広報だけを先に始めると、記事ごとに伝えるメッセージがぶれ、発信量の割に印象が残らない状態になりがちです。
A. 認知(サイト訪問・指名検索)、応募(応募数・ターゲット層比率)、選考(面接後の辞退率)、内定(承諾率)、定着(1年以内離職率)の段階別に指標を持ち、候補者アンケートで「印象に残ったコンテンツ」を集めてください。四半期ごとに見直し、辞退理由に偏りが出たら改善の合図です。
採用ブランディングに取り組むことで採用力を高め、候補者から選ばれる企業を目指しましょう。採用ブランディングにお困りの際はHeaRにご相談ください。累計250社以上の採用支援で培った採用ブランディングの実績とノウハウをもとに、貴社に近しい事例を交えてご説明します。候補者体験の設計は採用CX(候補者体験)の記事、認知フェーズの発信は採用広報の記事も参考にしてください。
▶ 採用ブランディングの策定から浸透まで伴走する採用コンサルティングの詳細はこちら
採用課題に合わせた最適な打ち手を、HeaRが共に設計します。
まずは資料でサービスの全体像をご確認ください。